ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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『弓』★★★★★★★★☆(8.5点)

さ、スキンも変えたところで、blog本格復帰とイキましょう!(っつーかサボリすぎだろ(笑))

復帰第一作は、こないだレンタルで観た、韓国のキム・ギドク監督の『弓』
いや、ディカプリオのアレとか、リリーさんのアレとか、あのエイドリアァーーーンのアレとか、
いろいろ映画館では観てるんですけど、
久しぶりに書くってことで、リハビリの意味を込めて、マイナーなヤツからいきますね。(笑)
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で、『弓』。
僕とは相性が微妙なところのキム・ギドク監督。
『悪い男』はちょっと...だったんですが、『サマリア』は面白かった。
今のところ一勝一敗なんですよね。(笑)
物語は、海に浮かぶ小さな釣り船の上で送られる、
老人と、若くて美しい少女の二人の生活とその破綻を追ったもの。
少女は、幼い頃に老人が拾ってたもので、
老人は彼女を、それはもう大切に育てていて、
娘と結婚することに決めている17歳の誕生日を、老人は心待ちにしているのでした。
しかしある日、舟にやっていた客の釣り人の中に、若くてハンサムな男がいて、
少女の心は次第に彼に奪われていくのでした...
さあ、どうするじいちゃん!どうする少女!
という、とてもワクワクドキドキな物語です。

といっても、この作品、独特な演出方法で、
老人と少女は、本編の間一言も喋りません。
まさに、目や表情だけで語っているのですが、それがまあ素晴らしい!
少女の、男を誘う魔性の瞳!
老人の、愛情と時間の全てを費やしてきた少女が奪われんとすることに対する怒りと絶望!
全く一言も喋らないことで、非常にスリリングに感じさせてくれます。
また、シンプルなストーリーながら、いろんな伏線が張り巡らされているようで、
「この後どうなっちゃうんだろう??」と、ホントにハラハラするんです。
これが、90分くらいの本編に凝縮されているもんだから、
観た後どっと疲れがくるのです。(笑)
でも、ホントにハラハラしたなあ...

ラストはねえ...賛否両論あるんじゃないかなあ...
僕は、この面白さで最後まで引っ張ったのなら、
もっと違う結末を用意してもらってもよかったような気がするのですが。
まあ、人の好き好きでしょうが...うーん。

でも、役者さんは抜群に上手いし、ストーリーはスリリングだし、
90分で一気に語り切ってしまう手腕たるや脱帽の域ですね。
キム・ギドク、世界中で高く評価されているのが分かる気がします。
8.5点。
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by ginpei_chan | 2007-04-25 03:56 | 映画(や行)