ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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カテゴリ:映画(あ行)( 38 )

えーと、ごめんなさい。
先々月くらいに観てた『アドレナリン』、感想書いてませんでした...(^^ゞ
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僕のフェイバリットなムービースターの一人
ジェイソン・ステイサム主演の『アドレナリン』ですが、
アドレナリンを分泌し続けないと心臓が止まってしまうという
とんでもない秘薬を注射された殺し屋が、
必死こいてアドレナリンを出しながら自分に注射を打ったヤツらを追っかけるという
突拍子もない奇想天外アクション映画でした。(笑)

まあ、もう設定からして面白いんだろうな~と思って期待して観たけど、
やっぱり面白くて、期待を裏切らない作品でした。
彼の鍛え抜かれた肉体は迫力充分で、
それが飛んで走って暴れまわるのをスクリーンで観るだけで大満足でした♪
アドレナリンを出し続けないと...という仕掛けから生まれる数々のユーモアも
びっちりセンスが良くて笑えたしね!(≧∇≦)
カノジョとのチャイナタウンでの公開xxxなんて
映画史に残る素晴らしいシーンだよ!(爆)

ほんと、おおむね楽しめたこの映画だけど、難をいえばラストシーンかな...
まあ、こういう結末になるのは別にかまわないんだけど、
ラストショットを観たら気分悪くなってしまいました...
あえて、このカットにしなきゃいけなかったんだろうか?
あぁ、もっとスカッとしたまま劇場を出たかった...

ま、かなり楽しめたので7.5点です♪
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by ginpei_chan | 2007-09-14 08:00 | 映画(あ行)
メル・ギブソンが、世界中で物議を醸した前作『パッション』に続く監督作は、
マヤ帝国を舞台にしたサバイバルアクション『アポカリプト』です。
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前作『パッション』では、セットや衣装、さらには俳優たち全員に
当時の言語だったアラム語を喋らせるなど徹底的にリアリティを追求した演出でしたが、
今回も、マヤの街並みやピラミッドなどを再現した映像に加え、
俳優たちには全編マヤ語を喋らせる熱の入れようでした。

そういったリアリティにこだわったディテールを楽しむだけでももちろん素晴らしいんだけど、
主人公のジャガー・パウがサバイヴするためにとにかく走る!!奔る!!疾走る!!
走り、潜り、跳び、戦う!!
この、観ている観客までアドレナリンが噴き出しそうになるくらいのサバイバルは
決してCG全盛のハリウッド・アクション映画では得られない快感!!
やっぱり、究極のアクションって、自分の生命を賭して戦う姿、
自分の家族や一族のプライドなど、何かを背負って戦う姿だと思うのです。
そんな極限の生命の駆け引きのさなかで、五感が研ぎ澄まされたジャガー・パウ!
いちいちセリフもカッコいいし、すっかりジャガーのトリコになっちゃいましたよあたしゃ。(笑)
↓コイツがウワサのジャガー・パウ。
演じるルディ・ヤングブラッドはネイティヴ・アメリカンのダンサーです。
弾む筋肉!しなる肢体!駆ける脚!鋭い直感!
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↓コイツが敵将のゼロ・ウルフ。
誇り高き戦士といった趣です。
彼とジャガーの決戦では、意外な伏線が絡んでくることに...必見!
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↓コイツは狡猾で残虐な敵の戦士、ミドル・アイ。
憎たらしいったらありゃしない!素晴らしい悪役でした。
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やっぱり、メルギブ映画、残虐でグロテスクな表現もあるんだけれども、
それも全く気にならないくらいのスピード感と面白さでした。
期待していたけど、その期待値をまた大きく上回ってくれた、嬉しい経験でした。
観客を選ぶ映画かもしれないけど、僕はずっぽりハマりましたね。
DVDのリリースが待ち遠しいです。
9点!
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by ginpei_chan | 2007-08-22 02:56 | 映画(あ行)
なんか、今日はexciteブログ重いなあ...
せっかく更新するゾ!という意気込みのときにコレかよ...(もっとマメに書けよなw)

ってなワケで、韓国の映画賞を総ナメにしたという話題の映画、『王の男』
レンタルで観ました。
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いわゆる、「韓流四天王」のようなスターは出ていないけれども、
興行的にも大成功、賞も総ナメってんだから立派なモノです。
本国韓国では、四天王の映画ってのはアイドル映画みたいな扱いなのかも?
(ヨン様の映画がヒットしたって話も聞かないしねえ...)

ともかく、『王の男』。
僕が持っていたこの映画についての予備知識は、
その、「賞レースを総ナメした」ということと、
ストーリーの「大道芸人が王様をからかう内容の芸をして、王様の怒りを買い、
王様の目の前で芸をして笑わせられなかったら殺される」っていうもの。
僕は、そのストーリーが、この映画全般のあらすじだと思い込んでいたので、
本編開始後30分でそのストーリーをすべてなぞってしまったときには
「まさか、これで終わり???」とびっくらこいてしまったものです。(笑)

もちろん、それで終わりなわけじゃないんだけど、その後、王様やその妻、
そして重臣たちの陰謀に巻き込まれた大道芸人の生き様的なストーリーです。
なるほど、絶賛されるだけあって、なかなかスリリングで面白かったです。
主役のチャンセンを演じたカム・ウソンはカッコよかったですねえ。
男気があって、目ヂカラが強くて。
もうひとりの主役、コンギルを演じたのは、『ホテル・ビーナス』に出ていたイ・ジュンギ。
ん~、本物の女性のように美しい!という噂を聞いていたのですが、
まあ、男は男だよね。(笑)
で、影の主役といってもいい、暴君・燕山君を演じたチョン・ジニョン。
彼が上手かったなあ~。彼が良かったから、映画としてしっかりしたって感じがしますね。
キャストも良かったし、ストーリーもなかなかスリリングで面白かったし、
衣装もカラフルで面白かったり、いろいろな楽しみ方ができる映画でしたね。
ラストシーンも、ハッキリと結末を提示しない方法で、
観客に想像させていて面白かったしね。

まあ、韓国の歴史モノでもあるし、興味が無い人にはピンと来ないかもしれないですねえ。
それに、超絶イケメン韓流スターが出ているわけでもないし。
ただ、こういう映画をじっくりと楽しめるタチの人にはオススメできます。
7.5点かな。
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by ginpei_chan | 2007-04-27 00:31 | 映画(あ行)
遅ればせながら、『映画ドラえもん のび太の魔界大冒険~7人の魔法使い~』
の感想をUPしたいと思います。
リニューアルドラ映画第2弾のこの作品、去年から前売り券を買って待っていました。(笑)
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さて、内容のほうはもう説明する必要がないでしょう。
のび太の「もしも魔法が使えたら」というケチな願いを叶えようと、
「もしもBOX」で作った世界で起きた地球存亡の危機を、
ドラえもん以下仲間たちで戦っていくという物語です。

いやあ、懐かしかったですね!
けっこう、ストーリーは原作に忠実でびっくりしました。
もっとアレンジしているのかと思ったので...
この映画、脚本を真保裕一が担当していることでも話題だったけど、
原作に忠実で、奇をてらってない、ヘンに現代風にアレンジしすぎない脚本で
とても良かったと思います。
若干気になったのは、「石ころぼうし」くらいかな?(笑)
でも、あの「おしまい」も、あのラストシーンも忠実でホントに嬉しかった!
あのラストシーンは、分かっていてもちょっとホロッときちゃいましたよ。(笑)

しかし、なんといってもリニューアルドラ、作画の表現力が凄い!
ドラえもんの表情も、のび太の表情も、すごく豊かで本当に嬉しくなっちゃいました。
前も同じこと書いたと思うけど、今の子どもたちが、
このドラえもんを観て育っていくことを、とても嬉しく思いました。

僕たちの世代のドラえもんも「ドラえもん」ですが、
このリニューアルドラも立派な「ドラえもん」。
僕は、演技のこととかよく分かりませんが、僕は純粋に楽しめました。
きっと、この映画を批判的に言う人って、
どうしてもリニューアル後の「ドラえもん」の声優や作画を
認められない人なんじゃないかな、と、そこまで思ってしまったくらいです。
新しい世代にふさわしいアニメに仕上がっていると、胸を張っていいと思いますよ。

声優たちももちろん良かったです。
まあ、ゲスト声優ってのはオマケのようなものですからどうでもいいんですけど、
それでも極端に違和感を感じた声っていうのも無かったです。
それに、美夜子役が相武紗季っていうのが、エンドロールで知りましたが、
ちょっと大人っぽい声で、もっと大人の声優さんだと思っていましたが、
彼女、アフレコ上手いんですねえ!びっくりしました!
それに、TVではもうお馴染みだと思いますが、ドラミちゃん役は千秋。
彼女も上手だと思いますよ。
観ていて、ドラミちゃんが喋ってるシーンで毎回千秋を思い出すような
お節介な人は不満に感じるでしょうが、もう充分ドラミちゃんになりきっていると思いますね。

この映画、封切り直後に観に行ったこともあり、また、日曜日だったこともあり、
映画館は子ども連れのファミリーでごった返してました。
確かに、本編の途中でも、けっこう騒ぐ子もいれば、トイレに連れて行くママが席を立ったり
というのも珍しくなく、わりと騒がしい劇場でした。
でも、これ、ドラえもんなんだし、
こうやってみんなでワイワイガヤガヤ観る方が楽しい!ヾ(≧▽≦)ノ
オープニングで「ハグしちゃお」が流れたとき、一緒に歌っている子もいたみたいで、
僕も一緒に歌いたくなっちゃったし!(映画館にジャイアン現る?(爆))
いやあ、とっても楽しい2時間でした。
前作の『のび太の恐竜2006』も凄く良かったけど、
『魔界大冒険』もそれを上回るくらい良かった!
8.5点です。
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by ginpei_chan | 2007-03-16 10:54 | 映画(あ行)
若年性アルツハイマーを患った男と、それを支える妻を描いた『明日の記憶』
渡辺謙が脚本に惚れこみ、主演と製作総指揮を担当した意欲作です。
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共演に樋口可南子、吹石一恵、香川照之、田辺誠一、水川あさみ、袴田吉彦、遠藤憲一、
坂口憲二、渡辺えり子、及川光博、木梨憲武、大滝秀治など。
監督はなんと堤幸彦!オドロキでした。

49歳の佐伯雅行はヤリ手の大手広告代理店の営業部長。
まさに脂の乗っている企業人。
しかし、彼は、ある日から物忘れが激しくなり、目眩を感じ、頭痛や倦怠感を覚え...
多忙な仕事の合間を縫い、妻に付き添われて病院で検査を受けると、
なんと若年性アルツハイマーと診断されてしまう...

この映画、簡単に分けると、前半は病気の発覚から娘の結婚式、
そして、彼が全身全霊を傾けた仕事を辞めるまで。
後半は、自宅療養を始めて、病気の進行、妻の苦悩、本人の苦悩、彷徨い...
正直、前半は、凡百な病気ハンデ系お涙ドラマだと思いながら観ていました。
しかし、後半になってからグングンと面白くなっていく。皮肉かもしれないけど、
夫婦ふたりの物語になってから、どんどん面白くなっていった気がします。
(あくまで、個人的な感想です。)
最近になると、アルツハイマーを描いた物語は、映画やTVドラマに限らず
珍しくなくなってきたように思いますが、
僕は、あまり興味が無かったんですよね。
特に、キレイキレイな美談にされてしまうことも多くて。
でも、ほんとは、とても過酷なモンじゃないかな、と。
泣いてなんていられないほど大変なものじゃないかな、と。

この映画だって、そこまで病状が酷く進行するまでは描いていません。
でも、渡辺謙の演じる患者=夫と、働きながら彼を介護する妻の物語は、
短いパートながらも、彼らのそれぞれの苦悩がありのままに描かれていて、
特に、ラストの一連のくだりは、僕には衝撃を持って感じられました。
忘れていくって、こういうことだと。忘れられていくって、こういうことだと。
この、二人のパートは、後半といえどもそれほど長くないパートなんだけど、
ほんとに面白くて、グングン引き込まれて、自分でも驚きました。
堤幸彦、やるじゃん!と、観終わってから思いました。(笑)
なんといっても、この映画は後半。
前半も悪くないんだけど、後半が良すぎた気がする。
(観終わった後だから、余計にそう思うのかな...)
渡辺謙さんが、ハリウッドでの忙しいスケジュールを外れて、
この映画の製作にこだわったわけが充分よく分かった気がしました。
8点です。
また、そのうちにもう一回観たくなりそうです。
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by ginpei_chan | 2007-02-01 06:11 | 映画(あ行)
昨年暮れに公開されて、今年初頭にかけて大ヒットを記録した、
角川春樹製作の大作『男たちの大和/YAMATO』をDVDで観ました。
公開当時、大ヒットしていたので、映画館で観てもいいかな...とも思いつつ、
でも、なんか自分には合わなさそう...と感じて、スルーしました。
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で、レンタルで、しかも旧作に落ちるまで待っての鑑賞となりましたが、(笑)
今年の話題作だったので、年内に観ておこうと借りた次第です。

で。
まあ、ストーリーはアレです。戦艦大和の乗組員を、
乗艦から沈没、そして現代に至るまでを描いたドラマです。
主人公に反町隆史、中村獅童、共演に松山ケンイチ、蒼井優をはじめ、
山田純大、高知東生、長島一茂、勝野洋、本田博太郎、林隆三、奥田瑛二、渡哲也、
寺島しのぶ、高畑淳子、余貴美子などなどそうそうたる面子、
そして現代に舞台が移ると、鈴木京香、井川比佐志、仲代達矢などなど。
また、この映画、超豪華キャスト以上に見ものだったのが、
数億円をかけて造ったという、実物大の戦艦大和のセット!
なるほど大迫力のセットでした。

うーん。評価するとすれば、以上でしょうか。(笑)
というのはウソですが、最初に苦言を呈させていただくと、
主役のふたりを、松山ケンイチと蒼井優が食っちゃったなあってところですね。
ふたりのエピソードはとてもドラマチックで、二人も大熱演で素晴らしかったのに、
映画としては、やはり反町と獅童をよりメイン扱いで描いているので、
どこか全体的にピンぼけしている感じで、勿体無い感じがした。
僕にとっての、この映画のクライマックスは、松山くんが最後の上陸で、
母の遺影と対面し、蒼井優が泣きじゃくるシーンでした。

正直、2部作で撮ってさ、1本は松山ケンイチと蒼井優の青春ドラマで、
もう1本は、じっくり大和の戦いを撮っても良かったと思うのです。
それから、特に、“水上特攻”前の最後の上陸あたりが特に顕著なんですが、
松山ケンイチ演じる神尾克己を初めとする少年水兵のエピソードを
何人か分散りばめているんですけれども、
それぞれがいいエピソードだと思うんだけど、
ダイジェスト版みたいにそれぞれの描きこみが少ないので、
それこそもう1本に分けて、じっくり描いてほしかったと思うのです。
言うなれば、1本は「男たちの大和」でもいいけど、
もう1本は「少年たちの大和」なら良かったなあ...
と言いたいのです。
この映画、死にゆく兵士たちの家族の気持ちなどもよく描いているので、
それはいいところだと思うので、もっと描き出して欲しかったです。
なんか、いろんなものを詰め込みすぎで、でも、主演が味気ない二人なので
映画を観ていて、とても勿体無い気分になっちゃうのです。
製作者が、この映画で表現したいことを全て詰め込もうとすると、
たぶん4時間くらいになったんじゃないかな、と思う。
それを、2時間半くらいにまとめたのは凄いとは思うけど、
どうせなら、焦点を絞って、2本くらいに分けても良かったはず。
2時間半に削りに削った結果、少年兵たちが、
顔と名前が一致する前に映画が終わっちゃうし、
親友同士だったという反町と獅童と山田純大だけど、
山田純大の演じた唐木という男だけ、家族とのエピソードを付け足したくらいで
キャラクターの描き込みが絶望的に足りないし、
無理な編集のおかげなのか、突然レイテ沖の海戦のシーンになって、
それもアッサリと終わってしまうし、まあ、とにかく、
そんなこんなで全体的に描き込みが足りなくなってしまった気がします。
これは全て、僕個人が感じたことに過ぎないんですけどね。

最初にも述べたとおり、松山ケンイチと蒼井優ちゃんは素晴らしかった。
特に蒼井優ちゃん。
また思いました。「女優さんになっちまったんだなあ...」と。
あと、よかったのは、やっぱり大和のセット。なかなかの迫力でした。
それからそれから...あんまり無いなあ。(笑)

逆に、キャストでは、まず一番の大物渡哲也は、なんかイマイチだった。
何やっても一緒だな、この人。そう感じた。
長島一茂のキャスティングは意外だったけど、けっこう良かったかも。
逆に、奥田瑛二は、彼の魅力を活かしてない役で残念だった。
肝心の反町隆史は...苗字は反ってるけど、演じ方はとってもストレート。(笑)
獅童は...最初の柔道のシーンと懲罰のシーンは「おっ!」と思ったけど、
後の登場シーンは雑把だったなあ...
彼の恋人を演じた寺島しのぶも、正直笑っちゃったよ。(笑)
やっぱ、彼女を撮る監督って、どうしても彼女を脱がせようとするんだよね。
どの映画でもそうなんだよ。まったく。
なんか、彼女を、「ドキッ!女だらけの水着大会」に出てくる、
おっぱいポロリをやってくれるAV女優並みの扱い
なんだよね。(爆)
いや、それだけエロスを醸し出す演技ってのも凄いんだけどね。

あと、挙げるとすれば、所々に入るナレーション。
なんか、TVドラマ並みに安っぽくてびっくりした。
テレビ朝日の渡辺宣嗣アナがやっていたようなんだけど...
好きなアナウンサーだったんだけどなあ。なんか合わなかった。
そして、僕が鑑賞前から引っかかっていた、
また、この映画を映画館で観ない原因のひとつだった、某N渕氏の主題歌は...
意外と悪くなかった。うん。演奏にピアノが入ってたからかな。なんとなく。

大ヒットした作品だけあって、訴えるものは確かにあった。
でも、なんとなくボケていて、制作費任せの“単なる”豪華キャストで押し切る映画。
うーん。映画館で観たら、もっと感動できただろうか。
7点くらいにしておきます。
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by ginpei_chan | 2006-12-27 23:15 | 映画(あ行)
ちょっと日があきましたが、『硫黄島からの手紙』の感想をば書こうかと。
実は、今日の夕方『武士の一分』も観たので、そちらの感想も書きたいところですが、
先に書いておかないと忘れちゃうので。(笑)
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(ネタバレを多分に含みますので、未見の方はスルーをお願いいたします)

まず。
ハリウッド大作への出演が続く渡辺謙さんですが、
この映画でも、貫禄たっぷりに、主役の栗林中将を演じていましたね。
役柄もとても好感が持てるし、いわゆる軍人軍人した人物を主役に据えるよりも、
軍人の前に一人の人間であり、ひとりの父であり、夫であった栗林中将を通して
物語を描いたのは正解だった、正しい選択だったといえるでしょう。
彼の、どこか飄々としたところ、芯の強いところ、部下思いなところ、
それから、意を決して「天皇陛下、万歳!」と叫ぶところなどは、
観ている側ごしても、とても感じ入るところがありました。

それから、もうひとりの主演ともいえる西郷役に嵐の二宮和也。
残してきた妻と、お腹の中の子供の行く末を案じ、密かに生に執着する彼。
諦めなのか、達観なのか、どこか冷めている性格。
彼の存在は、とてもリアルでしたね。
まあ、今の時代から見てリアルなのであって、当時は異色の存在だったでしょうが。
でも、彼のようなキャラクターを描くことも、
この映画を成立させるために必要だったのでしょう。
二宮くんの演技も素晴らしかったと思います。

それから、元馬術競技の五輪金メダリスト、バロン西。
演じたのは伊原剛志です。
まあ、当時から海外に出て活躍した進歩的な人間というのは
あんなもんなのでしょうか...ちょっと浮いてる気もしましたが。
彼の死に様など、とても感じ入るところはありましたが、
たいへん常識人で、ちょっと有り得ないなーと思ってしまいましたが...(笑)
伊原剛志、熱演でよかったんですけどね。

あと、憲兵隊出身の清水を演じた加瀬亮くん。
彼は良かった!演技も、役柄も、彼の最期も。
うん。よかった。
彼が、アメリカ兵の持っていた手紙の内容に心を動かされたシーンとか、
西郷と行動を共にするようになってからの、二人の空気感とか、
二人が戦場という修羅場でいかにちっぽけな存在だったのかとか、
そういう描き方がとても印象的でした。
加瀬くん、いい役をもらいましたね。
そして、それをしっかり演じてくれましたね。

それから、忘れてはならない、伊藤中尉を演じた中村獅童。
まあ、メインキャストでは、彼に損な役回りを集約させた感じですね。
イメージとして、当時の軍人はあんなもんだと思ってましたし。
時折彼が出てくるシーンが挿入されているんですけど、
その、「忘れた頃に伊藤」ってテンポが面白かったですね。(笑)

役に関しては、みんな頑張っていたと思います。
ただ、映画が描きたいことを分かりやすく、また、
アメリカの観客にも、日本人の精神性を理解させるために、
そしてそれをドラマチックに描くために、
メインキャストそれぞれを、ある意味ステレオタイプに描いてしまったのかな。
もちろん、それはそれでリアリティを持って訴える力を備えることになったのだし、
非常にドラマチックな物語として成立したのだし、結構なことなんですけど。
まあ、ある意味ドラマだなあ、とも思うのです。

前作の『父親たちの星条旗』とは違い、この映画は、「死者は語る」。
死者に語らせること、死にゆく人間とその想いを描くことで、
その哀しさ、儚さを感じることはできますが、
『父親~』は、生者に語らせる、生者の苦悩を描く物語。
このへんの対比も面白かったですね。
ラストで、現代まで生き残った「硫黄島」がベッドで逝くのに比べ、
現代になって、調査隊に掘り起こされる「硫黄島」。
ラストシーンも、浜辺で子供に戻ったようにはしゃぐ兵士たちと、
栗林中将の最期を見届けたあと、戦い終わって日が暮れて、
の穏やかな浜辺をぼんやりと眺める西郷。
両方、素晴らしいラストシーンでした。
やはり、この映画は2部作両方観るべきだと強く思います。

イーストウッド、老いてますます盛ん、でしょうか。
次に、どんな題材を選ぶのか、とても楽しみなところです。
この「硫黄島」2部作の反動で、アクションとかサスペンスの、
エンターテイメント系の映画を撮ってくれたら、それはそれでとても楽しみなんですけどね。
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by ginpei_chan | 2006-12-17 23:38 | 映画(あ行)
先週土曜日に観てきました、『硫黄島からの手紙』
少し、観てから時間も経って、いろいろと冷静に振り返ることができるかな、と思います。
この作品は、クリント・イーストウッドが製作・監督・音楽を担当。
さきに公開された、『父親たちの星条旗』との「硫黄島2部作」の対を成す作品です。
『父親~』で脚本を書いたポール・ハギスは、今回は脚本家の日系人アイリス・ヤマシタと
共同で脚本の原案を担当し、製作総指揮も担っている。
脚本そのものを実際に執筆したのはアイリス・ヤマシタ。
また、『父親~』のスタッフがほぼそのまま参加し、
撮影はトム・スターン、美術はヘンリー・バムステッド、編集はジョエル・コックス、
衣装はデボラ・ホッパーと、スタッフはそのまま「イーストウッド組」の面々。
美術を担当したヘンリー・バムステッド氏は、この作品に参加したものの、
完成を待たずして他界したそうで...ご冥福をお祈りします。
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さて。
ストーリーに関しては、もうTVや雑誌のプロモーションで散々書かれているとは
思いますので、あえてここは割愛。
栗林忠道中将率いる日本陸軍と米軍の、太平洋戦争上重要な戦局と謳われた
「硫黄島の戦い」を、前作『父親たちの星条旗』とは逆に、
日本軍側の視点で描いたものがこの『硫黄島からの手紙』です。

御国のため、天皇陛下のため。
そのためなら喜んで死んで、靖国神社でまた会おう。
彼らは、軍人として、その道に殉じてはいても、彼らは今際の際まで、
誰かの父親で、誰かの夫で、死ぬのが怖くて、誰かを愛する、ひとりの人間だった。
そして彼らは、猛烈な暑さと強烈な硫黄臭の吹きつける小さな孤島で、
いつしか生きては帰れないだろうということを悟りながら、
家族を気にかけては手紙をしたためては、届くかも分からないその思いを募らせていた。
盲目的な鬼畜米英主義だと思われていた、または僕らがそう教えられてきた、
かつての「大日本帝国陸軍像」とはうってかわって、そこには、
僕らが心から尊敬し、敬愛するべき父たち、祖父たちが確かに描かれていた。
それでも、彼らは、「天皇陛下、万歳!」と、軍人として死んでいった。
米軍の計画よりも、はるかに長くの日数を生きながらえ、抵抗したあとに。

やはり、僕は思ってしまう。
彼らが、ここまでの思いを託し、遺したこの日本という国は、
今、彼らの思いに応えることができているのか。
何故、僕らは、戦後60年を経てまで、彼らのことをこうも知らずに育ってきたのか。
戦後60年を経てなお、外国人の映画作家に諭されるまで、
硫黄島の戦いのことを、彼らのことを識ろうとしなかったのか。
ときに、人間は、過去を猛省し、自分たちの弱かった部分をひた隠し、
その部分を殴りながらじゃないと前に進めないことがある。

本当はそうではないのかもしれないが、器用に物事を運べないのもまた人間である。
だが、今、「愛国心」を教育基本法に盛り込むとか、
政治家が靖国神社を参拝することに、アジア諸国の反日感情に遠慮しようとか、
集団で虐める子供、虐められて自ら命を絶ってしまう子供、大人もまた然り、
道徳や倫理が乱れ、家族を、親を、友人を、全くの他人を敬わない人間が増え、
きっと、誰もが、この国がどこかおかしくなっていると思っている。
硫黄島で命を落とした彼ら、太平洋戦争で命を落とした彼らは、
こんな子孫を、こんな日本の未来を望んだのだろうか?
(戦争の発端が、どのような理由だったにしても、だ)

きっと、硫黄島をあっさりと陥落させたら、そこを足がかりにして
本土への空襲、上陸が早まっただろうし、
僕らの父や母にも、命の危険が及んだかもしれない。
硫黄島の彼らは、僕らの両親を、日本の美しい本土を守るために散っていった。
あの島で、遠い南の孤島で、荒涼な島で、たくさんの想いを抱えながら。
僕らは、やっぱり、彼らの思いに報いる義務があると思う。そう感じました。

自分が無知だったことを恥ずかしいとも思ったし、もっとこの国のことを知りたいと思った。
そうすべきだと思うし、それは思想の右傾化とかそういうことじゃなくて、
この国の歴史を、ひいては僕らの祖先という「人間」を知らないといけない、と。
きっと、僕らが、学校の歴史の教科書で学ぶ「太平洋戦争」といえば、
真珠湾襲撃とか、広島と長崎の原爆投下や、ポツダム宣言受諾とか、
それらが起きた「日付」という数字を憶えて、
テストの解答用紙の空欄を埋めるくらいの意味しかない。


本当は、もっと映画について書きたかったけど、今日はこのへんで。
先に、こういう話ばかりを書いたんだけど、先に吐き出しておきたかったから。
観終わった後、たくさんの思いが去来して、胸がいっぱいになった作品でした。
この作品の採点としては「9.5点」をつけたんだけど、
『父親たちの星条旗』の9点とは、0.5点しか違わないけど、
あの作品も、とても重要な作品だと思います。
今回のこの映画も、ひとつ、僕の映画鑑賞史の中でも記念碑的な作品になりました。
今年は、『ホテル・ルワンダ』といい、『ユナイテッド93』といい、
それが過去にあったことでも、人間の本質に迫った作品に傑作が多く、
こういう作品を観ることを通して、いろいろと考えさせられることが多い一年でした。
(まだ終わってないんだけどね(笑))

また、映画については、おいおい書いていきます。
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by ginpei_chan | 2006-12-13 19:22 | 映画(あ行)
というわけで、先日レンタルで観た『ALWAYS 三丁目の夕日』の感想をば。
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まあ、ほんとに、今更ながら、という感じもするのですが、
映画館で観そびれて、レンタルがリリースされてもなかなか観ることができずじまいで、
いつの間にか観るタイミングを逃してしまった作品です。
でも、劇場公開時は大ヒットしたし、このたび続編製作も発表されたしで、
まだまだ「三丁目熱」は熱いようです。

もう、観た人が大半だと思いますので、ストーリーについては割愛を。
高度成長期の東京の下町の物語です。
堤真一、薬師丸ひろ子、堀北真希、吉岡秀隆、小雪、三浦友和、もたいまさこ、
小日向文世、小木茂光など、そうそうたる豪華キャストが素晴らしかった。
それに、CG作品専門の演出家だった山崎貴監督が、
こういう方向性にCGの技術を活かしたのはとても意外で、やはり素晴らしかった。
その時代を生きていなかった人間にも
郷愁と憧憬を抱かせる演出はまったくもって見事
だったと思います。
これは、ヒットするのもうなずけます。まったくもって文句なし!(笑)
次回作こそは映画館で観るぞ!(*`◇´*)/
というわけで、8.5点です。(笑)
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by ginpei_chan | 2006-11-25 14:28 | 映画(あ行)
4日間もお休みをいただきました。
ちょっと忙しかったもので...

さ、これは先週末に観たのですが、今年劇場公開された『インサイド・マン』
DVDをレンタルして鑑賞しました。
スパイク・リー監督、クライヴ・オーウェン、デンゼル・ワシントン、ジョディ・フォスター、
ウィレム・デフォー、クリストファー・プラマーが出演。豪華です。
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クライヴ・オーウェン率いる銀行強盗チームが銀行を襲い、
デンゼル・ワシントン演じる交渉人が人質開放交渉にあたる。
そこに、ある意図をもって、ヤリ手弁護士のジョディ・フォスターが絡んできて...
というストーリーでした。

うーん。キャストは豪華、監督もスパイク・リーとあって、けっこう期待したのですが、
何か小難しくて純粋に楽しめなかったような気がします。
銀行強盗チームが、人質全員に同じ変装をさせるというアイディアは面白かったけど、
結局、誰が強盗なのか誰が人質なのかというのが判別つかなかったし、
(2ちゃんで読んだけど、一度観ただけで全員判別つくほうがおかしいって!)
デンゼル・ワシントンの抱えていた小切手疑惑というものに詳しい説明が無かったし、
ジョディ・フォスターが超ヤリ手の弁護士だというのは分かったけど、
チョイ役だとしても、彼女を充分に活かしたとはいえなかったと思うし、
オチを××絡みの戦争犯罪というところに持っていって、
ヘンにシリアスな話にしようとしているのが残念だった。
このキャストでこの監督なら、シリアスならシリアス、
エンターテイメントならエンターテイメントと、それに特化した傑作が作れそうなモンなのに。
なんか、小難しい話にしてしまって残念な気がしました。
(もしかして、僕の理解力が無さすぎということか??)

まあ、デンゼル・ワシントンは小悪党役が板についてきたし、
クライヴ・オーウェンもクールで悪くなかった。
ウィレム・デフォーはもうちょっと活かしてほしかったけど。
ん...もうちょい!がんばれスパイク・リー!
ニックスの応援ばっか行ってんじゃないぞ!(笑)
7点です。
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by ginpei_chan | 2006-11-16 23:12 | 映画(あ行)