ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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<   2005年 10月 ( 4 )   > この月の画像一覧

『チャーリーとチョコレート工場』に続く、バートン×デップの最新作、『コープスブライド』
『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』と同じストップモーションアニメの手法で描かれる、
気弱な青年と「死体の花嫁」のラブストーリーです。
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いやあ、コレはヤラレました!
もちろん、ティム・バートンのファンであり、ストップモーションアニメも大好きな僕、
この映画は楽しみにはしていたんですが、期待値をしっかり上回ってくれました。
なめらかで個性的な動きのパペットたち、楽しい音楽、
起承転結がしっかりしていて勧善懲悪なストーリー、
どれをとってもバートン・テイスト溢れるブラックでコミカルな世界。
『ナイトメア~』よりも強烈なクセが鳴りを潜めているからか、
僕は『ナイトメア~』よりもこっちの方が好きです。
(もっとも、あの「クセ」がバートン流だと、コアなファンは思うかもしれませんが)
ガイコツやクモやゴキブリが画面狭しと踊り狂う世界観は
我慢できない人もいるかもしれないけど、どれも愛らしくて可愛らしい出来。
食わず嫌いは勿体無いよ。
素晴らしかった。8.5点。
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by ginpei_chan | 2005-10-25 17:11 | 映画(た行)
『世界の中心で、愛をさけぶ』『いま、会いにゆきます』で大ヒットを飛ばした
TBSの映画シリーズ最新作が『この胸いっぱいの愛を』
監督は『黄泉がえり』の塩田明彦、主演は『海猿』の伊藤英明。
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仕事のため東京から門司行きの飛行機に乗った比呂志(伊藤)は、
門司に着くと、かつて自分が幼少時代に1年だけ暮らした町を訪れ、感慨に浸る。
しかし、その家の前で目にしたのは、まさに20年前の自分。
比呂志は、タイムスリップした自分に気がつき、
他に飛行機に乗っていたチンピラの布川(勝地涼)、存在の薄い臼井(クドカン)と
出会い、どうしたら現代に戻れるのか思案する。
そして3人は、自分の「やり残した思い出にケリをつける」ことで、
元の時代に戻ろうと考え、自分の後悔している過去と対峙することになる。

なるほど、少々SFチックな仕掛けと感動を誘うストーリー、
柳の下のドジョウを狙った感アリアリです。
それにしても、なかなか楽しめましたよ。
『セカチュー』のようなノスタルジーも篠田昇の映像も無いし、
『いま会い』ほどファンタジックでもない。
そのへんがちょっと、「TVの2時間ドラマ?」と思わなくもなかったけど。

比呂志は、かつての憧れの存在で、難病を患い、自分が何もしてやれなくて
亡くなってしまった近所のお姉さんの「和美姉ちゃん」を、
なんとか生き続ける意志を持ってもらおうと励ます。
10歳の自分と30歳の自分が共に和美姉ちゃんを励ましていく様は面白かったですね。
映画の本筋はそちらなんですが、サイドストーリー的な布川の話も良かったし、
(かなりキツい話ではあるんですけどね)
一番短かったクドカンの話が、実は自分は一番ぐっときました。
かつて中学生の頃に、近所のおじさんが大切に育てていた花をめちゃめちゃに壊した、
それを謝ることもできずに生きてきたというのが彼の後悔だったんですけど、
それを乗り越えて現代に戻っていった(?)、なんかそれだけのことだったんですが、
その近所のおじさんを演じた役者さん(見てのお楽しみ♪)の演技もあいまって、
短いエピソードだったんですけど感動してしまいましたね。

それから、なぜ飛行機の乗客がタイムスリップしてしまったのか、
そのカラクリが明かされるくだりはショッキングでした。
想像もしていなかったので面白かったです。
また、自分の後悔していた思い出にケリをつけたら、現代で何が待っているのか?
それがとてもハラハラドキドキして観ることができました。
そういう、どんなラストが待っているのか、ドキドキできたのは良かったなあ。
きっと、1年後くらいにはTV放送があるでしょう。
TVで観てもいいかもしれないけど、まあなかなかの感動ドラマでした。7点。
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by ginpei_chan | 2005-10-12 01:55 | 映画(か行)
今回の藤沢周平氏原作の映画化は、山田洋次ではなく黒土三男監督作品。
黒土三男氏といえば、どうも長渕剛関係のドラマやら映画やらの印象しかないので
ちょっと不安だったんですが、観に行ってきました『蝉しぐれ』
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この映画も、舞台は東北の小藩・海坂藩。
密かな思いを寄せ合った幼馴染の牧文四郎とふくのふたりがいつしか離れ離れになり、
文四郎は。父が反逆者の汚名を着せられ切腹させられ、
その反逆者の息子として屈辱の日々を送り、
ふくは、江戸へ行き、美しい女性になり、殿に見初められ、側室になっていた。
運命の歯車は狂い、文四郎は、ふくが産んだ殿の子をさらうように命じられる・・・。

観ていると、山田洋次の『たそがれ清兵衛』『隠し剣鬼の爪』と決定的な違いというのは
感じなかったし、なかなかよくできた時代劇に見えた。
時代劇というよりは、ラブストーリー的な要素が強いのかな、とは思ったけれど。
大人になった文四郎を演じたのは市川染五郎で、ふくは木村佳乃。
どちらも画になる役者さんです。
物語は、ふたりが子供の頃から、ふたりの恋にフォーカスを当てていた
感が強かったのでラブストーリーっぽく感じたのかなあ。
でも、子供編と大人編に別れるこの映画、意外と子供編の尺が長くて
本編の半分くらいはあったんじゃなかろうか?
なので、そんなに2時間まるまると染様を堪能できるわけではなく、
なんとなくですが、山田洋次なら、子供時代も同じ俳優で撮るか、
子供時代を撮らないで一本作るんじゃないかなあと思いました。
ともかく、子供編もわりと長いんですけど、子供編は、文四郎とふくよりも、
文四郎の父である助左衛門を演じた緒形拳がとても印象深かったなあ。
飄々としていて、しかり武士の誇り高かった父を文四郎は尊敬していた。
貧しい家でありながら高潔な雰囲気漂う父の姿を好演していて素晴らしかった。
そして、切腹させられるのだが、文四郎がその父の亡骸を猛暑のなかを
ひとりで大八車で家まで引いていくシーンは白眉。
この映画、いろんなシーンが印象に残っていて、写真集を作れそうな気がするほど。
映像はとてもきれいだったし、染五郎も木村佳乃もよかったし、
文四郎とふくの子供時代を演じたふたりの役者もみずみずしくてよかったし、
文四郎の幼馴染を演じたふかわりょうも今田耕司も悪くないし、
何より緒形拳・幹太の親子、文四郎の母原田美枝子、ふくの側近を演じた柄本明、
そして大滝秀治や加藤武などの大御所もガッチリ脇を固めている。
なかなかスキのないキャスティングでした。
映像も美しいし、キャストもよかったし、ストーリーも手堅く、なかなかのものでした。

『たそがれ~』と『隠し剣~』との違いといえば、
クライマックスの決闘シーンが、この『蝉しぐれ』では若干アッサリと作られていて、
山田洋次作品よりもカタルシスが足りないかな~という程度。
特に、僕のお気に入りの『隠し剣~』は、決闘があり、その後「鬼の爪」があり、
すごく興奮したのを覚えています。
この映画、文四郎がクライマックスでいきなり心眼に目覚める、というのは
ちょっと強引かな?と少し疑問に思いました。
でも、ふたりの男女の恋にじっと焦点を当てて描いている。
観客はわりと年齢層が高めだったけど、
若いカップルが見ても感動できるんじゃないかな。
なんか今、この映画、わりとヒットしているようで、
できれば、『隠し剣鬼の爪』のときも、これくらい脚光を浴びてほしかったものだけど・・・
で、とうとう、山田洋次氏、次の藤沢周平作品の映画化を、
主演にキムタクを迎えて撮るというんですよ!!!
なんかすげー不安なんですけど・・・(TωT)
ま、ともかく、この映画に関してはなかなか良いラブストーリーでした、ということで、8点。

あ、あと完全に蛇足ですが、未亡人にしておくには勿体無い、文四郎の母・原田美枝子。
アップになったときに、耳たぶにピアスの穴大写しでしたがな。(笑)
メイクで隠すようなこと、しないんですかね??
ちょっと不思議。
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by ginpei_chan | 2005-10-10 23:59 | 映画(さ行)
アメコミの原作を、原作者とロバート・ロドリゲスが映画化。
オープニングロールではやたらとタランティーノの名前が出てきていたけど、
本編の中のどこかのシーンでゲストディレクターを務めたという程度らしい。
とにかく、豪華キャストとセミモノクロの刺激的な映像でお送りする『シン・シティ』
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この映画をどう説明しようかと考えたけど、とにかく刺激的でセクシーでカッコよく、
アメコミを原作とした映画はたくさんあるけど、正直これ以上の映画って作れるのか?
と思ってしまったほど面白かった。
『スパイダーマン』も面白かったし、きっとヒュージ・バジェットなアメコミ映画、
どれもそれなりに楽しめると思う。
でも、この映画は凄い。
映像から音楽からストーリーから演出から、全てに野心が溢れていて圧倒される。
実は、本編には残酷で目も当てられないシーンがたくさんある。
それだけは、僕は周囲の人間全てに勧められない理由ではあるんだけど、
僕一人映画館で大興奮してそれでちょっと満足しちゃってます。(笑)

映画は、3つ(最初と最後だけに出てくる男のエピソードを入れると4つ)の物語が
絡み合うオムニバス形式で、キャストについて触れておくと、
主役はブルース・ウィリスとミッキー・ロークとクライヴ・オーウェン。
それぞれのミューズのために戦う男を演じる。
豪華なキャストはそれだけじゃ終わらない。
ジェシカ・アルバ、ベニチオ・デル・トロ、イライジャ・ウッド、ブリタニー・マーフィ、
ロザリオ・ドーソン、マイケル・クラーク・ダンカン、ニック・スタール、カーラ・グギノ、
マイケル・マドセン、それからジョシュ・ハートネット。
僕が知ってるだけでもこれだけのスターが出演していた。
もう、ブルース・ウィリス演じる元刑事ハーティガンの死の美学にシビれ、
ミッキー・ローク演じるマーヴの異常なまでに屈強なさまに見とれ、
クライヴ・オーウェン演じるドワイトの役は、彼の演技を見て初めてカッコいいと思った。
ジェシカ・アルバは、憶えている限りで近代映画史に残る美しいヒロインの誕生だと思った。
ベニチオのジャッキー・ボーイはこれ以上なく憎らしく、
イライジャ・ウッドのサイコキラー役は、
「ここまでしてフロドのイメージから脱却しようとしなくていいのに」と思ったし(笑)、
ブリタニー・マーフィは相変わらずの小悪魔フェイスで魅力的だったし、
ニック・スタールの黄色バージョンはめちゃくちゃ笑えたし。
こりゃあ凄いよ。どのキャラクターも魅力的。
ぜひ、あと2本作って、「裏ロード・オブ・ザ・リング」にしてくれまいか。(爆)

ああ、ちょっと褒めすぎたな。(笑)
でも、とても面白い映画でした。
難点はといえば、ひとつだけ、残酷すぎる場面があること。
当然、人がバタバタ死んでいくような展開に気分を悪くするような人には向きません。
たぶん、最後まで観て絶賛するか、
10、20分で席を立って、チケットを買ったことを後悔するかどっちかかな。
僕は前者。9点。
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by ginpei_chan | 2005-10-04 10:58 | 映画(さ行)