ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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『幸せのちから』★★★★★★★(7点)

ウィル・スミス父子の共演作品、『幸せのちから』を観てきました。
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妻に逃げられ、住む家を追い出された八方塞がりのセールスマンが、
息子のため、自分のため、一発逆転を賭けて一流企業への転職に挑む物語です。

なんといっても、この映画の最大のウリは、ウィル・スミスと、
その息子ジェイデン・クリストファー・サイア・スミスの共演でしょう!
息子を必死で守ろうと奔走するウィル・スミス演じる父と、
その父に連れまわされ、翻弄されるがその手を離さない愛息の絆は美しかったです。
ほんと、かわいらしい子でした。
この映画の見どころは、まさに彼ら父子!以上!拍手!

...という感じの映画でした。(笑)
まあ、この映画、サクセスストーリーですので、予想通り、ハッピーエンドです。
しかも、出てくる人々、ほぼ悪い人なんか一人としていやしない。
なので、安心して観ることができます。
お金を払ってまで辛い気持ちを味わいたくない人、
または映画に安心を求めたい人にオススメです。

ここからは、軽くネタバレしますが...(結末を知りたくない方はスルーしてください)

自らが、28歳にして実父に初めて逢うという経験の持ち主であったゆえ、
主人公は、ホームレスになろうとも、妻、つまりは息子の母親が去ろうとも、
なんとしても自分から息子を離しはしないと奮闘します。
駅のトイレで一晩を過ごそうとも、ホームレスと一緒に教会の簡易宿泊施設に泊まろうとも、
それでも、父は息子を離さない。
息子を守るためなら、タクシーの無賃乗車もするし、
息子の大切な“キャプテン・アメリカ”が彼の小さな手から滑り落ちてもおかまいなし。
そして、遂には、大企業への就職という“成功”を手にするわけです。
地下鉄のトイレに泊まる“地獄”から、
超高層ビルの最上階に在ろうかという“天国”ともいうべき大企業に就職。
まさに、天と地を味わった男の物語。

でもね。
それって、本当の幸せ?
息子にとって、母を失うのが幸せ?
ホームレス生活を味あわせるのが幸せ?
大企業に就職しないまでも、手堅く日々をしのげる仕事に転職する道もあったのでは?
息子のためを思えば、家族みんなが揃って生活していける道もあったのでは?
エリートセールスマンの20人から1人しか選ばれないような道に
6ヶ月間無給で賭けるよりも、息子が暖かいベッドとちゃんと食べるものがある暮らしをする
という選択肢もあったのではないだろうか?
なーんて、いろいろ考えてしまいました。
父の走る姿は頼もしげだった。でも、ちょっと唯我独尊的じゃない?
ドン底を味わったからこその、大企業への転職だったのかもしれないけど、
やっぱり、「大企業=幸福」なの?本当にそう?
まあ、逆の意味で、「the persuit of happiness」を考えさせられた映画でしたよ。

映画としては7点です。
悪い映画じゃない。こういう考え方もある。勇気づけられる人もいるでしょう。うん。
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by ginpei_chan | 2007-01-31 23:25 | 映画(さ行)