ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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『クラッシュ』★★★★★★★★☆(8.5点)

前回の更新で、画像の使用を止めようということを書いたのですが、
たにぐちさんのご協力もあり、崇高なるエキサイト様のお達しではなかった
ということが判明したこともあり、とりあえずもう少しだけ画像の使用を続けてみます。
とはいえ、今後通報体制が強化されるとの報道も目にしたので、
今後の投稿スタイルについては検討していこうと思います。

さて、今年の米アカデミー賞の作品賞を受賞した、『クラッシュ』を観てきました。
昨年の作品賞『ミリオンダラー・ベイビー』もそうでしたが、
特に大きく拡大公開されることもなく、
『ミリオン~』よりもさらに小さい規模での公開でした・・・。
まあ、それほどお客さんを呼べるような内容でもないんですけれども。
ともかく、観てきましたので感想を書いておきます。
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この『クラッシュ』、『ミリオンダラー・ベイビー』の脚本家、ポール・ハギスの初監督作。
監督だけでなく、原案、脚本、製作も兼ねている。
映画界に進出して、関わった2作がどちらもアカデミー賞の作品賞を受賞。
凄い快挙ですねこれは。

映画の内容はというと、アメリカ・ロサンゼルスで、
さまざまな人種や階層、職業の人々の人生が交通事故を通して交錯、連鎖していく物語。
主演にクレジットされているのはサンドラ・ブロックだけど、
まあ、一番ギャラをもらっているからだろうくらいの印象。
ドン・チードル、ブレンダン・フレイザー、マット・ディロン、ライアン・フィリップ、
テレンス・ハワード、サンディ・ニュートンなど、地味だけど実力派のキャストが勢ぞろい。
特にドン・チードルは、脚本にたいそう惚れ込み、
自ら製作助手を務めたほど入れ込んでいたらしい。
ちょうど、『ホテル・ルワンダ』の撮影と重なっていたらしいんだけど、
アフリカと往復しながらの過酷な撮影スケジュールを乗り切ったのだとか。
それから、サンドラ・ブロックもブレンダン・フレイザーも、これまでの役からは
考えられないような老け役なんだけど、ふたりともとても良かったし、
マット・ディロンなんてさらに老け役で汚れ役なのに、
結果的に全く新しい一面を切り開いたし、キャストに関しては見所たっぷりでしたよ。
今年のアカデミー賞の助演男優賞は、『シリアナ』のジョージ・クルーニーだっけ・・・
正直、この映画のマット・ディロンでも良かったですよ。ホント。
ジョジクルファンとしては悔しいけど、今回のマット・ディロンは凄かった。
歳はとったけど、そのぶんいい役者さんになりましたね。

ストーリーに関しては、ホント上手くできてるな~という印象。
様々な階層、人種、職業の人が絡み合って進む36時間の物語。
キャストも素晴らしければ、ストーリーもよくできている、
まさに「ウェルメイド」な映画だといえます。
それから、映画が終わった後に、一緒に観た人とたくさん話がしたくなる。
いい映画ってそういうものです。たぶん。

映画としての凄味は、正直『ミリオンダラー・ベイビー』の方が上だったかな・・・。
それから、「その一年を代表する映画」としてのアカデミー賞作品賞だとすれば、
個人的には、この『クラッシュ』よりも『ブロークバック・マウンテン』の方が好きです。
でも、『クラッシュ』も良かった。素晴らしかった。
人種差別から目を背けたまま一生を終えたい人には向かないかもしれない。
でも、いま、観ておくべき映画だとは思う。
8.5点です。

ちなみに蛇足ですが。
この映画、もう兵庫県内ではほとんど公開が終わっていて、
某T市の小さな(本当に小さな、キャパ50人くらいの)映画館で、
「アカデミー賞特集」として上映されていました。
そのT市は、僕が小学校時代を過ごした、思い出の町です。
いい映画を観たということもあり、4、5年ぶりくらいにT市を訪れたということもあり、
レイトショーを観終わって、家まで1時間と少しの運転中、
なんか感傷的になってしまいました。
映画館に映画を観に行くって、いいな。
ただ、「映画を観る」という行為に終わらないんだね。
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by ginpei_chan | 2006-05-15 17:20 | 映画(か行)