ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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『ブラック・ダリア』★★★★★★★(7点)

ちょっと、4日間ほどお休みしていました。
ほんとは土曜に観てきたんですけどね、『ブラック・ダリア』
「L.A.コンフィデンシャル」のジェイムズ・エルロイの原作の映画化です。
「世界一有名な死体」と呼ばれた女性の死体をめぐる怪事件の物語。
監督はブライアン・デ・パルマ、キャストはジョシュ・ハートネット、アーロン・エッカート、
スカーレット・ヨハソン、ヒラリー・スワンクなど。
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ジェイムズ・エルロイといえば、アメリカ現代文学の大物なワケですが、
僕はまっさきに思い浮かべるのはやはり『L.A.コンフィデンシャル』です。
なので、どうしても、ソレと比べてしまうんですけどね。
そんな僕の『ブラック・ダリア』評なんですけども、
やはり、個人的なサスペンス映画の傑作中の傑作『L.A.~』には劣るかなあと。
そりゃあ、ブライアン・デ・パルマといえば、それはいっぱしの大物監督さんですけど、
カーティス・ハンソンの『L.A.~』は、そんじょそこらの映画じゃあ抜けないぞ、と。

もちろん、キャストはみんながんばってたし、映像も美しかったし、
たまに「おおっ!」と思わせる画もあって、面白かったんですけどね。
(特に、「ブラック・ダリア」が発見されるシーンの長回しは凄かった!)
ストーリーも、ラスト近辺まで、「このピースがどう一枚の絵になるんだ??」と
チンプンカンプンで進んでいって、クライマックスで全部つながっていくのは
さすがだなあとも思うんですけど。
それでも、ある種の「凄味」が、この映画には足りなかったかなあ…
やはりストーリーは難解だし、ラストまで観て理解したときでも
スッキリ感とか「やられた!」感とか少ないし、
だいいち「ブラック・ダリア」が黒づくめで歩いてたからなんていっても
その黒づくめの彼女なんてワンシーンも映ってないし。
キャストでいうと、ジョシュ・ハートネットは頑張ってるのは分かるんだけども
全然感情移入しにくい役だし、それこそ演技としては
『L.A.~』のラッセル・クロウ、ガイ・ピアース、ケヴィン・スペイシーには一枚も二枚も劣る。
そりゃあ、『L.A.~』は、この3人に加えてダニー・デ・ヴィートもジェイムズ・クロムウェルも
更にはキム・ベイシンガーもいて、それぞれが神がかってたからね、
ちょっと比べてしまうと酷だったかなあと思ってしまいます。

というわけで、あんまり書くと『L.A.~』賛美になっちゃうので、(笑)
このくらいにしておきますけど、まあなんとも微妙な映画でした。
チカラ入ってるのはよく分かるんだけどなあ…な感じだったかな。
7点くらいで。

ちなみに、パンフを読んでみたんですけど、
この原作、デヴィッド・フィンチャーが監督するという話もあったそうです。
それも、3時間半の白黒映画で!
僕は、そっちのほうを観てみたかった気がします…
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by ginpei_chan | 2006-10-16 11:31 | 映画(は行)