ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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『雪に願うこと』★★★★★★★☆(7.5点)

昨年のキネ旬ベストテンの日本映画第3位にランクされ、
根岸吉太郎監督が監督賞を受賞した、『雪に願うこと』をレンタルで観ました。
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全く予備知識無しで借りてきて観たのですが、これ、ばんえい競馬の話なんですね。
東京で事業に失敗した矢崎学が、東京から逃げるようにして訪れた故郷の帯広。
10年以上もの間故郷に背を向けていた彼を待っていたのは、
経営難にあえぐ「ばんえい競馬」で、しかし確かに大地に根ざし
胸を張って生きていた兄との対峙。
そして、年老いて痴呆が進んだ母との哀しい再会。
彼は、渋々厩舎で働き始めるが、
貧しいながらも真正面から輓馬と向き合って生きる厩舎の人々や、
殺処分寸前の身に置かれた輓馬・ウンリュウとの出会いを通して、
一度は後ろ足で砂をかけた「東京」へ向き合い、
新しいスタートラインに立つまでの物語です。

なるほど、高く評価されるのもうなずける、確かなドラマです。
舞台は北海道は帯広、決して派手な舞台装置ではありませんが、
そこで展開される「ばんえい競馬」は確かに迫力があって素晴らしい映像です。
それに、豪華キャストで描かれる人間ドラマも迫真でした。
主人公の矢崎学を演じた伊勢谷友介。
僕にとっては是枝組作品のイメージが強いですが、いい役者になりましたねえ。
養護施設で母とダンスをするシーンはぐっときました...(T△T)
それに、なんといってもこの映画で良かったのは、学の兄・威夫役の佐藤浩市。
もう、誰もが疑わない名優ですが、久々にうならされましたね...いい演技でしたよ。
他にも、小泉キョンキョンのたくましく、
しかし威夫への思慕を秘めて生きるシングルマザー役も良かった!
この人は、こういう役をやらせると抜群に上手いですね。
脇にも、草笛光子、吹石一恵、小澤征悦、椎名桔平、香川照之、山崎努、津川雅彦...
みないい味を出していて、スキが無く緊張感のあるドラマに仕上がりました。

なるほど、全てが平均点以上で、「確かな映画」だと思います。
万人が納得できる。うん。
でも、僕としては、10年経ったら忘れてるかもな...ともちょっと思ったり。
最近、エッジの効いた作品の方が記憶に残っちゃって困ります。(笑)
でもいい作品でしたよ。7.5点です。
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by ginpei_chan | 2007-01-25 22:46 | 映画(や行)