『アメリカン・スプレンダー』★★★★★★★★★(9点)
2006年 01月 31日
アメリカでカルト的な人気があるという、
ハーヴィー・ピーカーの日記漫画「アメリカン・スプレンダー」の映画化。
作者のハーヴィー自身が出演し、本編の随所に漫画が挿入される異色の作品です。
毒舌家でニヒルな、見た目もサエない中年のハーヴィーが、
ひょんなことからデビュー前のロバート・クラムと出会い、
彼の生活を脚本に書いて、自費出版で漫画を出すことになる。
漫画は次第に売れるようになり、彼はファンの女性と結婚もする。
しかし、彼は漫画を始める前から就いていた病院のカルテ整理係を続け、
癌に侵されてもそれをネタにして漫画の脚本を書く。
頑張っているようで頑張らない、愛すべきというよりは愛すべきでない主人公に
何故か感情移入していく僕、
ああいう中年になるんじゃないかと心配になってきた。(笑)
ハリウッドの華やかさもない、NYのセレブ的でもない、
日本でも最近流行っている、完全に「下流社会」の物語。
『アメリカン・スプレンダー』とは、これまた皮肉的なタイトルだ。(笑)
しかし、2、3年前のアメリカの映画賞を軒並み荒らしていったというのは事実で、
ストーリーだけではなく、役者も素晴らしいし、
(ポール・ジアマッティは何をやらせても巧いなあ・・・)
ナレーターのハーヴィー本人が時折現れる構成もとても面白く、
こういう映画が評価されるというのも、
まだまだアメリカも捨てたもんじゃないと思ったりして。(笑)
決して、日本でも大ヒットするような作品じゃないですが、
ちょっとでも映画が好き!って人は必見かも。
映画館に観に行けなくて、でもずっと観たくて、近所のレンタル屋に無くて、
オンラインレンタルで借りれたんだけど、2、3年も待った甲斐がありましたよ。
9点です。
ハーヴィー・ピーカーの日記漫画「アメリカン・スプレンダー」の映画化。
作者のハーヴィー自身が出演し、本編の随所に漫画が挿入される異色の作品です。
毒舌家でニヒルな、見た目もサエない中年のハーヴィーが、
ひょんなことからデビュー前のロバート・クラムと出会い、
彼の生活を脚本に書いて、自費出版で漫画を出すことになる。
漫画は次第に売れるようになり、彼はファンの女性と結婚もする。
しかし、彼は漫画を始める前から就いていた病院のカルテ整理係を続け、
癌に侵されてもそれをネタにして漫画の脚本を書く。
頑張っているようで頑張らない、愛すべきというよりは愛すべきでない主人公に
何故か感情移入していく僕、
ああいう中年になるんじゃないかと心配になってきた。(笑)
ハリウッドの華やかさもない、NYのセレブ的でもない、
日本でも最近流行っている、完全に「下流社会」の物語。
『アメリカン・スプレンダー』とは、これまた皮肉的なタイトルだ。(笑)
しかし、2、3年前のアメリカの映画賞を軒並み荒らしていったというのは事実で、
ストーリーだけではなく、役者も素晴らしいし、
(ポール・ジアマッティは何をやらせても巧いなあ・・・)
ナレーターのハーヴィー本人が時折現れる構成もとても面白く、
こういう映画が評価されるというのも、
まだまだアメリカも捨てたもんじゃないと思ったりして。(笑)
決して、日本でも大ヒットするような作品じゃないですが、
ちょっとでも映画が好き!って人は必見かも。
映画館に観に行けなくて、でもずっと観たくて、近所のレンタル屋に無くて、
オンラインレンタルで借りれたんだけど、2、3年も待った甲斐がありましたよ。
9点です。
by ginpei_chan
| 2006-01-31 23:23
| 映画(あ行)