ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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さ、スキンも変えたところで、blog本格復帰とイキましょう!(っつーかサボリすぎだろ(笑))

復帰第一作は、こないだレンタルで観た、韓国のキム・ギドク監督の『弓』
いや、ディカプリオのアレとか、リリーさんのアレとか、あのエイドリアァーーーンのアレとか、
いろいろ映画館では観てるんですけど、
久しぶりに書くってことで、リハビリの意味を込めて、マイナーなヤツからいきますね。(笑)
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で、『弓』。
僕とは相性が微妙なところのキム・ギドク監督。
『悪い男』はちょっと...だったんですが、『サマリア』は面白かった。
今のところ一勝一敗なんですよね。(笑)
物語は、海に浮かぶ小さな釣り船の上で送られる、
老人と、若くて美しい少女の二人の生活とその破綻を追ったもの。
少女は、幼い頃に老人が拾ってたもので、
老人は彼女を、それはもう大切に育てていて、
娘と結婚することに決めている17歳の誕生日を、老人は心待ちにしているのでした。
しかしある日、舟にやっていた客の釣り人の中に、若くてハンサムな男がいて、
少女の心は次第に彼に奪われていくのでした...
さあ、どうするじいちゃん!どうする少女!
という、とてもワクワクドキドキな物語です。

といっても、この作品、独特な演出方法で、
老人と少女は、本編の間一言も喋りません。
まさに、目や表情だけで語っているのですが、それがまあ素晴らしい!
少女の、男を誘う魔性の瞳!
老人の、愛情と時間の全てを費やしてきた少女が奪われんとすることに対する怒りと絶望!
全く一言も喋らないことで、非常にスリリングに感じさせてくれます。
また、シンプルなストーリーながら、いろんな伏線が張り巡らされているようで、
「この後どうなっちゃうんだろう??」と、ホントにハラハラするんです。
これが、90分くらいの本編に凝縮されているもんだから、
観た後どっと疲れがくるのです。(笑)
でも、ホントにハラハラしたなあ...

ラストはねえ...賛否両論あるんじゃないかなあ...
僕は、この面白さで最後まで引っ張ったのなら、
もっと違う結末を用意してもらってもよかったような気がするのですが。
まあ、人の好き好きでしょうが...うーん。

でも、役者さんは抜群に上手いし、ストーリーはスリリングだし、
90分で一気に語り切ってしまう手腕たるや脱帽の域ですね。
キム・ギドク、世界中で高く評価されているのが分かる気がします。
8.5点。
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by ginpei_chan | 2007-04-25 03:56 | 映画(や行)
柳楽優弥くんと沢尻エリカのラブストーリー、『シュガー&スパイス 風味絶佳』を観ました。
フジテレビ製作の映画なので、製作はもちろん亀山千広氏。
なんと、フタッフロールでは、懐かしい「大多亮」」って名前も目にしました。(笑)
監督は、フジのドラマでお馴染み中江功。
共演は、夏木マリ、大泉洋、サエコ、岩佐真悠子、高岡蒼佑、Mr.マッスルなど。
なんじゃこの取り合わせは。(笑)
有名な小説の映画化だそうです。
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まあ、とにかく、柳楽くんもフレッシュだし、『誰も知らない』のときよりは
ずいぶん大人になったなーって感じはするけど、でも瑞々しくて良かったです。
というか、想像以上に柳楽くんが良かった。不安は杞憂に終わりました。
沢尻エリカもすごく可愛くて、服とか見てるだけでも楽しめたし、
オトコよりもちょっとお姉さんなカップルってのがうまくハマッてましたね。
この二人の組み合わせってのを考えた人、
なかなかやるなって思いました。(笑)

ストーリーは...ホロ苦いラブストーリーですね。
でも、こういう恋愛の終わり方とか、あるんじゃないでしょうか。
ホント、「女の子はシュガー&スパイス。優しいだけじゃダメなんだよ。」なんですよねえ...
うーん、苦い。苦いなあ...。
なんで優しいだけじゃダメなんだよ!女子!(笑)
でも、オトナオトナした恋愛じゃないし、ハイティーンの、それもイマドキの恋愛を描いた
映画って、けっこうありそうで無かった気がするので、とても新鮮で面白かったです。

共演の顔ぶれも多種多彩でした。
でも...夏木マリの「グランマ」役は...どうなんでしょうねえ?
僕は、やりすぎだろって思いましたけども...
もう、最近、完全に「女版竹中直人」化してませんか?この人。(笑)
で、彼女の「必需品」たるボーイフレンド役のチェン・ボーリンって俳優さんも、
なんか全然リアリティ無かったしなあ...
大泉洋は面白かったですね。今回は、彼の貴重なリーゼントが見られます。(笑)
ガソリンスタンドの同僚との掛け合いは面白かったですよ。
高岡蒼佑は肥りましたかねえ?
たぶん、『パッチギ!』以来の、沢尻エリカとの再共演でした。
あと、個人的に気に入ってるのがサエコ。この子可愛いよね。(笑)
いつ、どんなシチュエーションにいても、空気読めてないような喋り方が好きです。(爆)
その彼氏役のMr.マッスルについては...まあ、フジテレビ的なオマケだね。(笑)
ああいうのが許せない人もいるだろうけど。
ま、そう目くじらたてるほどの映画じゃないよね。こういう映画は。
あと、今や日本映画界を引っ張る「Wあおい」の一人、蒼井優も出てました。
サプライズ的な出演だったけど、「おおっ!」と身を乗り出してしまいました。(笑)

ストーリーは、そんなに奇を衒ってないけどもわりと面白かったし、
主人公の二人が魅力的だったので、僕的には「アリ」な映画でした。
マイナス面を挙げるとすれば、夏木マリの「グランマ」くらいかなあ...(苦笑)
ま、とにかく、沢尻エリカを鑑賞して萌え~って映画でした。(爆)
7.5点です。
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by ginpei_chan | 2007-03-28 00:49 | 映画(さ行)
「人生に一度だけ、誰にでも運命の休暇がある。」という映画、『ホリデイ』
ナンシー・メイヤーズという最近よく聞く名前の女性監督がメガホンをとり、
キャメロン・ディアスとケイト・ウィンスレットという2人の女性を主人公に据えた作品です。
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カリフォルニアで映画の予告編製作会社を営むアマンダと、
新聞でコラムを書く記者で、ロンドン郊外に住むアイリス。
二人の共通点は、失恋したばかりだということ。
アマンダとアイリスは、「ホームエクスチェンジ」で、
2週間だけお互いの家や車を交換して休暇を楽しむことにした―。
という、ラブロマンスでコメディでハートウォーミングなドラマです。

話の筋はとても分かりやすいし、一部クソ野郎も登場しますが、(笑)
基本的に登場人物全員が善人なので、観ていてホッとする映画です。
キャメロン・ディアスもケイト・ウィンスレットも魅力的で、
彼女たちには、きっと女性ならば誰でも共感できると思うし、
観ていて、誰もがアイリスで、誰もがアマンダで、いいストーリーだと思いました。
アマンダは、アイリスの家で、アイリスの兄グレアムと出会い、恋に落ち、
アイリスは、アマンダの家で、アマンダの友人マイルズと出会い、恋に落ちる。
分かりやすすぎるほど分かりやすいストーリーだなあ。
でも、グレアムを演じたジュード・ロウも、マイルズを演じたジャック・ブラックも
とても良かったし、キャストに関してはまったくハズしてなかったですね。
ジャック・ブラックはいつもよりは控えめなパフォーマンスで、
それは若干残念ではあったんですが。(笑)

すごく特別な映画!というわけではなかったけれども、デートで観るのには最適だと思うし、
誰も傷つけない物語なので、誰にでも勧められる。
そして、ちょっとした深みもあって、ホロリとさせられる。
そんな、人畜無害のハートウォーミングムービーでした。
7点ってところでしょうか。
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by ginpei_chan | 2007-03-25 22:11 | 映画(は行)
最近、映画観すぎやな...( ̄∀ ̄;)
で、この『初恋』、1968年に起きた「三億円事件」の犯人がもしも女子高生だったら、
というお話で、犯人の女子高生を宮崎あおいが演じました。
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まあ、突拍子もない設定とも思えますが、これがどうしてどうして面白かったです。
当時過激化していた学生運動と、一見無関係な女子高生。
時代は熱く、何かを求めて蠢いていたのに、誰にも触れられずに孤独の中にいた女の子。
革命を起こそうと静かに決意した男と彼女が出逢い、
彼らは彼らのやり方で、世界を変えようとする。

この映画、最初は特別ノレずに、淡々と観ていたんですけど、
ラスト30分くらいは、前のめりになって観ていました。
不覚にも、惹き込まれちゃったなあ...(笑)
観終わって感じるのは、キャストはみんなよかったですね。
宮崎あおいちゃんは言うに及ばず、
彼女が恋する岸役の小出恵介、リョウ役の宮崎将(あおいの実兄)も、
ユカ役の小嶺麗奈(エンドロールで初めて彼女だと気づきました)も、みんな良かった。
小出恵介は、『パッチギ!』にも出てたみたいだけど、僕は覚えてなくて、
(僕的にはあの映画はいまいち...)
でも、この映画でじっくり観たけど、とても良かったです。
ラストで明かされる彼の本心がとても染みましたね...
七三分けも似合ってたし、とてもいい役者さんだと思いました。
しかし、宮崎あおいちゃんには見惚れてしまいましたね...いつ見ても可愛い。
小嶺麗奈も、いい女優さんになったもんですねえ...すっかり大人になっちゃって。
なんか、もう一度観て、もっと各キャラクターをじっくり見ていきたい気持ちです。

ストーリーも、一見ムリな設定ながら、とてもうまくまとまっていました。
「三億円事件」は、確かに重要なファクターですが、
岸から見た「事件」と、みすず(宮崎あおい)から見た「事件」、
どこかズレてるようで、実は...というのもグッときました。
あと、ラストで、キャラクターたちのその後...というシークエンスになるんですけど、
ああいうの、好きなんです。うるうるきてしまいました。
一生にも勝るような季節を生きてしまった若者たちの話だったんですね。
あと、映画を観終わった後に調べてみたら、
事件の様子が、実際の事件の詳細と非常に似せていて驚きました。
ほんと、うまいこと作った話やなあ...

この映画、ストーリーが進むにつれてどんどん面白くなっていったんですが、
ラストシーンが終わって、感動も最高潮にきているときに
流れてきた元ちとせの歌といったら...素晴らしかった!
なかなか、エンディングテーマが映画にぴったりマッチしていて
気分を盛り上げてくれることって少ないんですが、この映画は抜群に良かったです。
そりゃあ、映画を観終わって、あの歌を流されて、直後にこのエントリを書いてりゃ
8.5点も付けたくなりますよ。(笑)
良かったです。はい。
あー、もっかい観たい。(爆)
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by ginpei_chan | 2007-03-09 10:39 | 映画(は行)
シンガーソングライターのYUIが、紫外線を浴びると死ぬかもしれないという難病を患った
ストリートミュージシャンを演じた『タイヨウのうた』を観ました。
共演は塚本高史、岸谷五朗、麻木久仁子。
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ブラッド・ピットの『リック』同様、太陽の光を浴びることのできない難病...
本当にあるのでしょうか?(勉強不足ですみません...)
しかし、ラブストーリーと難病というのは相性が良いらしく、
大ヒットした韓国映画の『私の頭の中の消しゴム』も、
原作の大ヒットで映画も製作された『世界の中心で、愛をさけぶ』も難病モノですね。
この映画も、ラブストーリー+難病。
使い古された構図というかなんというか...

しかし。
この映画、とっても良かったです。
まあ、僕がYUIが好きというのもあるんですけど、彼女がとっても良かった。
たぶん演技初経験だと思うんですけど、
彼女の透明感とかイノセンスがとてもよく活かされていましたね。
漠然ながら、プロデビューを夢見る少女の役ですが、
既に多くのファンを獲得している本物のミュージシャンが
演じているので、設定に全くムリがないです。
それに、とても瑞々しくて、可愛くて、観ている間じゅうずっと、
おじさん胸がきゅんきゅんいってましたよ。(爆)

共演の塚本高史くんは、ちょいと高校生に見えないかも...(笑)
という気もしましたが、そこんところは観ていて気になる程度じゃなかったし、
岸谷五朗と麻木久仁子の両親も良かったし、
ストーリーも、俳優の演技も、全てにおいて嫌味のない、
かといって難病モノだからといって辛いばかりじゃない、
とてもさわやかな映画に仕上がっていました。
だいたい、難病モノということで、結末はある程度予測できるわけで。
そこまでをどう描くか、ということに関しては、この映画はとてもさわやかに、嫌味なく、
観ていて前向きな気持ちにさせてくれる映画でした。

この映画、TVドラマ化もされましたけど、僕はTVドラマは見ていません。
どうだったのかな...沢尻エリカがこの役をどう演じたのかもちょっと気になりますが。
この映画に関しては8点。
部屋に閉じこもってるヒッキーくんやヒッキーさんも、
この映画を見たら、太陽の下に、眩しい海に、きっと出て行きたくなるはず。
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by ginpei_chan | 2007-03-08 19:11 | 映画(た行)
クリスマスイブの夜に起こった奇跡を描く群像劇『大停電の夜に』を観ました。
最初は興味無かったのですが、友達に勧められて...
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監督は、『東京タワー』の源孝志。
豪華なキャストは、豊川悦司、田畑智子、田口トモロヲ、原田知世、
吉川晃司、寺島しのぶ、井川遥、宇津井健、淡島千景、香椎由宇などなど。
いろんなエピソードが同時進行して、そして時折交差して...という構成になっています。
香椎由宇のような若い子のエピソードや、トヨエツのような中年のエピソード、
そして宇津井健のような年配のエピソードと、ストーリーも多種多彩。
鑑賞する人によって、どのエピソードが気に入るか分かれそうで、
それもこの映画の楽しみ方のひとつといえそうですね。
そして、この映画の大きな楽しみのひとつといってもいいでしょう、
停電前の東京の美しい夜景と、停電後のキャンドルの美しい灯り。
特に、トヨエツ演じる元ベーシストの経営するジャズバーの
無数のキャンドルの光は素晴らしかった!
撮影も大変だっただろうなあ...
そして、そこで展開される、トヨエツと田畑智子のかけあいも凄く良かった!
二人とも芸達者ですよね。
他のキャストも良かったですけど、やはりこの二人が素晴らしかったです。
トヨエツ、いい歳のとり方をしてますよね、ほんと。

監督は『東京タワー』の人ですけど、『東京タワー』よりもずっと良かったです。
トヨエツのジャズバーだけで、映画一本撮れそうだよ。(笑)
8点です。
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by ginpei_chan | 2006-12-29 15:41 | 映画(た行)
竹中直人ファンの僕が観ましたよ『サヨナラCOLOR』
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僕が学生の頃に、映画を好きになってから手当たり次第に映画を観てたとき、
レンタルビデオ屋で出会ったのが『119』でした。
まあ、彼の監督作の中ではマイナーなんですけど、当時はハマっちゃって、
2度3度と繰り返して観たものです。
それから、『無能の人』『東京日和』も観たけど、やっぱり『119』が大好きです。
独特のユル~い空気感と芝居の間がこの監督の作品の特徴です。

で、『サヨナラCOLOR』。
病院に医師として勤める佐々木正平(竹中直人)のもとに、
ひとりの患者が入院してきた。
彼女こそ、正平が高校時代に恋焦がれた憧れの人、未知子(原田知世)だった。
しかし、未知子は、正平のことをこれっぽっちも憶えていない。
正平は、未知子にしつこく「僕のこと、思い出してくれましたか?」と尋ねるも、
未知子はその正平がうっとうしく感じ…。
なんてストーリーです。

主演はもちろん、われらが竹中直人。
内気な医者の独身貴族…と思いきや、バレエまで披露してやっぱりノリノリ。(笑)
相変わらずでしたね。
(夜に大声で告白するシーンとか、完全に自分の半生を投影した役でした)
それから、ヒロイン役の原田知世。
もう、ほんとにきれいで、すごく雰囲気もよくて、目が釘付けになっちゃいました!
この女優さん、真剣に見たこともなかったかもしれないんですけど、
こんなに素敵な女性だったんですねえ…。素晴らしかった!
また、忌野清志郎や中島みゆきをはじめとするミュージシャンたち、
演劇界の大物たちなど、キャストも多種多様で豪華絢爛です。
彼らの織り成す『サヨナラCOLOR』、
やはり独特の間の演技とゆる~い空気感に包まれた、あったかい作品でした。
オチはなんとなく読めてしまったんだけど、それでもよかったなあ…
特に、未知子のオペの前のシーンあたりからラストまでは、
ほんとに心がぽかぽか暖かくなってしまった!
久しぶりに素晴らしいと思えた邦画のラブストーリーです。
8点。
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by ginpei_chan | 2006-10-11 19:58 | 映画(さ行)
リース・ウィザースプーンがオスカーを手にした
『ウォーク・ザ・ライン/君に続く道』を観ました。
実在の伝説的なロカビリー歌手のジョニー・キャッシュと、
カントリー歌手のジューン・カーターとの出会いから結ばれるまでを描いた作品です。
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なるほど、確かに、ジューンを演じたリース・ウィザースプーンは魅力的でした。
キュートで、少し寂しげだけど、強くて前向きな女性。
そのキュートなステージパフォーマンスも含めて、リースがうまく演じていました。
(正直、これでオスカー?という疑問は無くもないけど・・・)
ジョニーは、父との確執、兄を亡くした哀しみなどを抱えて育ち、
精神的にも脆くて危うく、覚醒剤を手放せなくなり、ついには密輸で逮捕される始末。
しかし、「親友」のジューンに支えられ、覚醒剤中毒を克服し、
伝説的なライブ・アルバムを製作し、ミュージシャンとして再起する。

なるほど、アメリカのミュージシャンの伝記モノって、
貧しい出自から大金を手にし、セックスドラッグロケンロー、
いうのが定番なんだけど、この映画もその例に漏れず、だいたいがそんな筋だった。
ジョニー・キャッシュのファンだった人なら、もっと感情移入できるのかな。
最後にふたりは結ばれるんだけど、その陰では、
ジョニーは最初の妻を裏切り続けて傷つけてきたんだよなあ。
誰も彼もが幸せになったというわけでもなく、
でも、ストーリーはジョニーとジューンに焦点を当てているので、
ふたりが結ばれてhappily ever afterになってたけど。
そのへんがどうなのかなーと思った。
もちろん、リースもホアキンも、演奏や歌は吹替えなしで演じていたというから、
すごく頑張ってたと思うし、ジョニーの父親を演じていたロバート・パトリックも
良かったし、細部でいろいろと良かった部分はあったよ。
悪い映画じゃないんだけど、二人の熱演以外にもコレッ!というのが欲しかったかな。
7.5点です。




※本日から、法事のため実家に帰るので、しばらくお休みさせていただきます。
 「Only is not lonely.」は携帯から更新する予定です。
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by ginpei_chan | 2006-08-12 02:10 | 映画(あ行)
先日、『メゾン・ド・ヒミコ』を観てから、いろんな人のblogを読んだりして、
たくさん見かけたのが、この『ジョゼと虎と魚たち』のこと。
犬童一心監督が以前に撮った映画。
田辺聖子さんという作家さんの小説が原作で、
主演は妻夫木聡と池脇千鶴。
食欲と性欲に衝き動かされるフツーの大学生と、
両足が動かず、婆ちゃんに「壊れもの」と呼ばれて姿を隠して生きる女の子の物語。
(ネタバレすると思います。未見の方はどうかスルーして下さい・・・)
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う~ん。参った。
良かった。すごく。
確かに、結末は厳しくて、辛い。けど良かった。
映画の結末だけでなく、ジョゼの人生はずっと厳しい。
きっと、本当に、恒夫とジョゼは、もう二度と会わないんだろう。
でも、二人にとって、お互いは、絶対に一生忘れられない人。
二人はそんな恋をした。
「もう・・・何年前だっけ?」
それでも恒夫は一生忘れない。忘れられない。
そして、その先、それ以上の恋愛なんてできないと思う。
だから、辛い。辛い映画。
でも、二人の恋愛は、ふたりのキスは、ふたりのセックスは、とても愛おしい。
とても愛おしくて、心から辛くなる恋愛映画だ。

ジョゼを見ていて思った。「生」は「性」だ。
ジョゼは、暗い暗い海の底から這い上がってきたのは、
あなたとこの世で一番エッチなことをするためだと言ったのがとても気に入った。
きっと、ジョゼは、恒夫がいつか自分から離れていくのを知っていた。
ジョゼは、この世で一番怖いものを見て、この世で一番エッチなことをした。

「あんたが好きや。あんたのすることも全部好きや。」

そして、ジョゼは、暗い暗い海の底へ戻っていった。
そんなジョゼが愛おしくてたまらない。

池脇千鶴を映画で観るのは、『大阪物語』以来だ。
あの頃は、ただ可愛くて、大阪弁の可愛い女の子だったのに、
こんな演技もできる子になったんだね。
妻夫木聡もよかった。
同じ関西弁でも、『きょうのできごと』よりもずっとずっと良かったよ。
この犬童一心という監督、役者のいい面を引き出すのが本当に上手い人だと思う。
 (『きょうのできごと』を思い出したけど、
 ジョゼ役が田中麗奈じゃなくて本当に良かった・・・)
お婆も良かったし、新井浩文くんも良かった。
荒川良々はオマケかな。(笑)
あ、あと、KTVの山本浩之アナ(ハゲハゲビーム!)が出ていたのにはビックリ!
なぜ?どういう縁で?
音楽はくるりだった。
くるりなら、劇中の音楽も唄入りで良かったのに。というのは贅沢でしょうか?(笑)
もちろん、音楽、良かったですよ。
映像も美しくてよかった。
けど、映画を観ながらずっと、「このロケ、関西じゃねーな」と思った。
関西に住む人なら感じるんじゃないでしょうか。
僕は、なんとなく違和感を覚えたのですが、正解でしたね。
でも、ドライブのシーンとか、海のシーンとか、良かったです。

きっと、犬童監督の作品に、この『ジョゼ』から入った人は、
いつまでも『ジョゼ』が一番好きなんじゃないかな。
僕は、『ヒミコ』から入ったので、『ヒミコ』も大好きなんだけど。
なんか、この映画に点数を付けるのなんて難しいんだけど、
まあ、いつも、主観100%の評価なんだし、別にいっか。
9点です。





・・・完全に蛇足ですが、僕は、以前、池脇千鶴の故郷の町で働いてました。
お兄さんをよく見かけたのですが、ソックリでしたよ。
ちょっと懐かしいことを思い出したりしながら観てました。
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by ginpei_chan | 2006-08-10 09:52 | 映画(さ行)
んんんん・・・ねむ。
明日も朝から仕事だ。
だがしかし、書いとかないと忘れちゃうぞ、この映画。(笑)
というワケで、レンタルで観たDVDの『私の頭の中の消しゴム』の感想をば。
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日本で放送された、永作博美と緒形直人主演のTVドラマ、
「pure soul」のリメイク版だそうです。
で、具体的な説明は、Yahoo!ムービーの説明を直接引っ張ります↓

「 『四月の雪』でペ・ヨンジュンと共演したソン・イェジンと、
『MUSA 武士』のチョン・ウソンによる不朽の愛の名作。
韓国映画界におけるラブストーリーの女王と美形カリスマ俳優が、
不治の病と闘いながら、きずなを深めていくカップルを熱演する。
“若年性アルツハイマー”という重いテーマを扱いつつも、
最後まで希望を捨てないエンディングは秀逸。今までの韓国映画とは一線を画す、
美男美女による格調高い恋愛ドラマ。」

ということです。
ええと、不朽の愛の名作であり、ラブストーリーの女王と美形カリスマ俳優の出演で、
美男美女による格調高い恋愛ドラマというのがこの映画の触れ込みらしいです。

(以下、ネタバレあります。知りたくない方は読まないで下さい。)
確かにその通り、美形の男女の織り成す恋愛ドラマ。
なんですけど、扱っているテーマは、若年性アルツハイマーで、
愛する夫のことも忘れていく妻と、妻を一途に愛する夫の物語。
妻は、不倫という形の愛に躓き、傷つき、
大企業のお偉いさんの父のもとに帰って働く美人お嬢様OLで、そのお嬢様が、
父の元で働くワイルドでイケメンの工事現場監督と知り合い、
男は暗い過去を抱えながらも、女と情熱的な恋に落ちて結婚。
夫は建築士の試験に合格、事務所を開くなど順風満帆だが、
妻は若年性アルツハイマーに苦しみ、夫は献身的に妻を支える。
そして、妻は夫を傷つけたくないあまりに家を出るが、夫は妻を追いかける。
という感じでしょうかね、ストーリーは。

なんかね、全てが綺麗なんですよ。美しいんですよ。この映画。
韓国の街並みも、ファミマも、お嬢様の住む家も、家族も、彼女の働く会社も、仕事も、
すべてが美しくて、塵ひとつ落ちていないよう。
そして、超絶美形のそんなお嬢様が、対極的な男と出会い、恋に落ちる。
暗い影を引きずるものの、男はワイルドでイケメンでマッチョ。
だが、恋に落ちるやいなや、男は急転、献身的で優しい夫に変身。
妻がアルツハイマーになろうがなんだろうが、妻を信じ続ける。
俳優も映像も、アルツハイマーという病気に蝕まれた妻も、全てが美しいこの映画。
ええ、僕の周りには、アルツハイマーを患った人はいませんよ。
でも、アルツハイマーってこんなに悠長で美しい病気かしら?
なんか、それがすっごく引っかかって、ちっとも泣けなかったし、面白くもなかったよ。

この映画、けっこうヒットしたはず。
きっと、美男美女の韓流ラブストーリーと、難病を患いながら懸命に生きるという
お涙頂戴要素を掛け合わせた企画(&マーケティング)の勝利ですよね、コレって。
もちろん、この映画で泣けた!感動した!という人のことは否定はしません。
ただ、僕自身がなんとも感じなかっただけの話で、
また、それを個人のblogに書いてるだけの話で。
ただ、アルツハイマーという病気を、きれいごとに描きすぎてないか?という不審と、
見た目の美しさだけで中身が空っぽのように感じただけの話です。

ソン・イェジン、綺麗でしたね。チョン・ウソンはカッコよかったね。
妻はアルツハイマーだけど、二人の愛は素敵だね。
悪い映画とはいわない。けど、特に素晴らしい映画でもない。
美しいラブストーリーだけど、特別な何かというわけでもない、そんな映画。
3点くらいかな。
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by ginpei_chan | 2006-07-31 02:00 | 映画(わ行)