ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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『グッドナイト&グッドラック』★★★★★★★★☆(8.5点)

ジョーニ・クルーニーが、『コンフェッション』以来2作目の監督に挑んだ、
骨太の社会派ドラマ『グッドナイト&グッドラック』
1950年代に吹き荒れた「赤狩り」の猛威の中、
真実を報道せんと、政治家・経営者に立ち向かった報道マンたちの姿を描きます。
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アカデミー賞で堂々作品賞にノミネートを受け、
エドワード・R・マローを演じた主演のデヴィッド・ストラザーンが主演男優賞に、
またジョーニ・クルーニーも監督賞にノミネート、
クルーニー自身は、助演男優賞部門で見事受賞!
『シリアナ』のCIA諜報員役でね)
日本ではあまり話題にならなかったけど、まさに去年のオスカーナイトは
ジョージ・クルーニー・ナイトといっても過言ではなかったのです!
(個人的には沸きましたよ!「ER」で初めて知ってから大ファンなのです)

ですが、まあ、日本ではあまりお客さんが入らなかったんだろうなあと思いますよ。
なにせ、主演のデヴィッド・ストラザーンは、日本ではビッグネームではなかったし、
テーマの「赤狩り」についても、日本人にはピンと来ない。
また、報道の自由に対して闘うというストーリーも、
安穏とした平成日本人には身近には感じられない問題でしょう。
しかし、いつの世も、洋の東西を問わず、
政治的圧力と闘う人々、自らの信念を貫き通す人々の物語は熱く胸を打つものです。
「報道の良心」と呼ばれ、政治家の圧力、会社の上層部、番組スポンサー、
右傾化したジャーナリズムと闘った人気報道記者のエド・マローを演じた
デヴィッド・ストラザーンは本当に素晴らしかったし、
脇を固めるジョージ・クルーニーの貫禄も充分!
ロバート・ダウニー・jrもカッコよかったですねえ...
私生活には問題ありそうだけど(笑)、いい役者さんです。

モノクロの、煙草の煙がスクリーンのこっち側まで漂ってきそうな映像に、
ジャジーな音楽、一片のスキも無いような緊迫感のある演出。
そして、多くの説明を省いたスピード感のある展開ながら、
日本人の観客である僕も、ちゃんとストーリーを押さえることができたので良かったです。
この映画、90分くらいで終わるんですけど、
こういう映画って、深く掘り下げようとしたら、どれだけでも深く、長くなると思います。
でも、余計な説明を省いて90分で一気に語りきる手腕に、心から拍手を送りたい!
...あれ?
最近、短い映画ばかり評価してる気がする...(爆)

でも、隙の無い、硬派でカッコいい映画でした!
日本人の俳優じゃあ、こんな映画作れないよなあ...
日本人の俳優って、こういう作品でも、もっと感情を出してしまうし、
女優なんて特に感情的に演じてしまいますよね。
その点、この映画のアンサンブル・キャストは素晴らしかった。
情熱臭くないからいい。だからカッコいいんです。
いいもん観ました。また、時間が経ってからもう一度観たいです。
だって、90分で観れるんだもん。(笑)
8.5点です。
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by ginpei_chan | 2007-02-16 14:53 | 映画(か行)