ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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『トランスアメリカ』★★★★★★★★☆(8.5点)

去年、ネット上でもとても評価の高かった『トランスアメリカ』
早く観たくて、久々に新作を借りて観ちゃいました。
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性転換手術を目前に控えた性同一性障害の男が、
かつて20年前に一度だけセックスした相手に子供が生まれていたことを知り、
その子供と共に、大陸横断の旅に出る物語です。
旅で、父は息子に真正面から向き合わざると得なくなり、
また、息子も、心の中でずっと探していた、まぶたの父の帰還に戸惑う。
主人公を演じたのは、フェリシティ・ハフマン。
(なんと、ウィリアム・H.メイシーの奥様だとか!)
去年、この作品への出演で絶賛されて、オスカーにもノミネートされました。
その評価も納得の演技!彼女の心が揺れ動き、狼狽し、突き刺される様が面白かった。
息子役の俳優さんも良かったですよね。
また、旅の途中で出会う、主人公ブリーの家族もみんないい味出してるし、
『グリーンマイル』に出ていたグラハム・グリーンも出ていました。

アメリカの映画って、こういうロードムービーって多いけど、
面白い作品がたくさんありますよね。
アメリカは、国内の航空路線も発達しているけど、
こういう映画って、たいてい西から東へ、東から西へ、車に乗って旅をする。
(時にはトラクターに乗って!)
いつの時代も、どの国の人も、
旅というものを通して何かを得ようと、学ぼうと、何かを変えようとするんだなあ。

(ときには、はからずも、ですが)
アメリカ映画で、ロードムービーに傑作が多いのも分かる気がしますね。

あと、性同一性障害の人が、性転換手術を受けるまでの手続きや、
トランスセクシュアルの人たちのパーティーだったり、
ゲイのポルノムービーの撮影現場などの描写も面白かったです。
息子のトビーが、ポルノの撮影現場でエレクトしなかったとき、
すぐさまスタッフ(フレディ・マーキュリーっぽい!)が駆けつけて...
なんて、別にバカにするわけじゃないけど笑っちゃいましたよ!
ホントにあんなことするのかなあ...(笑)

ストーリーも、息子に対して男であること、また父であることを隠し続けるのは
とてもスリリングだったし、しかし心では父親を求めている息子の目の前で葛藤する姿を
演じきったフェリシティ・ハフマンは本当にお見事でした!
ラストも、ハッピーなだけじゃない、ちょっとほろ苦かったのも良かったですね。
いい作品でした。8.5点です。
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by ginpei_chan | 2007-02-14 05:06 | 映画(た行)