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ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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『ヒトラー ~最期の12日間~』★★★★★★★★(8点)

ヨーロッパで、「タブー」とされるアドルフ・ヒトラーの生涯を克明に追った、
『ヒトラー ~最期の12日間~』を観ました。
『ヒトラー ~最期の12日間~』★★★★★★★★(8点)_c0019227_17404948.jpg

主演は、ブルーノ・ガンツ。
マツケン様主演の『バルトの楽園』にも出ています。
彼が、アドルフ・ヒトラーの自殺する前の12日間を熱演してます。
いやあ、僕はヒトラーの映像なんてのは何度も見たことありますが、
(なんせ、大学の卒業研究がホロコーストでしたから・・・)
その自決する前なんてのは見たことありませんでしたが、
なるほど彼の演技は完全に納得できました。素晴らしかった。
物語は、ヒムラーが去り、ゲッベルス、シュペーアなどの側近たちと
「狼の巣」で過ごした最期の日々を、
秘書としてともに過ごした女性の目を通して描いたものです。
たくさんの人間が出てくるので、人間関係は半分は分からないままの鑑賞でしたが、
なんか、もう、意地だったり誇りだったり宣誓だったり退廃だったり自決だったり、
最期のときが迫っているのを迫真の映像で魅せてくれます。
追い詰められた人間たちの姿が、カウントダウン的に描かれていて圧倒されます。
ヒトラーの最期もあっけないもので、周囲も取り乱すことなく、淡々としていて
すごくリアルだなあと思いました。
全く興味の無い人ならスルーしていい映画だと思いますが、
歴史モノが好きな人、伝記モノが好きな人なら楽しめるかな。
なかなかの力作でした。8点。
by ginpei_chan | 2006-08-04 17:42 | 映画(は行)