ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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『ボウリング・フォー・コロンバイン』で銃社会に立ち向かい、
『華氏911』でブッシュ一族とオサマ・ビンラディンとの関係にメスを入れた
気鋭の映像ジャーナリスト、マイケル・ムーアの最新作が『シッコ』
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国民皆保険制度の無いアメリカの医療保険制度に切り込んだ野心作です。
ムーアが医療保険問題を描く構想は以前からあったらしく、
911事件で救助活動に参加して以来疾患に苦しむ
救急隊員の治療問題も絡めて、満を持して世に放ちました。

作品の構成は、アメリカの医療制度と他の先進国の医療制度の比較、
そして、ムーアが救急隊員たちを、911事件の犯人たちが
手厚く収容されているというグアンタナモ軍事基地に連れていくくだりの2部構成。
どちらも興味深く観ていました。
マイケル・ムーアの作品なので、
若干自分の主張に都合のいい情報を揃えて論じているようなところもあるように思えますし、
彼一流のユーモアも、今回はちょっと控えめに演出したようにも感じました。
でも、彼は、真正面から堂々と正論を振りかざし、
今回の彼の作品はちょっと違うゾと思わせるくらいの熱がありました。
それは、彼の、とてもストレートな、母国アメリカへの愛だったように思えます。
『華氏911』では、かなりブッシュへの攻撃色が強まり、
観ているこちら(僕個人のことですが)が少し眉をひそめてしまったわけですが、
(いや、それでもじゅうぶん面白いんだけどさ(笑))
彼がいかにアメリカという国のことを真剣に想っているのか、
それが熱く、まっすぐに伝わってきました。

そして、この作品を観ながら、詳しくは語られていませんでしたが、
僕らの国、日本の国民皆保険制度について考えざるを得ませんでした。
アメリカ、フランス、イギリス、カナダ、いろんな国の医療保険制度について
勉強することができましたが、
では、日本はアメリカかアメリカ以外の諸外国か、
どちらの国に近づいていっているのか...
そのことを考えると、他人事ではないアメリカの現実と僕らの未来
そんなことに思いを馳せずにはいられませんでした。

なにか、この映画を観て、誰かとたくさん話をしたくなる映画でした。
いい作品でした。
8.5点です。
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by ginpei_chan | 2007-09-14 08:57 | 映画(さ行)
LAで最も危険な街といわれるサウスセントラルに生まれ育った人々にとって、
行く末は「ギャングになるか、踊るのか」。
かつては大物ディーラー(ヤクの売人)、その後クラウン(道化師)に扮して
子供たちを、道を踏み外さないようにダンスに導くトミー・ザ・クラウンの生き様と、
そこから生まれたダンスムーブメントを追ったドキュメンタリー作品がこの『RIZE』
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道を歩いているだけで、ギャングに撃たれる、それがサウスセントラル。
そんな街で、ダンスに打ち込み「RIZE」(RISE)しようと奮闘する若者たち。
誕生日パーティーでパフォーマンスをしたり、ダンスバトルで競い合ったり、
でも、仲間が街で撃たれたり、ダンスバトル中に家に空き巣に入られたり...
いいことをする人に災いは起こる。
街のヒーロー、トミー・ザ・クラウンでも、何度も挫けそうになる。
生きること、たったそれだけのことが過酷で残酷な街。
正直、彼らの精神性とか、ちょっと理解できないところもあるし、
ダンスバトルも八百長だとかなんとかでモメてるし、
なんだかなーと感じた部分もちょこちょこありました。
でも、このダンスパフォーマンスは素晴らしかった。
劣悪な環境の中でも弾ける筋肉と情熱。
魂が露になる。強烈な自己表現。生きることは踊ること。
素晴らしい映像体験です。考えるんじゃない、感じるんだ。
そう言われているかのようでした。
映画としては7.5点。
この映画を観て、劇的に感じるものがある人も、日本にもきっといるはず。
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by ginpei_chan | 2006-12-22 02:13 | 映画(ら行)
TSUTAYAで、新作も半額だったので、仕事帰りに寄って、新作を物色してました。
でも、なかなか時間がなくて、そんなに本数観れないので、
いろいろ迷った挙句、『にゃんこ THE MOVIE』を借りました。
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最近、TVでもよく紹介されてて、(というかフジテレビだけだと思うけど)
ここ最近、猫に癒される必要性を切に感じている僕としては、
ぜひとも観なければならなかったわけなのです。

で。
僕、よく中身も分からないまま借りたのですが、
特にストーリーがあるわけでもなく、
「今日のにゃんこ」の総集編みたいな感じでした。
本編もオムニバス形式の1時間ちょい。
いろんな町のいろんな猫がたくさん紹介されてました。
僕のお気に入りは、宮城県の田代島の「垂れ耳のジャック」。
ああ、ジャック。がんばるんだよ。
優しい漁師さんやおばあちゃんにエサをねだって生き延びるんだよ。

ナレーションは、フジテレビの奥寺さんと、篠原涼子。
西山喜久恵さんじゃなかったのがちょい残念。

これは、劇場公開無しのDVDリリースオンリーのモノで、
別にDVDでリリースしなくても、TVの1時間番組でも良さそうな気がします。
よほどの猫好きなら、お金出して借りてもいいと思うけど、
映画じゃないな、コレは。
さすがに、Yahoo!Movieでもこの作品の頁はありませんでした。(笑)
というわけで、猫好きの僕には楽しめたので、5点にしておきます。
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by ginpei_chan | 2006-07-30 01:05 | 映画(な行)
ええ、やっぱり4年に一度ですもの。サッカー漬けですよ。(笑)
ふだん、Jリーグも見ないクセに、国際試合は興味あるんです。
今回のW杯、もうTVで5、6試合くらい見てるかなあ・・・。
ほとんどが深夜の放送なので、慢性的な寝不足になりつつあります。
今週末に、映画検定の試験もあるのに。(爆)
まあいいや。映画検定は1年に一度、W杯は4年に一度。(←現実逃避モード突入)

さて、前回のW杯は、日本と韓国の共催で、それはそれは盛り上がりましたが、
僕の、4年前のW杯の思い出といえば、
ブルーの代表ユニフォームのレプリカに身を包んだ
若者たちで賑わう神戸・三宮の街を、当時の彼女とそしらぬ顔で
映画館に行き、『少林サッカー』を観たことですね。(笑)
夕方、映画が終わって外に出ると、日本代表が勝ったか引き分けたか、
ブルーの群集が車道を占拠して、自主パレードを展開し練り歩いておりました。

で、今回は、TVで深夜に観戦する日々を送っているのですが、
映画館でも、サッカーを題材にした『GOAL!』が公開されるなど、
映画界でもサッカー気運が高まっている感じですね。
ここで、僕がオススメするサッカー映画ですが、
もちろん日本でサッカー映画といえばこの映画!SMAP主演の『シュート!』です!














・・・すみません、ウソです。そんな映画観たことありません。



仕切りなおして、僕のオススメするサッカー映画は、『The Othe Final』です。
昨年7月13日の日記でもご紹介しているんですが、
2002年のW杯の決勝当日、FIFAランキング最下位の2チームが行った、
事実上の「世界最弱国決定戦」の模様を記録したドキュメンタリーです。
詳しくは昨年の日記をご参照あれ。なんですけど、ほんといいですよ、この映画。

「これは、サッカーの勝利だ。」

そんなことばを、スンナリと受け入れることのできる映画です。
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by ginpei_chan | 2006-06-19 23:55 | ひとりごと
まあ、大怪獣が東京に現れたわけでもないのですが
それよりもビックリする出来事かもしれない。
昨日、昼間にやしきたかじんの「そこまで言って委員会」という番組を見てたら、
『A』『A2』森達也監督が出ていた。
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主に、マスコミが懲罰機関化していることについての討論と、
アーレフ(オウム)の分化についての討論で発言していたが、
田嶋陽子が試写会に行っていたとか、
ドキュメンタリーの撮影を申し込んだら、
荒木広報副部長にアッサリと許可をもらったことや、
TVで、『A』の放送と、監督と宮崎哲弥との対談をセットで放送しようとしたら
TV朝日の幹部から止められたとか、そういう話がたくさん聞けて面白かった。
でも、三宅久之にはだいぶ遠慮しているように見えた。(笑)
個人的には、『A2』よりも『A』の方が面白かったような覚えがあるなあ。
TVで深夜放送でやってくれないかな。
もう一回観たい。
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by ginpei_chan | 2006-06-12 12:01 | ひとりごと
今週発表された、アメリカのボックスオフィスで、
わずか全米77館の公開規模ながら、TOP10内に入ってきた作品があるそうです。
それが、環境問題を取り扱ったドキュメンタリー、『An Inconvenient Truth』
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あの、2000年にジョージ・W・ブッシュと大統領選挙を戦った、
民主党(小沢一郎のトコではない)のアル・ゴア氏が行ってきた、
環境問題への取り組みと、その講演活動を中心として構成された
ドキュメンタリー映画です。
彼が大統領選挙に敗れたあと、政界から身を引き、
彼が長年関心のあった環境問題について取り組んできたとは知りませんでした。
(いやあ、元上院議員で元大統領候補者といえば、
 政界に居座り続けて、それなりの影響力を行使し続けることは容易だっただろうに・・・)

内容も、相当ショッキングなことになっているようです。
(カテゴリー4~5のハリケーンの数が、ここ30年で倍増したとか、
 今後四半世紀で、地球温暖化の犠牲者は倍に増えるとか、
 干ばつや自然発火による火事が増えるとかなんとか・・・)
地球温暖化とは何か、という基礎的なところから、
このまま地球温暖化が進めば、地球がどうなるのか、
また、今後私たちがどう取り組んでいくべきかなどを啓発するもののようです。
きっと、アメリカにとっては、ハリケーン・カトリーナで未曾有の被害を被り、
それが地球温暖化とただならぬ関係があると聞かされれば、
嫌でも意識することになるんでしょうねえ。
ただ、京都議定書から脱退するなど、
中国と並んで、世界でも最も温室効果ガスの排出に無頓着な国であるだけに、
今後、いかなる科学的事実を突きつけられても、根本的な解決に至るのか?
と、不安にかられてしまうのですが。
(きっと、政治的に、経済的に、地球温暖化対策に世間の気運が高まれば
 不都合な人たちもきっといる・・・今、自分の生きている時代に、
 自分たちが思うまま快適に過ごし、地球の資源をむさぼって生きることに
 何のためらいも感じない人たちがたくさんいる・・・そういう人たちにとって、
 まさにこの映画はinconvenientなtruthなんだろう

そうか、こういう映画が今、アメリカで話題を集めているのか。
日本のサイトでも、この映画のことを扱っているところがないのか調べました。
Yahoo!Movieでは、まだ作品のページはなく、
「ゴア」で検索しても、「加護亜衣」が出てくる始末。(爆)
まだ、日本では注目されてないみたいですねぇ。

それでも、この映画が、既にアメリカ本土で大きな注目を集めているのは確か。
この映画と、この映画の引き起こす世論の反応を注目していきたいです。
この映画、もちろん日本でも公開するんですよね???
してくださいよ、お願いしますよ。
・・・いや、だってさ、僕の英語力じゃあ、字幕無しで観たら
絶対理解できないですもん。(笑)

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by ginpei_chan | 2006-06-09 22:02 | ひとりごと
1ヶ月間、一日三食マクドナルドを食べ続けると人間の体はどうなるのか。
そんな、ガチンコ電波少年的な企画『スーパーサイズ・ミー』
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監督が、「反ファストフード論者」に取材した映像も交えながら、
監督が30日間マクドナルドを食べ続け、実際に健康を害していく姿は壮絶でした。
特に、「スーパーサイズ」を勧められたら断らない、というルールを設定しているので、
日本ではペットボトルでしか売っていないようなハンパない量の
炭酸飲料などを飲み干す姿は涙モノ。
確実に臓器は弱っていっているのに、中毒物質のせいで、
食べたら精神的にホッとしてしまうというのは怖い話ですね。
個人的には、アメリカの学校給食の話や、子供への「刷り込み」の話は
なかなか説得力があって面白かったです。
マイケル・ムーアといい、アメリカのドキュメンタリー作家は面白い人が出てきましたね。
8点。
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by ginpei_chan | 2005-07-19 20:10 | 映画(さ行)
2002年の日韓W杯の決勝戦当日、
実は、FIFAランキング最下位2ヶ国による、「裏世界一決定戦」が行われていた。
その最下位両国の人々や、コーチ、選手、
また、試合をマネージしたオランダ人などにインタビューをして、
開催決定から試合当日までを追ったドキュメンタリーです。
実際の日本公開時のタイトルは、『アザーファイナル』なんですが、
個人的に、原題の『The Other Final』の方が適切だろうと思うので、
タイトルも原題の方にさせてもらいました。
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カリブ海の小さな島国・モントセラトと、アジアでも日本には馴染みのないブータン。
この、世界でも無名の小さな国が出会い、
ひとつのボールを中心にして、選手が、国民が交わり、熱狂する。
映画の中にもありましたが、この試合は、結果の勝ち負けではなく、
「これはサッカーの勝利だ」という言葉そのものだと思います。

僕は、サッカーはあまり詳しくなく、野球の方が好きでよく見ますが、
どうしてサッカーが世界中に普及し、野球はオリンピックから姿を消したのかが
なんとなく分かる気がしました。
ボールひとつと、平らな場所があればどこでもできる。
ボールひとつで、肌の色が違っても、宗教が違っても、友達になれる。
まさしく、これは、サッカーの勝利だ。
サッカーファンも、そうでない人も必見です。
8.5点。
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by ginpei_chan | 2005-07-13 18:40 | 映画(さ行)
最近、DVDの売り上げが20万枚を突破したというニュースもあった、
海洋ドキュメンタリー映画『ディープ・ブルー』
つい数年前、似たような名前のサメパニック映画もあったような気がするけど
とにかくドキュメンタリー映画の『ディープ・ブルー』。
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とにかく美しい。
美しく、瑞々しく、力強く、深く、儚い。
本編は90分ほどで、一気に観やすい長さ。
しかし、たくさん印象的なシーンがあって、とても密度の濃い90分でした。
白熊のエサ探し、水鳥のダイビング、ペンギンの行進、深海魚のビーム(!)、
シャチがアシカの子どもを放り投げ、コククジラをかじり殺す。
美しすぎて見とれてしまい、90分なんてあっという間。
個人的には、『WATARIDORI』よりも観やすかった。
夏公開の、『皇帝ペンギン』も楽しみです。
8.5点。
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by ginpei_chan | 2005-07-04 02:50 | 映画(た行)

『March of the penguins』

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ネット上で、映画のトレーラー(予告編)を拾った。
『March of the penguins』といって、ペンギンのドキュメンタリー映画だ。
もうね、今日はこれを何度もリピートして見てます!
すごく面白そう!
フランスの映画で、製作には「National Geographic」も参加しているみたい。
僕が見たトレーラーは、アメリカ版のものだったようで、
ナレーションはモーガン・フリーマンでした!
日本版は、『皇帝ペンギン』というタイトルで、7月16日公開予定。
公式サイトを見た感じでは、フランス版に字幕を付けて公開なのかな。
(アメリカ版の、モーガン・フリーマンのナレーションも聞きたいんだけどな…)
それにしても、コレは見に行くっきゃないな…(* ̄ー ̄)
友人の、前世がペンギンだったと吹いている名和くんにも教えてあげねば。(笑)
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by ginpei_chan | 2005-06-06 03:54 | ひとりごと