ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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『マッチポイント』★★★★★★★★☆(8.5点)

昨年公開された、ウディ・アレンの新作『マッチ・ポイント』
「スマステ」でゴローちゃんが、「今年のベスト作品」と評してから、
ずっと気になっていたので、レンタルではまだ新作でしたが借りてきました。
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引退した元プロテニスプレーヤーのクリス(ジョナサン・リース・メイヤーズ)が、
ロンドンの上流階級御用達のテニスクラブのコーチの職にありつくと、
あれよあれよと上流階級の世界へ潜り込んでいく。
美しい妻、大富豪の義父、彼の下でビジネス界で生きる日々。
しかし、心には常に、義兄の元婚約者・ノラ(スカーレット・ヨハンソン)への想いがあった...

映画ファンを自称しているわたくしginpeichanですが、
正直に告白します。
わたくし、ウディ・アレン映画を1本も観たことがありません。
これまでも、何度か勧められたことはあったのですが、触手が伸びませんでした。
なんとなく、フィットしない感じがして。
この映画は、彼の得意とする、「NYが舞台」「彼自身が主演」「コメディ」の
そのどれでもない映画で、「ロンドンロケ」「自身は出演せず」「サスペンス」な映画。
これなら僕でも観れるかも、と、今回踏ん切りがついた次第でございます。(笑)

さて。
この映画のテーマは、「人生は運が決める」ということ。
テニスでラリーをしていて、偶然トップネットにボールが当たって、
それが相手側のコートに入ったり、自分側のコートに入ってしまったり、
そういうこと、ありますよね。
(高校時代1年半テニス部にいたテニスがヘタクソな僕でもありましたよ(笑))
「人生は運が決める」、そこんところを念頭に置いて観ると、とても楽しめます。
アイルランドの貧しい家庭から身をおこし、冨も名声も美しい妻もセクシーな愛人も、
全て手に入れていく彼の人生が、少しづつほころび始め、
破滅への道を辿る様をスリリングに描いていくこの映画、
それでも彼の命運は、「運」が決めるのです。

ウディ・アレンの脚本は気が利いていて面白いし、
ロンドンの上流階級に育った、ギャラリーの仕事をする美しい妻と、
アメリカのド田舎出身で、煙草を吸い酒に溺れるそのボディと色気を売り物にする愛人は、
ウディ・アレンのアメリカ人女性観なのかなあ...と思ったりもね。(笑)
ウディ・アレンの作品は皮肉的だと思ったんですけど、
このへんが彼一流の皮肉だったのかな。
また、ロンドンの上流階級の暮らしぶりや、オペラをはじめとしたゴージャスなBGMなど、
徹底したセレブ描写も興味深かったですね。
アメリカ映画に飽きてくると、こういう描写がとても新鮮に映ります。

ストーリーはありがちに思えますが、伏線をいろいろと張り巡らせては
観客の想像力をかきたてるし、そして「やっぱり!」「上手い!」なオチも上々。
気の利いたセリフと音楽、映像、どれもハイ・クオリティ。
ウディ・アレン初心者の僕にもとても楽しめました。
8.5点。

ちなみに。
この映画でヒロインを演じたスカーレット・ヨハンソン。
色気タップリで演じていましたが、彼に気に入られたのか、
ウディ・アレンの次回作への出演も決まっているんだとか。
魔性、恐るべし。(笑)
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by ginpei_chan | 2007-02-19 15:04 | 映画(ま行)