ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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『父と暮せば』★★★★★★★★★(9点)

宮沢りえと原田芳雄の(ほぼ)二人芝居、『父と暮せば』
監督は黒木和雄。戦争モノを多く手がけてきた監督のようです。
『美しい夏キリシマ』も、この監督の作品。
早く観たいんだけど、まだ観れていません。
c0019227_075411.jpg

観ていて、「舞台っぽいな~」と思って、後で調べたら、やっぱり舞台作品でした。
映画版は、それに、少し視覚効果を足してみた感じでしょうか。

広島に落ちた原爆を生き延びた美津江が、父と家で会話を交わす、
本編のほとんどはそんなシーンで構成されてます。
美津江が出会った大学院生の木下という青年が出てきますが、ほんの少しだけ。
ほとんどが、美津江と父の二人芝居です。
しかし、この二人芝居、ちょっとワケあり。
映画を観始めてしばらくすると、そのワケが分かります。

しかし、この宮沢りえと原田芳雄の父娘の会話というか、そのかけあいが素晴らしい。
とても楽しくて、でもちょっと切なくて、
父の思い、娘の思い、心の動き、それらがとても上手く表現されてます。
原田芳雄は言わずもがなですが、宮沢りえって、本当にいい役者さんになりましたね・・・
原田芳雄も、宮沢りえも、広島弁を(たぶん)完全にマスターしていて凄い。
本当にいい。アイドル時代から見ている僕の世代からすると感慨深いです。

美津江は父に、勤め先の図書館で出会った木下という青年の話をして、
父は美津江に、恋をするように励ますけど、美津江はそれを拒み続ける。
次第に美津江は、恋を避ける訳と、父への思いを吐き出す。
このへんの心の揺れを表現できるのは、本当に宮沢りえだけじゃないかと思ってしまう。
そしてそれを聞いた父が映画のラストで家を出ていくシーンがとても鮮やか!
こんなに素晴らしい映画なのに、あまり話題にならないなんて!
観ないと勿体無いですよ、コレ。
久々に9点です。
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by ginpei_chan | 2005-08-08 00:04 | 映画(た行)