ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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『時をかける少女』★★★★★★★★(8点)

昨年公開され、この春の各映画賞を席巻している『時をかける少女』
つい先日、日本アカデミー賞で新設された
最優秀アニメーション作品賞を受賞したのも記憶に新しいところです。
もちろんこの作品、筒井康隆の原作の映画化で、アニメ化は初だそうです。
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この、「時をかける少女」、過去に何度も映像化されているようで、
有名なところで原田知世の実写版、それから角川春樹が自らメガホンをとって
映画化したこともあったり、モーニング娘。がTVドラマで演じたり。
しかしながら、僕は、それらを一度も目にしたことがなかったので、
ストーリーも全く分からない状態で今回鑑賞しました。

うーん。
なんか、ストーリーはすごーくよく出来た話で良かったし、
しかも、とても久しぶりに、心が「甘酸っぱくなった」「きゅーーーんとした」映画でした。
なんか、とても瑞々しくて、眩しくて、心の隅っこをくすぐったいもので突かれてるみたいで、
心が汗をかいて、でもとても切なくて、そんな不思議な映画でした。
ジュブナイル文学の金字塔、というキャッチフレーズはダテじゃなかった。
参りました。一本取られました。
こんなに面白い話だったんだ。
これを40年も前に書いた筒井康隆って人は凄いな、と思った。
ストーリーに関しては、賛否両論あるかもしれませんが、
「時をかける少女」初体験の僕にはとても面白かったです。

また、この映画、声優がみんな良かった。
つい最近、『ブレイブストーリー』を観たばかりなので
余計にそう思うのかもしれないけど。(笑)
(『ブレイブ~』も、松たか子とかすごく良かったんだけどね)

映像に関しては、正直、描き込みが甘いところとかいろいろあったけど、
全般的に、人間以外の背景や小物などの美術はとても素晴らしくて驚嘆しました。
人間も、ちょっと手抜きが見られたし、ベタだなーと思うシーンもあったけど、
よくできているシーンもたくさんあったし、動きも素晴らしかったし、
気になるシーンを補って余りあるエネルギーを感じました。
主人公の真琴については、現代っ子らしくミニスカートだったんだけど、
これがアニヲタの萌え感情に訴えるだけのものだったのかどうかはさておき
ミニスカートのおかげで、その二本の脚から彼女の躍動感がよく表現できていたと思うし。
躍動感、エネルギー、フレッシュ感、とても良かったです。
ディテールに凝った美術、素晴らしかったです。うん。

これは、去年のアニメ映画で一番評価されているのも納得の出来でした。
ストーリーも、演出も、映像も素晴らしい。
全てが90点以上というわけではないけど、そのどれもがスクリーン上で躍動していて
批判的な目を覆い隠してしまうくらい良かった。
アニメ作家・細田守、今後注目していきたいと思います。
8点。
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by ginpei_chan | 2007-02-22 10:17 | 映画(た行)