ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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先週末に観てきた『ドリームガールズ』
先週は映画館づいていました。(笑)
この映画、もちろん、ジェニファー・ハドソンがオスカーを獲得した、今話題の映画です。
やはりというべきか、人気ブロードウェイミュージカルの映画化だそうな。
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デトロイトで人気歌手を目指す「ドリーメッツ」の3人は、コンテストに出場するも
デビューするキッカケも掴めないままの日々が続いていた。
しかし、あるコンテストに出場した折、カーディーラーから音楽業界への転進を目論む
カーティスが彼女たちに目をつけ、人気歌手ジミー・アーリーのバックコーラスにねじ込む。
その日から、ドリーメッツ(のちのドリームズ)とカーティスの破竹の日々が始まる…
夢と現実、成功と挫折、愛とその終焉の物語。

僕がこの映画を観終わったときの印象は、「よくできた映画やな~」ってこと。
歌もいい、曲もいい、ストーリーもまとまっていて、起承転結がしっかりしてる。
キャラクターもそれぞれ立っていて、キャストも魅力的。
ミュージカルのお手本のような作品です。
ビヨンセはあいも変わらずこの世のものとは思えないくらい美しいし、
ローレル役のアニカ・ノニ・ローズもいい味出してました。
ジェニファー・ハドソンに至っては、パワフルな歌唱力とその体躯で存在感抜群でしたね。
エディ・マーフィーもノリノリ!彼のコメディアン魂が炸裂していましたね。
カーティスを演じたジェイミー・フォックスも、最初は髪型に笑ってしまいましたが(笑)、
ちゃんと歌のシーンもこなしてたし、
ヒールでちょっと損な役回りだったけどいい存在感でした。

楽曲がいいのは、ブロードウェイの折り紙つきだし、
歌唱力の確かな3人が歌うのでそのパフォーマンスには誰もが惹き込まれると思います。
ほんと、チケット代が安く感じました。
もっと、凄いショーを観ているような感覚でね。

ストーリーは、いい意味でまとまってて、起承転結があって分かりやすい。
キャスト同士がどうつながって…というのは、舞台劇ならではですね。
ちょっと、うまくまとめすぎな気もしますが、
これくらい分かりやすかったら観る方も安心して観ることができます。
それで、話の筋としては、古今東西どこにでもある、
成功と挫折、愛とその終わりについて。
何かを手に入れると何かを失う。いつの時代も、どの場所でも同じこと。
物事の摂理ですね。
ありがちな話ですが、分かりやすくていいと思います。

それに、この映画は、ディーナ(ビヨンセ)の物語であり、
カーティス(ジェイミー・フォックス)の物語であり、
エフィー(ジェニファー・ハドソン)の物語であり、
更にはジミー・アーリー(エディ・マーフィー)の物語であり、
ローレル(アニカ・ノニ・ローズ)の物語であり、
そしてそしてC.C.(ディーナの兄)の物語であり、
マーティ(ジミーのマネージャー)の物語であり、エフィーの娘の物語でもあり、
それぞれの役にちゃんと物語が肉付けされているのが凄いと思いました。
どの人物にもドラマや背景があって、どの人物の視点でも物語を楽しめる。
それがとても面白くて、どちらかというと脇役の、
エフィーの娘や、C.C.や、マーティやジミー・アーリーの人生に
思いを馳せることができるのも、この映画の楽しみ方だと思います。

音楽も、俳優たちも、ストーリーも全ていい。
チケット代が安く感じてしまうような豪華でパワフルなショー。
ぜひ、レンタルを待たずに、観るなら映画館へ!
8点です。

…ちなみに。
僕が「もっと見たい!」と思ったのは、映画冒頭にちょっとだけ出てくる、
“タイニー”ジョー・ディクソン!
めっちゃカッコよかった!(≧∇≦)
…僕だけですかね?(爆)
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by ginpei_chan | 2007-03-07 19:10 | 映画(た行)
近年の邦画界で屈指の傑作、『下妻物語』の中島哲也監督の最新作、
『嫌われ松子の一生』を観てまいりました。
壮絶なまでに不幸な人生を歩む川尻松子の生涯を、
しかし明るく前向きに、ミュージカルシーンをまじえて描く異色作です。
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まあ、ここ数ヶ月の公開前の話題といえば、
中島監督と、松子を演じた中谷美紀の撮影中の確執を芸能ニュースが伝えたり、
なんかそういう話題作りもどうなんかなーとは思うんですけど、
ともかく本編の内容が面白ければいいなあと思い、劇場に足を運びました。

この映画、ストーリーそのものは、ほぼ救いらしい救いのない
人生まっさかさま転落地獄絵図なんですけど、
それを、徹底的にポップに前向きに描いていて、ときに笑っちゃうほど。
それに、暗い暗い物語を、彼女の存在を知らなかった甥の笙(瑛太)が
生前の松子に関係した人々の回想をもとに追いかけていくという構成で、
その構成のおかげでちょっと救われたかな。
このへんは構成の妙でしょう。
瑛太、よかったですね。なんか、じーんときました。

で、キャストですけども、主演の中谷美紀はまさに熱演でした!
健気というか、バカというか、一途というか、
彼女が愛する男は皆揃ってひとクセもふたクセもある人たちなんですけど、
いろいろな男を、真正面から受け止めて、
男から受ける愛情(たとえ愛情らしきものを受けなくても)を
何倍にも何十倍にもして返していく、超ポジティブ恋愛活劇を繰り広げます。
(結局は、みんな松子の愛を受け止めきれずに逃げていったんだろうけどね)
また、松子の愛した男たちの個性的なこと!
「オマエは「めぞん一刻」の三鷹か!」と、30代以上の観客に
ツッコませるためのキャラなのか、体育教師役には谷原章介。
それから、太宰かぶれの退廃小説家役にクドカンがグッとハマり、
そのクドカンの友人で、クドカン亡き後に松子を奪う兼業小説家役に劇団ひとりを配し、
どちらもその多才ぶりに大いに驚かされる。
そして、武田真治がトルコ嬢(時代ですなぁ(笑))のヒモ役で、短い時間だけど出演し、
その怪演ぶりにワクワクしたし、
中島作品には続けて出演の荒川良々が、
おそらくは、松子が愛した男の中で唯一マトモな男を演じて、
そのたたずまいがクスッと笑えたりね。
そして、松子がその人生を捧げたといってもいい龍を演じた伊勢谷友介・・・。
いやあ、当然カッコいいんだけど、いい役者になりましたなぁ。
そのほか、AV製作会社の社長兼AV女優の沢村社長役に黒沢あすか。
初めて観たんですけど、いい役だったし、いい女優さんですね。
それから、トルコ嬢役で出演したBONNIE PINK!!
すっげえハマってました!(≧∇≦)
この配役を考えついた人は天才かもしれない。
松子の人生を彩った人々、とても個性的で楽しかったです。

この映画はこの映画で突き抜けている作風ですが、
個人的には、どちらかというと、『下妻物語』のときの作風の方が好きですね。
青春モノに、ヤンキーと茨城とゴスロリがハマってて。(笑)
今回は、物語が思いっきり暗かったですからね。
たぶん、ついていけない人もいたかもしれないです。
でも、既に、中島監督しか造りえない映像世界。良かったです。
8点かな。
思いっきり暗いのに、観終わったらなんか清々しくなれる映画でした。

それから。
中島監督、もしかして、中谷美紀の中のMな部分を引き出して
撮影を通して真性M調教をやりたかったんじゃなかろうか?(爆)
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by ginpei_chan | 2006-05-28 21:22 | 映画(か行)
ブロードウェイで人気のミュージカルを映画化した『RENT』
キャストはブロードウェイ版とほぼ同じ、演出を担当したのはクリス・コロンバス。
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AIDS、ゲイ、レズビアン、貧困、さまざまな事情を抱える
ニューヨークはイーストヴィレッジの若者たちの、
1989年のクリスマスイブから、1990年のクリスマスイブまでの1年間を追った物語です。
テーマそのものは重いんですが、若者たちの人生に対する前向きなパワー、
そして愛の力で、全編ポジティブに見せてくれます。
それに、キャストを、ほとんどブロードウェイ版と同じメンバーで演じたからか、
もうメチャ歌が上手い!大迫力!で、終始圧倒されっぱなしでした。
特に、オープニングで流れる"seasons of love"は印象的で、
これで映画にぐっと引き込まれること間違いなし!
実際のブロードウェイ版でも、オープニングで主要キャストがステージで一列に並んで
この歌を歌うそうで、映画版でもそれを踏襲していたんですね。
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とにかく歌は素晴らしいし、ストーリーもいい、キャストも皆とても魅力的。
数少ない映画版オリジナルキャストの一人、ロザリオ・ドーソンも、
精一杯頑張って、舞台のオリジナルキャストに負けない魅力がありました。
うん、ほんと、非の打ちどころが無いような素晴らしい映画でした。

まあ、ちょっとワガママな観客の一人として言わせて貰えば、
ラスト近辺のストーリーの流れが、何のサプライズもなく
小さくまとまってしまったのではないかなあというのが残念な点。
終盤までの映画のパワーが、ラストで爆発する形ではなく、
誰もが納得できる形に収束されてしまったように感じました。
最後まであのパワーで押し切ってくれたら最高だったんだけど・・・。
いや、充分面白かったんですけど、ちょっとワガママですかね。(笑)
いい映画でした。やはりミュージカルはイイ!ヾ(≧▽≦)ノ
「No day, but today.」です。
8.5点。
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by ginpei_chan | 2006-05-03 06:01 | 映画(ら行)
メル・ブルックス御大の1968年の名作が、ブロードウェーで舞台化され、
そしてまた映画という形で銀幕に帰ってきた、ミュージカル『プロデューサーズ』です。
御大は製作・脚本・音楽を担当、舞台版で演出を務めたスーザン・ストローマンが監督、
ブロードウェー初演時のW主演、ネイサン・レインとマシュー・ブロデリックがそのまま主演。
ハゲ、ゲイ、ナチを笑い飛ばす異色のミュージカルです。
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業績は落ち目、金持ちのご夫人たちから小切手をせびって興行を打つ
しがないプロデューサーのマックスにネイサン・レインが扮し、
小心者だけど真面目で不器用な会計士レオにマシュー・ブロデリックが扮する。
ふたりが、絶対にウケずに公演が1日で打ち切りになるミュージカルを製作し、
出資金をまんまとせしめるという悪だくみのもと、
大金を儲けたいマックスと、ブロードウェーのプロデューサーになりたかったレオの
利害が一致し、ふたりは「最悪の脚本」と「最悪の演出家」を探し出し、
念願の「史上最悪のミュージカル」の幕を開けるが・・・というお話。

ブロードウェーでビッグスターのふたり、
ネイサン・レインとマシュー・ブロデリックはさすがのムーブでしたねえ。
こういう人がブロードウェースターっていうんだろうな、って思いました。
映画版オリジナルキャストも、ウマ・サーマンもすごく頑張ってたし、
ウィル・フェレルは、『奥様は魔女』が物凄く酷かったので、
正直全く期待してなかったんだけど、
なるほどそれなりに頑張っていて、面白かったです。
あと、キャストでいえば、オカマ演出家とその助手のロジャー&カルメンが面白かったかな。
あれが舞台で鍛えた俳優の演技の真骨頂というものだと。

この映画、正直最初はテンションについていけなくて眠かったんですけど、
ストーリーが進むにつれて、そこそこ笑えるようになりました。
話そのものは荒唐無稽で無理があるし、
そこはもうコメディだと割り切るしかないレベルですが、
それをクリアすれば映画にノッていけると思います。
ネタ不足で久しいハリウッド映画界で、ブロードウェーミュージカルの
映画化が目立ちますが、この映画よりは『シカゴ』の方が好きかな。
今年公開の『レント』も気になりますけど。
というより、やはりミュージカル映画といえば、
僕には『雨に唄えば』『私を野球につれてって』などのジーン・ケリー作品が
あまりにも傑作すぎるので、映像技術がいくら向上しようとも、
その頃の作品と比べてしまえば・・・あまりピンと来ないんだよなあ。
ダンスやタップ、スターの華などを比べてしまうと・・・うーむ。
(バズ・ラーマンの『ムーラン・ルージュ』は傑作なので別格ね)
でも、それなりには楽しめましたよ『プロデューサーズ』。
TVのCMで某オカマ評論家がベタボメするのには首を傾げざるを得ませんが
スターたちの歌とダンスを軽く楽しむにはちょうどいいのでは。
7.5点というところです。
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by ginpei_chan | 2006-04-14 01:01 | 映画(は行)
むかしむかしからの有名な戯曲を映画化した『オペラ座の怪人』
意外にも、ジョエル・シューマカーの演出。
出演してる俳優さんたちは、ほとんど知りませんでした。
無名俳優を使って、超有名な舞台を映像化。
(無名ってのは、映画として興行的に成功を狙うのなら、
 それなりに映画界で有名な俳優を使うのが常套手段だと思ったので。
 きっと、皆さん、演劇界で名のある人たちだと思います。)
これはこれで、けっこうなチャレンジですねぇ。

あ、でも、「ひょっとしてこの人は…」と思ったのは、
歌姫カルロッタ役のミニー・ドライヴァー。
フランス語(?)を流暢に操って、正直鳥肌がたちました。
すごい存在感でしたよ。
もちろん、ファントムも、クリスティーヌも、とてもよかったんですが、
知っている俳優さんが良かったという点で、
ミニー・ドライヴァーはいい演技してました。

ストーリーは、きっと、オーソドックスな「オペラ座の怪人」なんだと思いますが、
映像も音楽も、全て良かったです。
久々に映画らしい映画を観て、しかも映画館で観ることに価値がある映画で、
期待以上のものをもらえた映画でした。
(そういえば、原作でも、ラストはああいう感じなんでしょうか?
 主人公たちが年老いた設定になっていますが…)

自分がアカデミー会員なら、作品賞に『Ray』もいいけど、
この映画も捨てがたい感じ。
(いや、実は、ノミネートされなかったんですけどね(笑))
それくらいいい映画でした。9点。
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by ginpei_chan | 2005-02-08 03:57 | 映画(あ行)