ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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遅ればせながら、『映画ドラえもん のび太の魔界大冒険~7人の魔法使い~』
の感想をUPしたいと思います。
リニューアルドラ映画第2弾のこの作品、去年から前売り券を買って待っていました。(笑)
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さて、内容のほうはもう説明する必要がないでしょう。
のび太の「もしも魔法が使えたら」というケチな願いを叶えようと、
「もしもBOX」で作った世界で起きた地球存亡の危機を、
ドラえもん以下仲間たちで戦っていくという物語です。

いやあ、懐かしかったですね!
けっこう、ストーリーは原作に忠実でびっくりしました。
もっとアレンジしているのかと思ったので...
この映画、脚本を真保裕一が担当していることでも話題だったけど、
原作に忠実で、奇をてらってない、ヘンに現代風にアレンジしすぎない脚本で
とても良かったと思います。
若干気になったのは、「石ころぼうし」くらいかな?(笑)
でも、あの「おしまい」も、あのラストシーンも忠実でホントに嬉しかった!
あのラストシーンは、分かっていてもちょっとホロッときちゃいましたよ。(笑)

しかし、なんといってもリニューアルドラ、作画の表現力が凄い!
ドラえもんの表情も、のび太の表情も、すごく豊かで本当に嬉しくなっちゃいました。
前も同じこと書いたと思うけど、今の子どもたちが、
このドラえもんを観て育っていくことを、とても嬉しく思いました。

僕たちの世代のドラえもんも「ドラえもん」ですが、
このリニューアルドラも立派な「ドラえもん」。
僕は、演技のこととかよく分かりませんが、僕は純粋に楽しめました。
きっと、この映画を批判的に言う人って、
どうしてもリニューアル後の「ドラえもん」の声優や作画を
認められない人なんじゃないかな、と、そこまで思ってしまったくらいです。
新しい世代にふさわしいアニメに仕上がっていると、胸を張っていいと思いますよ。

声優たちももちろん良かったです。
まあ、ゲスト声優ってのはオマケのようなものですからどうでもいいんですけど、
それでも極端に違和感を感じた声っていうのも無かったです。
それに、美夜子役が相武紗季っていうのが、エンドロールで知りましたが、
ちょっと大人っぽい声で、もっと大人の声優さんだと思っていましたが、
彼女、アフレコ上手いんですねえ!びっくりしました!
それに、TVではもうお馴染みだと思いますが、ドラミちゃん役は千秋。
彼女も上手だと思いますよ。
観ていて、ドラミちゃんが喋ってるシーンで毎回千秋を思い出すような
お節介な人は不満に感じるでしょうが、もう充分ドラミちゃんになりきっていると思いますね。

この映画、封切り直後に観に行ったこともあり、また、日曜日だったこともあり、
映画館は子ども連れのファミリーでごった返してました。
確かに、本編の途中でも、けっこう騒ぐ子もいれば、トイレに連れて行くママが席を立ったり
というのも珍しくなく、わりと騒がしい劇場でした。
でも、これ、ドラえもんなんだし、
こうやってみんなでワイワイガヤガヤ観る方が楽しい!ヾ(≧▽≦)ノ
オープニングで「ハグしちゃお」が流れたとき、一緒に歌っている子もいたみたいで、
僕も一緒に歌いたくなっちゃったし!(映画館にジャイアン現る?(爆))
いやあ、とっても楽しい2時間でした。
前作の『のび太の恐竜2006』も凄く良かったけど、
『魔界大冒険』もそれを上回るくらい良かった!
8.5点です。
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by ginpei_chan | 2007-03-16 10:54 | 映画(あ行)
「Sweet Days」のnonさんから、久々にバトンをいただきました!(≧∇≦)
nonさん、ありがとうございました。
実はこのバトン、「カリスマ映画論」の睦月さんのところで見かけていたのですが、
まさか、巡り巡って自分に回ってくるとは!(笑)

さて、このバトンのルールですが...

1.虹の七色 赤・橙・黄・緑・青・藍・紫にちなんだ映画をあげてください。
題名にその色が用いられていればいいですが、
「あの映画のあの場面のあの色が忘れられない」でもOKです。
2.七曜・・・すなわち、日曜日~土曜日にちなんだ映画をあげてください。

とのこと。
いやあ...七色はともかく、七曜は思い浮かばないなあ...(笑)
強いていえば、土曜日の『サタデーナイトフィーバー』
日曜日の『ブラディ・サンデー』くらいか。
...ウィークエンドだけじゃん。(笑)

で、僕もnonさん、睦月さんと同様、「七色」だけ回答させていただきます。

【赤】
実は僕も、睦月さんと同じで、
『シャイニング』の「redrum」が真っ先にピンときたのですが...(笑)
おんなじだと芸がないので、なんとか考えて、
『Mr.インクレディブル』でどうでしょうか?
パー一家のコスチュームが真っ赤だったので、あ、コレだな、と。
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【橙】
橙かあ...うーん。
英語に直してorangeだと...
やっぱりnonさんと睦月さんとかぶっちゃって
『時計じかけのオレンジ』なんだよなあ...(笑)
でも、ひねくれ者の僕は、なんとか考えて、『ホールドアップダウン』だっ!
...なぜかというと、この映画の主題歌が、V6の「orange」だから。(笑)
その歌、好きなんです。
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【黄】
黄色...イエロー...
これは、僕も睦月さんと同じく、『リトル・ミス・サンシャイン』ですね。
最近観たってのもあるんですけど。
この黄色一色のビジュアルイメージが鮮烈ですね!
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【緑】
これは...これは...『グリーン・デスティニー』でしょう!!
この映画の成功ののち、雨後のタケノコのようにワイヤーアクション時代劇が
作られましたけど、結局この映画を凌ぐものは出てきていない!
と、僕は勝手に思っています。(笑)
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【青】
やっぱり『グラン・ブルー』!!
まだ、リュック・ベッソンが天才だった頃の作品。(笑)
名作ですね、ほんと。
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【藍】
藍...藍!?
青よりも深い感じですかね...
ってことは、『グラン・ブルー』はこっちだったか?(笑)
えっと...ごめんなさい。分かりません。

【紫】
まあ、タイトルで考えると『カラーパープル』なのかな...
でも、なんとなく、『チャーリーとチョコレート工場』のイメージがあります。
途中、どっかで紫色が出てきてたハズ。(笑)
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こんなところですかねえ...
うーん。なんかパッとしないですか?(笑)
もうちょっとヒネった方が良かったでしょうか...(笑)
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by ginpei_chan | 2007-03-15 03:50 | ひとりごと

62%OFF!!

去年映画館で観た『ブロークバック・マウンテン』...
ゲイの話ではあるけど、切なくて狂おしいほどの愛...
ここ数年で観たラブストーリーの中でも屈指の素晴らしい映画でした。

DVD欲しいなあ...
でも、買うまでもないかなあ...

なーんて思ってたんですけど、
つい先日、amazonを覗いたら、在庫処分セールで62%OFFの1,500円!!
速攻で注文しましたよ♪♪♪

で、今日届きましたDVD。
今度の休みにでもゆっくり観直したいと思います。
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by ginpei_chan | 2007-03-14 14:32 | ひとりごと

先行上映!?

さて、日曜日。
待ちに待った『ハッピーフィート』を観に行こうと、
夜勤明けで睡眠もそこそこに真っ昼間から映画館に向かったのですが...

なんと、『ハッピーフィート』はこの土日は「先行上映」で、
前売り券や優待券の類は使用できないんだとか。
せっかく前売り券を買っていたので、使えないことには話にならない。
ロビーの片隅に佇み、子どもたちとふれあうマンブル...
今日はマンブルに「ごめん」と心の中でつぶやきつつ、
『映画ドラえもん のび太の新魔界大冒険~7人の魔法使い~』を観ました!(爆)
ハイ、『ドラえもん』の前売り券も買っていましたので。(笑)
また、後ほど感想を書きますね。

写真は映画館のロビーにいたマンブルくん。
おなかがふっかふかでナデナデしてきましたよ♪
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by ginpei_chan | 2007-03-11 22:48 | ひとりごと
ジョニー・デップ、酒と泪と男と女。『リバティーン』です。
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17世紀の英国で、国王の寵愛を受けた詩人ロチェスター伯爵=ジョン・ウィルモット。
もう何年もシラフでいたことがなく、時を場所を選ばず女を抱く。
そんな放蕩者=リバティーンの生涯の物語です。

コスチュームプレイの映画を観るのは久しぶりで、新鮮でしたね。
たまにはこういう映画もいいものです。(笑)
酒も女も“食べ飲み放題”のジョンを演じたジョニー・デップ、やはり良かったですね。
キモは、映画後半の彼が病に侵されてから。
特殊メイクのおかげでもあるんですが、いい演技を見せてくれました。
ヒロインはサマンサ・モートン。相変わらずいい演技をしますね。
芯が強くて、吸い込まれるような大きな目で、
目のやり場に困るような大きなおっぱいで。(笑)
国王リチャード2世を演じたのはジョン・マルコヴィッチ。
うーん。あまり、彼が飛びぬけて目立つような映画じゃなかったかな...
特に見どころ無し。残念。
他にも、ジョンの妻を演じたロザムンド・パイクという女優さんが良かったですね。
彼女が一番の収穫かも。

ストーリーは、どこか、レオナルド・ディカプリオがアルトゥール・ランボーを演じた
『太陽と月に背いて』に似てたかな...
傍若無人、エゴの塊のような芸術家が愛欲に生き、次第に身を滅ぼすという。
物語の筋としては、特に目新しいものはありませんでした。
ただ、キャストはジョニー・デップをはじめそれなりに良かったので、
最後まで面白く観れたのかな。
僕が面白かった!と感じたのは、オープニングとエンディングのジョンのモノローグ。
これがカッコいいんだ。この映画の見どころといってもいいんじゃないかな?
ネタバレしちゃうと、このモノローグがオープニングだけじゃなくて最後にもあるので、
ぜひ、観始めた人は最後まで観て欲しい。
モノローグのシーンで流れる音楽もすごく良くて、
思えばこの作品、全般的に音楽はいいんだけど、
エンドロールでなるほど納得、マイケル・ナイマンでした。

コスチュームプレイの衣装や小道具、美術、
それに映像も、音楽も印象的だし、俳優もなかなかのもの。
ジョニー・デップが好きな人は楽しめるだろうし、
コスチュームプレイが好きな人も楽しめると思う。
ただ、こういう映画が決定的にダメな人もいると思うので、
若干観る人を選ぶ映画かな...とは思いました。
結局のところ、オンリーワンな映画かというと、そういう気はしないし、
かなり過激な放蕩者の話かと期待して見たら、僕的には大したことなかった。
あまり刺激的ではなく、そのへんは期待以下だったので、ちょっと残念だったかな...
妙に観やすくて、カタルシス不足に陥っちゃいましたよ。(笑)
全般的によかったと思うけど、7点です。
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by ginpei_chan | 2007-03-10 16:27 | 映画(ら行)
最近、映画観すぎやな...( ̄∀ ̄;)
で、この『初恋』、1968年に起きた「三億円事件」の犯人がもしも女子高生だったら、
というお話で、犯人の女子高生を宮崎あおいが演じました。
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まあ、突拍子もない設定とも思えますが、これがどうしてどうして面白かったです。
当時過激化していた学生運動と、一見無関係な女子高生。
時代は熱く、何かを求めて蠢いていたのに、誰にも触れられずに孤独の中にいた女の子。
革命を起こそうと静かに決意した男と彼女が出逢い、
彼らは彼らのやり方で、世界を変えようとする。

この映画、最初は特別ノレずに、淡々と観ていたんですけど、
ラスト30分くらいは、前のめりになって観ていました。
不覚にも、惹き込まれちゃったなあ...(笑)
観終わって感じるのは、キャストはみんなよかったですね。
宮崎あおいちゃんは言うに及ばず、
彼女が恋する岸役の小出恵介、リョウ役の宮崎将(あおいの実兄)も、
ユカ役の小嶺麗奈(エンドロールで初めて彼女だと気づきました)も、みんな良かった。
小出恵介は、『パッチギ!』にも出てたみたいだけど、僕は覚えてなくて、
(僕的にはあの映画はいまいち...)
でも、この映画でじっくり観たけど、とても良かったです。
ラストで明かされる彼の本心がとても染みましたね...
七三分けも似合ってたし、とてもいい役者さんだと思いました。
しかし、宮崎あおいちゃんには見惚れてしまいましたね...いつ見ても可愛い。
小嶺麗奈も、いい女優さんになったもんですねえ...すっかり大人になっちゃって。
なんか、もう一度観て、もっと各キャラクターをじっくり見ていきたい気持ちです。

ストーリーも、一見ムリな設定ながら、とてもうまくまとまっていました。
「三億円事件」は、確かに重要なファクターですが、
岸から見た「事件」と、みすず(宮崎あおい)から見た「事件」、
どこかズレてるようで、実は...というのもグッときました。
あと、ラストで、キャラクターたちのその後...というシークエンスになるんですけど、
ああいうの、好きなんです。うるうるきてしまいました。
一生にも勝るような季節を生きてしまった若者たちの話だったんですね。
あと、映画を観終わった後に調べてみたら、
事件の様子が、実際の事件の詳細と非常に似せていて驚きました。
ほんと、うまいこと作った話やなあ...

この映画、ストーリーが進むにつれてどんどん面白くなっていったんですが、
ラストシーンが終わって、感動も最高潮にきているときに
流れてきた元ちとせの歌といったら...素晴らしかった!
なかなか、エンディングテーマが映画にぴったりマッチしていて
気分を盛り上げてくれることって少ないんですが、この映画は抜群に良かったです。
そりゃあ、映画を観終わって、あの歌を流されて、直後にこのエントリを書いてりゃ
8.5点も付けたくなりますよ。(笑)
良かったです。はい。
あー、もっかい観たい。(爆)
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by ginpei_chan | 2007-03-09 10:39 | 映画(は行)
シンガーソングライターのYUIが、紫外線を浴びると死ぬかもしれないという難病を患った
ストリートミュージシャンを演じた『タイヨウのうた』を観ました。
共演は塚本高史、岸谷五朗、麻木久仁子。
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ブラッド・ピットの『リック』同様、太陽の光を浴びることのできない難病...
本当にあるのでしょうか?(勉強不足ですみません...)
しかし、ラブストーリーと難病というのは相性が良いらしく、
大ヒットした韓国映画の『私の頭の中の消しゴム』も、
原作の大ヒットで映画も製作された『世界の中心で、愛をさけぶ』も難病モノですね。
この映画も、ラブストーリー+難病。
使い古された構図というかなんというか...

しかし。
この映画、とっても良かったです。
まあ、僕がYUIが好きというのもあるんですけど、彼女がとっても良かった。
たぶん演技初経験だと思うんですけど、
彼女の透明感とかイノセンスがとてもよく活かされていましたね。
漠然ながら、プロデビューを夢見る少女の役ですが、
既に多くのファンを獲得している本物のミュージシャンが
演じているので、設定に全くムリがないです。
それに、とても瑞々しくて、可愛くて、観ている間じゅうずっと、
おじさん胸がきゅんきゅんいってましたよ。(爆)

共演の塚本高史くんは、ちょいと高校生に見えないかも...(笑)
という気もしましたが、そこんところは観ていて気になる程度じゃなかったし、
岸谷五朗と麻木久仁子の両親も良かったし、
ストーリーも、俳優の演技も、全てにおいて嫌味のない、
かといって難病モノだからといって辛いばかりじゃない、
とてもさわやかな映画に仕上がっていました。
だいたい、難病モノということで、結末はある程度予測できるわけで。
そこまでをどう描くか、ということに関しては、この映画はとてもさわやかに、嫌味なく、
観ていて前向きな気持ちにさせてくれる映画でした。

この映画、TVドラマ化もされましたけど、僕はTVドラマは見ていません。
どうだったのかな...沢尻エリカがこの役をどう演じたのかもちょっと気になりますが。
この映画に関しては8点。
部屋に閉じこもってるヒッキーくんやヒッキーさんも、
この映画を見たら、太陽の下に、眩しい海に、きっと出て行きたくなるはず。
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by ginpei_chan | 2007-03-08 19:11 | 映画(た行)
先週末に観てきた『ドリームガールズ』
先週は映画館づいていました。(笑)
この映画、もちろん、ジェニファー・ハドソンがオスカーを獲得した、今話題の映画です。
やはりというべきか、人気ブロードウェイミュージカルの映画化だそうな。
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デトロイトで人気歌手を目指す「ドリーメッツ」の3人は、コンテストに出場するも
デビューするキッカケも掴めないままの日々が続いていた。
しかし、あるコンテストに出場した折、カーディーラーから音楽業界への転進を目論む
カーティスが彼女たちに目をつけ、人気歌手ジミー・アーリーのバックコーラスにねじ込む。
その日から、ドリーメッツ(のちのドリームズ)とカーティスの破竹の日々が始まる…
夢と現実、成功と挫折、愛とその終焉の物語。

僕がこの映画を観終わったときの印象は、「よくできた映画やな~」ってこと。
歌もいい、曲もいい、ストーリーもまとまっていて、起承転結がしっかりしてる。
キャラクターもそれぞれ立っていて、キャストも魅力的。
ミュージカルのお手本のような作品です。
ビヨンセはあいも変わらずこの世のものとは思えないくらい美しいし、
ローレル役のアニカ・ノニ・ローズもいい味出してました。
ジェニファー・ハドソンに至っては、パワフルな歌唱力とその体躯で存在感抜群でしたね。
エディ・マーフィーもノリノリ!彼のコメディアン魂が炸裂していましたね。
カーティスを演じたジェイミー・フォックスも、最初は髪型に笑ってしまいましたが(笑)、
ちゃんと歌のシーンもこなしてたし、
ヒールでちょっと損な役回りだったけどいい存在感でした。

楽曲がいいのは、ブロードウェイの折り紙つきだし、
歌唱力の確かな3人が歌うのでそのパフォーマンスには誰もが惹き込まれると思います。
ほんと、チケット代が安く感じました。
もっと、凄いショーを観ているような感覚でね。

ストーリーは、いい意味でまとまってて、起承転結があって分かりやすい。
キャスト同士がどうつながって…というのは、舞台劇ならではですね。
ちょっと、うまくまとめすぎな気もしますが、
これくらい分かりやすかったら観る方も安心して観ることができます。
それで、話の筋としては、古今東西どこにでもある、
成功と挫折、愛とその終わりについて。
何かを手に入れると何かを失う。いつの時代も、どの場所でも同じこと。
物事の摂理ですね。
ありがちな話ですが、分かりやすくていいと思います。

それに、この映画は、ディーナ(ビヨンセ)の物語であり、
カーティス(ジェイミー・フォックス)の物語であり、
エフィー(ジェニファー・ハドソン)の物語であり、
更にはジミー・アーリー(エディ・マーフィー)の物語であり、
ローレル(アニカ・ノニ・ローズ)の物語であり、
そしてそしてC.C.(ディーナの兄)の物語であり、
マーティ(ジミーのマネージャー)の物語であり、エフィーの娘の物語でもあり、
それぞれの役にちゃんと物語が肉付けされているのが凄いと思いました。
どの人物にもドラマや背景があって、どの人物の視点でも物語を楽しめる。
それがとても面白くて、どちらかというと脇役の、
エフィーの娘や、C.C.や、マーティやジミー・アーリーの人生に
思いを馳せることができるのも、この映画の楽しみ方だと思います。

音楽も、俳優たちも、ストーリーも全ていい。
チケット代が安く感じてしまうような豪華でパワフルなショー。
ぜひ、レンタルを待たずに、観るなら映画館へ!
8点です。

…ちなみに。
僕が「もっと見たい!」と思ったのは、映画冒頭にちょっとだけ出てくる、
“タイニー”ジョー・ディクソン!
めっちゃカッコよかった!(≧∇≦)
…僕だけですかね?(爆)
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by ginpei_chan | 2007-03-07 19:10 | 映画(た行)
「ティファニーで朝食を」を書いたことでも知られるアメリカの天才作家、
トルーマン・カポーティが傑作「冷血」を書いた数年間を描いた『カポーティ』
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幼馴染だという監督のベネット・ミラーと脚本のダン・ファターマン、
そしてこの作品でアカデミー賞主演男優賞を受賞したフィリップ・シーモア・ホフマンの
3人が作り上げた渾身のドラマです。

トルーマン・カポーティは、まさにアメリカ社交界で踊るセレブリティだった。
その彼が、新聞で、カンザス州の田舎町で起きた殺人事件の記事を目にし、
容疑者を取材し、雑誌に記事を寄稿しようと思いつく。
幼馴染みの作家で、後に「アラバマ物語」を書いたネル・ハーパー・リーと共に
カンザスを訪れた彼は、警察や住民、そして犯人の男を取材するうちに、
この事件にのめり込んでいくのだった…
というお話。

とにかくまず、カポーティを演じたフィリップ・シーモア・ホフマンの素晴らしいこと!
これまで、『ハード・エイト』『ブギーナイツ』『マグノリア』『パンチドランク・ラブ』
彼とも違う、『ハピネス』の彼とも違う、『コールド・マウンテン』とも違う、
『リプリー』とも違う、『レッド・ドラゴン』とも『MIⅢ』とも『25時』とも違う、
とにかく、これまでの作品とは違った、全く新しい彼を見ることができました!
声色、仕草、姿勢、全てが全く別人のようです。
聞けば、トルーマン・カポーティ本人もこういう感じだったそうで、
ここまで別人になりきる演技力に脱帽しました。
撮影が進んで、ノイローゼになってしまったということですが、
 それも何故か納得できる、まさに「神の領域」に近づいた仕事だったのかもしれません)
まさに、演技力については誰も疑う余地のない彼の、
ついに代表作が誕生したといっても過言ではない
と思います。

また、ネルを演じたキャスリン・キーナーも素晴らしかった。
びっくりするくらい老けていて、調べてみるとほぼノーメイクだったとか。
トルーマンを理解しようと努め、彼を支えながら、
彼の決定的な孤独に触れようと試みる友人・ネルを絶妙に演じていました。
それから、捜査を担当した州警の捜査官デューイ役にクリス・クーパーも良かったし、
犯人の一人、トルーマンが入れ込むペリー・スミス役のクリフトン・コリンズ・jr.も良かった。
ストーリーもビックリするくらいスリリングで面白かったのですが、
俳優たちがその面白さを100%引き出していましたね。


ストーリーに関しては、よくこの濃さが2時間で収まったな、と、
観終わった後感嘆しました。
恋人との生活もままならぬほど取材にのめり込んでいくトルーマン、
アメリカ文学史上に残る傑作になると確信しながら、
処刑が執行されないことには結末を書けない。
処刑が速やかに執行されることを望む作家としての自分と、
ペリー・スミスに惹き込まれている一人間としての自分の葛藤という
構図が抜群に面白く、その揺れ動く心を演じたフィリップ・シーモア・ホフマンの神業!
もう、傑作ですよ、これは。
素晴らしい映画に出逢えた満足感でいっぱいです。
トルーマン・カポーティをリアルタイムで知らなかった僕でも、十二分に楽しめました。

俳優も、脚本も、撮影も音楽も、全て良かった。
フィリップはこの映画でオスカーを獲りましたが、なるほど納得しました。
他の候補の、『ブロークバック・マウンテン』のヒース・レジャーも、
『グッドナイト&グッドラック』のデヴィッド・ストラザーンも良かったんですけど、
さすがにこの映画のフィリップはそれを上回る出来だったなあ。

また、作品賞にもノミネートされたこの作品ですが、この年に受賞したのは『クラッシュ』
他の候補が『ミュンヘン』、『ブロークバック・マウンテン』、『グッドナイト&グッドラック』と、
この『カポーティ』だったんですが、全ての作品を観終わって、
「なんてレベルの高い争いだったんだろう!」と、今頃驚きましたよ。(笑)
でも、この『カポーティ』が、この年を代表する1本であっても
僕は何の不思議でもないです。

素晴らしい映画でした。
全く興味のない人には眠い映画かもしれないけど、僕はぐんぐん惹き込まれましたよ!
まさに傑作でした。9点です。
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by ginpei_chan | 2007-03-06 18:36 | 映画(か行)
’50年代、病床の母のため、ボストン・マラソンに挑んだ14歳の少年が起こした
奇跡の物語、それがカナダ映画『リトル・ランナー』
原題は『Saint Ralph』。“聖なるラルフ”ってことでしょうか。
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ちょっと話題になった感動ドラマ、ってことで観てみたのですが、
まあ、なるほど、14歳の少年が起こす奇跡のお話。
これで涙できる人も多いんだろうなあ…
また、主人公のラルフは、熱心にマラソンの練習に励むんだけど、
タバコは吸うわ酒は飲むわプールの水道管でオOニーはするわ、
ちょっとアンチ・ヒーロー的な側面も見せるのが面白いところでしょうか。
でも、そんなラルフ少年が、昏睡状態に陥った母を目覚めさせるためにマラソンに挑む。
で、奇跡を起こす。

なーんか、安直な話です。
それは、科学的なトレーニングが存在しない時代の話だから、
ポッと出のランナーが快挙を成し遂げることなんざ在り得なかったわけではないけれど、
それでも、ラルフが快挙…ということについては、根拠が無さ過ぎる。
彼が奇跡を起こす根拠がそれほど描かれないまま、強引に奇跡が起きちゃうもんだから
僕は呆気にとられてしまいました。
まあ、いいお話ではあるんだけど、「マラソンってそんな簡単なもんじゃねえだろ」
と、ちょっと冷めてしまいましたよ。(笑)
まあ、これで泣ける人も多いんでしょうから、
映画を観て泣きたい気分になっている人にはオススメです。(笑)
5.5点。
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by ginpei_chan | 2007-03-05 22:59 | 映画(ら行)