ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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『ディパーテッド』★★★★★★★★(8点)

さて。
アカデミー賞作品賞を受賞し、御大マーティン・スコセッシに念願のオスカーをもたらした、
香港映画『インファナル・アフェア』のリメイク『ディパーテッド』
レオナルド・ディカプリオ、マット・デイモン、ジャック・ニコルソン、マーク・ウォルバーグ、
マーティン・シーン、アレック・ボールドウィン、レイ・ウィンストン…
錚々たるメンツとはこのこと!
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で。
この映画、香港映画のリメイクなワケで、僕はもう何年も前に、
そのオリジナルの『インファナル・アフェア』を映画館で観ています。
トニー・レオンとアンディ・ラウ、それに他のキャストも素晴らしかった!
全部で3作作られたけど、やっぱり1作目は傑作だったと思う。

そんな『インファナル・アフェア』のリメイクが『ディパーテッド』で。
上記のビッグネームたちがプレイロールしているわけです。
で、この映画、もうけっこう前にロードショーが始まってて、
既にこの映画を観た方たちの寸評や感想などをいろいろ目にしてきたんですが…
手放しで絶賛!という意見は今もって未見。
それなりに肯定的には受け止められているようですが、
それでもオリジナルの方が上だった、という意見も多く見られます。
そういう意見を目にしちゃあ、なかなか映画館に足が向かなくなるのも
無理はないですよね。(笑)
というわけで、こんなに遅いタイミングで鑑賞することとなったわけです。

前置きが長くなりました。
では、既に『インファナル・アフェア』を観ていて、アジア映画は好きで、
アンディ・ラウもトニー・レオンも名優だと思っている僕が観た『ディパーテッド』。
面白かったです。(笑)
自分でも意外なんですが、けっこう楽しめました。
手放しで賞賛!という感じもしなかったのですが、とてもよくできていたと思います。
僕が感じた『ディパーテッド』は、まさにスコセッシ流マフィア映画。
ふたりの「覆面」の生き様、苦悩がうまく語られていました。
主役のふたり以外の俳優たちもさすがの存在感だったし、
名前は知らないんだけど、主役ふたりに愛されるヒロイン役の女優さんもとても良かった。
それに、映像の感じも「スコセッシ!」って感じで良かったし、
「大都会のひずみ」みたいな街で這いずり回って生きている男たちって感じがして、
スコセッシが描きたい都会(まあ主にNY)って、きっとこういうのなんだなあ。
それから、この映画で気に入ったのは、セリフが気が利いているってこと。
なんか、全てにおいて聞いていて楽しいセリフ。
演じる俳優が良かったのか、脚本が良かったのか、ともかくセリフが良かったです。
そして、僕が最高に評価したいこの映画のキモは、
ディグナム役のマーク・ウォルバーグです!
アカデミー賞の助演男優賞にもノミネートされて、惜しくも受賞は逃したけど、
ゴメンなさい、『リトル・ミス・サンシャイン』のアラン・アーキンよりも、
『ドリームガールズ』のエディ・マーフィーよりもずっと良かったです。
みなさん、彼の最後の登場シーン、観ました?
もちろん、彼はこの映画でずっと光ってましたけど、
もう彼の最後のシーンは鳥肌モノでしたよ!
いやあ…いい映画に巡り合えたんですね。そう思います。

まあ、確かにリメイクです。
確かに、彼の映画で、この作品より良かったものもあったと思います。
確かに、彼は公式な発言として、この映画を作るのが嫌だったと言っています。
でも、長年アメリカ映画界に貢献し続け、リメイクであるにしても
それなりの水準の作品と撮りあげた手腕は賞賛に値すると思います。
なにより、映画監督マーティン・スコセッシへのあの万来の拍手!
この作品どうのというより、
あの夜は「スコセッシ・ナイト」だったんだね。
「アメリカ」を様々な視点から撮り続けてきた彼を、「アメリカ」が祝福した夜。
素敵な話じゃないですか☆

ともあれ、映画としてもなかなかよくできていたと思います。
俳優たちの熱演、光りあう存在感、こだわりの映像、気の利いたセリフと音楽、
そしてマーク・ウォルバーグ!
最初は観に行くのも迷ったけど、映画館に観に行ってよかったです。
8点。
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by ginpei_chan | 2007-03-04 23:43 | 映画(た行)