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ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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2007年全映画&ベスト10&勝手にアカデミー賞

というわけで、新年が明けて2ヶ月くらい経っての、
2007年の映画の総まとめをしたいと思います。
昨年後半は特に、仕事などで忙しく、感想もUPできなかったのですが、
観た映画についてはメモをとっていたので、ここにまとめておきたいと思います。

まず、昨年観た全作品のリストから。

・映画館で観たもの...計38本

『007/カジノ・ロワイアル』『それでもボクはやってない』『こま撮りえいが こまねこ』
『幸せのちから』『世界最速のインディアン』『どろろ』『太陽』『時をかける少女』
『リトル・ミス・サンシャイン』『ディパーテッド』『カポーティ』『ドリームガールズ』
『映画ドラえもん のび太の魔界大冒険~7人の魔法使い~』
『ハッピーフィート』『ホリデイ』『ブラッドダイヤモンド』
『東京タワー オカンとボクと、時々、オトン』『スパイダーマン3』『バベル』
『パイレーツ・オブ・カリビアン ワールド・エンド』『ザ・シューター 極大射程』
『300』『ゾディアック』『プレステージ』『アポカリプト』『レミーのおいしいレストラン』
『アドレナリン』『トランスフォーマー』『シッコ』『HERO』『スキヤキウェスタンジャンゴ』
『めがね』『ロッキー・ザ・ファイナル』『ブレイブワン』『インベージョン』
『ALWAYS 続・三丁目の夕日』『ボーン・アルティメイタム』『アイアムレジェンド』

2007年公開開始ではない作品も含まれていますが、こんなところですね。
実際には、『レミー~』と『ボーン・アルティメイタム』に関しては2回観に行きました。(笑)

・レンタルなど家で観たもの...計29本

『隠された記憶』『40歳の童貞男』『ブラディ・サンデー』『チアーズ!』『雪に願うこと』
『ぼくを葬る』『明日の記憶』『トランスアメリカ』『ブレイブストーリー』
『グッドナイト&グッドラック』『ブロークン・フラワーズ』『マッチポイント』『ほしのこえ』
『リトル・ランナー』『タイヨウのうた』『初恋』『リバティーン』『デジャヴ』
『トンマッコルへようこそ』『日本沈没』『シュガー&スパイス 風味絶佳』
『キンキー・ブーツ』『弓』『王の男』『カオス』『不都合な真実』『ダーウィンの悪夢』
『あるいは裏切りという名の犬』『記憶の棘』

というわけで、昨年に観た映画の本数は計67本...
2006年は、年間に観た本数が久々に100本を割ったと書いたのですが、(92本)
それよりももっとガクッと落ちて67本。
それも、ほとんど前半に観たものが多いですしね。
ここ10年くらいで、一番映画にお金をかけなかった年だったかもしれません。

で、続きまして、2007年に観た映画の個人的なベスト10。
例年なら、10本に絞れずに、ベスト20にするのですが、
今回は観た本数も少ないので、ベスト10にしておきます。

ちなみに、選考に入れたものは、昨年公開された作品に限りました。
実は、『太陽』『時をかける少女』『カポーティ』に関しては、
ベスト10に入れたい作品ではあるのですが、
これは、映画館の「2006年名作選」的な企画で鑑賞したものなので、
あえて今回は外しておこうと思います。
それと、『007/カジノ・ロワイアル』も、2006年公開作品になるようなので
選考対象から外しました。すごく面白かったんですけどね。
また、僕は、いつも観た映画を10点満点で採点しているのですが、
鑑賞したときの感想と、現時点での印象に多少ズレがある場合もありますので、
あくまでも現時点で振り返ったときの印象度としてランクづけをしています。

では、10位の前に、次点にした作品からいきます。

・次点...『ブラッド・ダイヤモンド』

です。
久々に、レオナルド・ディカプリオ作品を観て良かったと思いました。
サスペンスとしてもアクションとしてもシリアスドラマとしても楽しめたし、
とても勉強になる作品でしたね。
クライマックスでディカプリオが山肌で...というシーンはじーんときました。
(ダジャレじゃないですよ(笑))
とても良かったのですが、10本に絞る過程で次点にしてしまいました。

それでは、ここからベスト10です。

・第10位...『300』

です。
これは、映画館に一人で観に行って、勝手に一人で血湧き肉踊りましたね。(笑)
一人で興奮して、帰りに車の中で、
「This is Sparta!!!!」と叫んでました。(爆)

グラフィックノベルの映像化ということで、実写と特殊効果の斬新な融合が
とても面白かったと思います。
DVDでも観たい気もするけど、映画館の大スクリーンで観たい作品でしたね。

・第9位...『アイアムレジェンド』

です。
なにげにSF好きな僕。(笑)
何度も映画化されている原作らしいのですが、こういう話は廃れないですね。
むしろ、映像技術の進化によって、もっと違う見せ方ができるようになっているのでしょう。
なんとも哀しい、でも一縷の希望が見えるようなラストが好きですね。
一昨年の『トゥモロー・ワールド』をちょっと思い出しました。

・第8位...『ドラえもん のび太の魔界大冒険~7人の魔法使い~』

です。
えーと。
ほんとはもっと上位でも良かったんですが、
そのへんは31歳独身男性の照れがあると思っていただいて結構です。(笑)
鑑賞時はほんっとに幸せな気分に浸ってました。
懐かしさと、新鮮さと、純粋に楽しさと。
いくつになっても『ドラえもん』を好きでいられる自分でいたいと思いつつ、
なかなか人に話すのは勇気が要る歳になったなと自覚する今日この頃です。(笑)

・第7位...『アポカリプト』

です。
メル・ギブソン監督作品ですが、これも『300』同様、
映画館で血湧き肉踊った作品ですね。
まさに、肉と肉のぶつかりあい、(お相撲じゃないですよ)
アクション映画の醍醐味を味わわせてくれました。
やはり、映画館で観ないとその面白さが伝わらない作品だと思います。

・第6位...『リトル・ミス・サンシャイン』

です。
昨年のアカデミー賞を席巻した、ちょっとユル系のコメディ映画です。
どこか可笑しくて、でもちょっとホロッと泣ける、
でも秀作とか傑作とかいうよりも、なにか「オンリーワン」的な特別な作品。
というのが率直な感想かな。
家族が必死こいてオンボロバスを押しながら走る姿が目に焼きついて離れません。

・第5位...『世界最速のインディアン』

です。
なかなか、この作品を上位に挙げている人も少なかろうかと。(笑)
でも、ほんっとにカッコよかったですバート・マンロー。
僕が、映画を観たあとで、登場人物の名前を覚えているなんて
そう滅多にあることじゃありません。(爆)

その後、何度もレンタル屋さんで見かけては、
手を伸ばしそうになった作品です。(笑)
これは、何度観ても楽しめると思う。
元気と勇気をくれて、
男はどう生きてどう死ぬか、ということを教えてくれた作品です。

(大げさかな(笑))

・第4位...『バベル』

です。
アレハンドロ・ゴンザレス・イニャリトゥ監督のグローバルムービー。
やはり、作品そのもののスケール感と、それぞれのエピソードのミニマル感がなんとも。
ひじょうに脚本が上手く、演じた俳優さんたちも素晴らしかったですね。
『21グラム』といい、『アモーレス・ペロス』といい、
この監督の才能といい、映像といい、次回作が待ち遠しくて仕方が無い!
菊池凛子のオスカーノミネートで話題になりましたが、
もっと本編の内容について話題になってもいいと思います。

・第3位...『キサラギ』

です。

...実は、最初に書いた、昨年観た映画リストには載せてないのですが...
それもそのはず、観たのは今月、2008年の2月になってからですから。
それでも、なぜこんなところに強引に押し込んだのかというと...

単に、面白かったから、です。(笑)

(日本の映画賞イベントについてアレコレ云うのはここでは割愛して)
ブルーリボン賞でも作品賞を受賞しましたし、
実は個人的にも、昨年の作品の中で、一番面白かった邦画でした。
また、いずれ、作品評を書こうと思いますが、
この『キサラギ』が、鑑賞したばかりだからということを差し引いても、
『それでもボクはやってない』『ALWAYS』『東京タワー』『HERO』『めがね』...
昨年観た作品よりも、一番面白かったのはこの『キサラギ』ですね。

・第2位...『レミーのおいしいレストラン』

です。
これは...
1位と2位は、だいぶ悩んだのですが、こういう順位にしました。
自他共に認めるPIXAR好きの僕ですが、
前作の『カーズ』が、それなりに楽しめたものの、ちょっとがっかりだったので...
今回の『レミー~』に関しては、純粋に楽しめたし、満足しました。
「出自で自分の可能性を否定しない」というメッセージを、
料理好きのネズミと料理オンチの見習いシェフというキャストで、
奇想天外で粋なストーリーとセリフ、最高の映像技術で語る、
まさに素晴らしい作品になりました。

・第1位...『ボーン・アルティメイタム』

です。
これに関しては、まだ寸評を書いていないのですが、
「2007年最高の映画体験」といえばこの1本を挙げますね。
シリーズ3作目になるのですが、
1作目よりも2作目、2作目より3作目が面白かったというのは稀なことだと思います。
(感想の話なので、個人差があると思いますけどね)
ボクは、これ以上スリリングで迫力のあるアクションを見たことがないし、
緻密に計算され伏線を張られたストーリーは最高に面白かったし、
とにかく面白くてしかたなかったです。
ラストもシビれましたね!
あのニッキーの微笑み...映画史に残るラストだと思いました。
(あくまで、僕の中の映画史に、ですけどね(笑))

原作も3部作だし、ボーンを演じたマット・デイモンもこの3作目で完結したと
言っていたようなので、この作品を以って完結するものと思っていましたが...
やはり、続編のプロジェクトは存在するようですね。
どんな4作目にするのやら...
ここまでくると、観るのもちょっと怖い気がしてしまいます。
それほどよくできた3作目でした。

さて、このベスト10&次点の作品群とは逆に、昨年のワースト作品ですが...
『ハッピーフィート』もガッカリしたし、『スパイダーマン3』も期待にはほど遠かったし...
という感じなのですが、やはりワーストを挙げるなら『どろろ』かな。
続編製作の話が無くなったとかいう話を聞いたのですが、
それが正解だと思います。(笑)
まあ、なんというか...お金を出して観るモンじゃなかったかな。

最後に、個人選出の勝手にアカデミー賞を。

最優秀作品賞・・・『ボーン・アルティメイタム』
最優秀監督賞・・・ポール・グリーングラス(『ボーン・アルティメイタム』)
 (なにげにポール・グリーングラスは2年連続の受賞です(笑)
 次点はメル・ギブソン(『アポカリプト』)で。)
最優秀主演男優賞・・・レミー(『レミーのおいしいレストラン』)
 (CGキャラですが...もっとも愛した主人公ということで。
 次点はマット・デイモン(『ボーン・アルティメイタム』)ですね。
 ちなみに2006年の同部門は『ブロークバック・マウンテン』のヒース・レジャー...
 ご冥福をお祈りします...)
最優秀主演女優賞・・・ビヨンセ(『ドリームガールズ』)
 (超絶美形!堪能させていただきました。次点は無しで。)
最優秀助演男優賞・・・マーク・ウォルバーグ(『ディパーテッド』)
 (ひじょうに鮮烈!彼を活かしたラストにしてくれたマーティン・スコセッシに感謝!
 次点はデヴィッド・ストラザーン(『ボーン・アルティメイタム』)ですね。)
最優秀助演女優賞・・・ジュリア・スタイルズ(『ボーン・アルティメイタム』)
 (もう、これはラストの微笑みが全てですね。
 次点は内田也哉子(『東京タワー』)です。)
最優秀チームワーク賞・・・『キサラギ』の、如月ミキ一周忌に集まった面々
最優秀脚本賞・・・古沢良太(『キサラギ』)
最優秀長編アニメーション賞・・・『レミーのおいしいレストラン』
ゴールデン・ラズベリー賞・・・『どろろ』

これをUPする時点で、本家アメリカのアカデミー賞も発表されたのですが...
何一つかぶっていないのが面白いですね。(笑)

ちなみに、最多受賞した『ノーカントリー』に次いで受賞が多かった作品は、
3部門の『ボーン・アルティメイタム』だったそうです。

では、また、近日中に更新します。
by ginpei_chan | 2008-02-27 05:15 | ひとりごと