ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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『プラダを着た悪魔』★★★★★★★(7点)

というわけで、『プラダを着た悪魔』の感想をば書こうかと思っちょります。
この映画、口コミでしょうか、マスの宣伝効果でしょうか、けっこうヒットしてるみたいですね。
ジャーナリスト志望の女の子が、業界有数のファッション誌の、
それも伝説的にサディスティックな女編集長のアシスタントになってしまい、
女編集長にいびられながらも、自分の生き方を探していくというお話です。
原題は「The devil wears prada」。そのまんまですがなっ!(笑)
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(ちょっとネタバレありますので、未見の方はスルーを...)

主人公のアンディ役にアン・ハサウェイ、女編集長ミランダ役にはメリル・ストリープ。
監督は、「SEX and THE CITY」を手がけたデヴィッド・フランケル。
なぁるほど、「SEX~」らしい、スピーディな展開で楽しめる作品でした。

で、実際に観て、これはヒットするのもうなずけますわ。
オシャレ、かわいい、スポ根、自分探し、いろんな要素が詰まってる映画です。
それでいて、後味爽やかとくれば、女の子ウケが良さそうですわ。
これでイケメンがわんさか出ると申し分無いのでしょうが。(笑)

まず、オシャレ。
モード業界の話だけあって、みなさん着てる衣装がオシャレオシャレ。
舞台はファッション誌の編集部ですが、編集者だったりデザイナーだったりでも、
みなさんモデル並の体型でオシャレな服を着ていらっしゃいますので、
とても見ていて楽しいです。それは、ファッションに興味の無い僕でもそう思いました。

それから、かわいい。
衣装も靴もバッグも、いろんなものがかわいい。
それからもちろん、主役のアン・ハサウェイがもんのすごくカワイイ!
彼女のファッションショーか!?なんてシーンがいくつかあったんですが、
もう彼女の魅力がバクハツでしたね!
意図的に、でしょうが、彼女の職場には、彼女以上にかわいくてキレイな女性が
いないというのも、彼女の魅力を際立たせる重要なポイントでしょう。(笑)
まあとにかく、演技とかどうとかいうよりも、
とにかくアン・ハサウェイのスクリーン映りが素晴らしく良かったですね。

で、ストーリーは、女上司との確執と、それを乗り越えていく女の子の努力、
まあそれはそのままスポ根なワケで。
こういう筋って、洋の東西を問わずウケるわけですねえ。
それで、自分の仕事の仕方、そしてその向こうに自分らしい生き方、
そういうのを見つけ出そうとする物語なワケです。
なんか、最後はうまくできちゃってるな、って気もしますが、
ストーリーはうまく、万人が納得できるように、多くの人が共感できるように、
非常によくできていたと思います。
それから、僕にとっては、普段興味のまるでないファッション業界の話ですが、
最先端のファッション誌が提案したモノが、どう巡り巡って
カジュアルな服屋のセールに並ぶかという話とかが面白かったです。
モードな雑誌って、そういう役割があったんだなあ、と。
誰かのセリフで、
「ファッションは利便性じゃない。アクセサリーはアイデンティティの象徴だ。」
というのがあったんですが、
まさにその言葉が「ファッション」を表現したものなのでしょう。
劇中、何度も「なるほどなるほど」と頷きました。(笑)

あと、もちろん語るべきは、「もう一人の主役」のメリル・ストリープ。
実は、僕は彼女の最近の作品としては、一番良かったと思っているのです。
なんか、何を演じてもメリル・ストリープだなあなんて思った時期もあったのですが、
今回の彼女は、非常に巧かったなあと感心しました。
欲を言えば、最後までdevilを貫き通してほしかったくらい。
ストーリーとしては、万人が納得できる運び方なのでしょうが、
最後までdevilだったら、僕はもっと嬉しかったと思う。(僕だけですな(笑))

うん、先日の「スマステ」で、ゴローちゃんが絶賛していた通りの内容。
大きな穴もなく、魅力的なものを魅力的に、製作側がうまく引き出した作品でしたね。

ですが、なぜ7点なのか。
なんかね、映画のオープニングからそうだったんですが、
なんか、物質主義的豊かさってのが鼻についちゃったんですよ。
マテリアルかスピリチュアルか、という話なんですけど。
ファッション業界というのは、人間社会に於いて必要なものなんだと、
何らかの役割を担っている存在なんだというのはよく分かるのですが、
人々がブランド名やデザイナーの名前を連呼し、崇め、落胆し、
何かにつけて自分というものを削って磨り減らしてそれに携わっている姿を見て、
なんか空虚な世界に見えてしまったことも事実でした。
自分とは距離の離れた世界であるからこそ、興味深く見れたのも事実ですが、
そんな世界であるからこそ、共感できない部分も確かにありました。

そして、この映画が、そんな僕の心にどれだけ残っていくのかな、と考えたとき、
数年後、「あ、また観たいな」とは思わないんだろうな、と思うのです。
これは、勝手な僕の感想ですから、これはこれでいいですよね。
映画自体は、よくできていたと思います。
そんなこんなの7点です。
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by ginpei_chan | 2006-12-03 23:36 | 映画(は行)