ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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『ホテル・ルワンダ』★★★★★★★★★★(10点)

1994年の、アフリカ・ルワンダにおける100万人にも及んだ大虐殺事件において、
自身の家族をはじめとする1,200人超のフツ族、ツチ族、
そしてその孤児たちをホテルに匿って守り抜いた実在のホテルのマネージャー、
ポール・ルセサバギナを描いた渾身の一作、『ホテル・ルワンダ』です。
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はじめに言っておきますが、この映画、傑作です。
何の自慢にもならず、単にヒマ人であることの証明であるかもしれないけど、
僕はこの数年間、アベレージで年間100本以上の映画を観ているけれども、
これほどの作品に出会えることは非常に稀なことだと感じています。
家族とは何か、民族とは何か、血とは何か、肌の色とは何か、
人を心から愛するということはどういうことか、
人を心から憎むということはどういうことか。

この映画、とてもたくさんの人に観てほしいんだけど、
それを訴えたところで偽善者と思われるかもしれないなあ・・・と思いつつ、
でも、機会があればぜひ観に行ってほしいと思う、そんな映画です。
そしてこの映画を作ったスタッフ、キャスト、そして日本での公開に尽力した
「ホテル・ルワンダ」日本公開を応援する会のみなさんに拍手を送りたいと思います。
この作品を観て、じゃあ僕はどうするんだ、何か具体的に行動するのかといわれれば
きっと何も出来ない、何もしようとしない、僕はきっと恥ずかしい人間だと思います。
でも、敢えて言ってしまえば、「無知は罪」なのではないかとも思います。
僕らは、スピルバーグの『シンドラーのリスト』を傑作だと言い、
あれは過去のことだと伝説化しようとするかもしれないけど、
ほんの10年前に、この日本と同じ太陽が昇り、この日本と同じ月を見る国で
100万人もの血が流れ、そして、世界の多くの国はそれを見捨てました。
映画とは、作品であり、作る人間は作家と呼ばれます。
この映画にも、多少なりとも作家性が存在するとしても、
それでも、観ておくべき映画だという気持ちには変わりありません。
2時間と少しの時間、全てにおいて意味のない場面、意味のない台詞の無い、
とても素晴らしい映画でした。
10点。
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by ginpei_chan | 2006-03-05 11:10 | 映画(は行)