『血と骨』★★★★★★★☆(7.5点)
2005年 08月 15日
崔洋一が、梁石日の原作を映画化した『血と骨』。
主演はビートたけし、共演が鈴木京香、オダギリジョー、田畑智子、新井浩文のほか、
松重豊、柏原収史、寺島進、国村隼、塩見三省、濱田マリなど豪華キャスト。
ストーリーは、大正の時代に、韓国・済州島から大阪に渡ってきた労働者の金俊平が、
その類稀な肉体の強さと強欲と凶暴さで大阪・生野でのし上がり、
見初めた女を強姦して孕ませ、後に妻や子供など自分の家族や、
周囲の人間と確執を起こしながら力強く生き抜いていくというもの。
とにかく、見ものは、ビートたけしが迫真の演技を見せた金俊平の生き様。
もともと893役を得意とするビートたけしだけど、
今回の金俊平という、893ではないが、混沌の時代を生き抜いた怪物を演じるという方が
ハマり役だったんじゃないかなあと思いました。
競演陣も良かったけど、オダギリジョーをもっと観たかったな、という感じ。
もっと大きな役だと思っていたので残念でした。
オダギリジョーは、『この世の外へ』もそうでしたが、
この時代の若者を演じるのがとてもハマりますね。
それから、鈴木京香は、去年の映画賞などで絶賛されてたみたいだけど、
そこまで凄くもなかったかなと思いました。
でも、大阪の50年くらいの歴史を描いた物語と映像は興味深い。
今でも、市場がとても活気があって、焼肉が美味しい街ですが、
その生野の過去の姿がこんなんだったんだなあと、とても面白かったです。
(そういえば、『夜を賭けて』も舞台が生野だったっけ??)
崔洋一監督作品については、個人的には、
『刑務所の中』や『マークスの山』の方が好きかな。
でも、去年の日本映画を代表する作品ということでは異論はないです。
(いや、それでも、『誰も知らない』の方が・・・(笑))
7.5点。
主演はビートたけし、共演が鈴木京香、オダギリジョー、田畑智子、新井浩文のほか、
松重豊、柏原収史、寺島進、国村隼、塩見三省、濱田マリなど豪華キャスト。
ストーリーは、大正の時代に、韓国・済州島から大阪に渡ってきた労働者の金俊平が、
その類稀な肉体の強さと強欲と凶暴さで大阪・生野でのし上がり、
見初めた女を強姦して孕ませ、後に妻や子供など自分の家族や、
周囲の人間と確執を起こしながら力強く生き抜いていくというもの。
とにかく、見ものは、ビートたけしが迫真の演技を見せた金俊平の生き様。
もともと893役を得意とするビートたけしだけど、
今回の金俊平という、893ではないが、混沌の時代を生き抜いた怪物を演じるという方が
ハマり役だったんじゃないかなあと思いました。
競演陣も良かったけど、オダギリジョーをもっと観たかったな、という感じ。
もっと大きな役だと思っていたので残念でした。
オダギリジョーは、『この世の外へ』もそうでしたが、
この時代の若者を演じるのがとてもハマりますね。
それから、鈴木京香は、去年の映画賞などで絶賛されてたみたいだけど、
そこまで凄くもなかったかなと思いました。
でも、大阪の50年くらいの歴史を描いた物語と映像は興味深い。
今でも、市場がとても活気があって、焼肉が美味しい街ですが、
その生野の過去の姿がこんなんだったんだなあと、とても面白かったです。
(そういえば、『夜を賭けて』も舞台が生野だったっけ??)
崔洋一監督作品については、個人的には、
『刑務所の中』や『マークスの山』の方が好きかな。
でも、去年の日本映画を代表する作品ということでは異論はないです。
(いや、それでも、『誰も知らない』の方が・・・(笑))
7.5点。
by ginpei_chan
| 2005-08-15 22:35
| 映画(た行)