ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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『トンマッコルへようこそ』★★★★★★★★(8点)

2005年の、韓国映画の興行収入第1位に輝いた、『トンマッコルへようこそ』
英語では、「Welcome to Dongmakgol」らしい。
そのまんまやな。(笑)
新人監督のパク・クァンヒョンがメガホンをとり、
チョン・ジェヨン、シン・ハギュン、カン・ヘジョンなどが出演しています。
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朝鮮戦争のさなか、朝鮮半島のとある山の中の、
その存在も知られていない小さな村に、朝鮮人民軍の兵士と、韓国の連合軍の兵士、
そして連合国軍として参戦していたアメリカ海軍の兵士が辿り着いた。
彼らは激しく敵意を剥き出しにし、にらみ合う。
しかし、銃器も手榴弾も見たことのない「トンマッコル」の人々と生活するうちに、
彼らの心に少しづつ変化が現れ始めるのだった。

今もって、南北統一が果たされない朝鮮半島は、
その果たされない融和を夢見てか、韓国では頻繁に戦争に関する映画が作られている。
この映画もまさにそのひとつで、
「朝鮮戦争で呉越同舟した兵士たちの交流」というファンタジーを描いています。
その独創的なストーリーも面白いし、展開も起承転結がしっかりしていて分かりやすい。
観た後で調べてみたら、原作は舞台劇なんですね。
納得です。

で、それを映画化したわけですが...
正直、中盤あたりまでは、面白いとは思ったけど、
どこかリズムというかテンポというか、悪い感じがして、
韓国映画らしくないなあとも思いました。
長くじっくり描くシーンと、そうでないシーンとのギャップが大きかった気がする。
それで、なんとなく鑑賞に集中できない感じがして、ちょっと苦労しました。(笑)
監督が新人ということで、そのへんはまだ手馴れていなかったということかな...
でも、後半からラストにかけては、グイグイ物語に引き込まれたし、
テンポも良かったし、とても面白かったです。
ラストシーンは目頭が熱くなってしまったし、
俯瞰の映像で、スローモーションで空から××が降ってくるシーンは鳥肌が立ちました。
ラストシーンであの画を見せられるたぁ、参りましたよ。
実は、ラスト20分くらいだけ、何度もリピートして観てしまいました。
DVDバンザイ!(爆)

この映画、日本人の僕で、こんなに面白く感じたんだから、
きっと、韓国の人々にとっては、物凄く魂を揺さぶられたんだろうなあ...
大ヒットの背景には、そういうところもあったんじゃないかなと思います。

キャストも、パク・チャヌク監督作品でお馴染みのシン・ハギュンやカン・ヘジョン、
そして、僕は初めて観たんだけど、チョン・ジェヨンも男前で良かったです。
映像も、独創的な村の感じや山の美しい景色など、観ていてとても楽しかった。
音楽は、なんと久石譲だったそうで、なるほど素晴らしかったです。

やはり、韓国映画って凄いなあ...
面白いもの、そうでないもの、それはもちろんあるんだけど、
面白いものを見せられると、「日本じゃ作れないんだろうなあ...」って思っちゃうくらい凄い。
悔しいんだけどね。
この、『トンマッコルへようこそ』は、物語が作られた背景など、
日本人はそういうものを背負ってないということもあるけど、
ああいうシリアスなテーマを、皮肉や批判や希望も込めて
これだけの物語にしてしまう手腕に脱帽です。
期待していた通りに面白かった!8点です。
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by ginpei_chan | 2007-03-26 04:39 | 映画(た行)