ginpeichanが映画を観た感想をだらだらと。


by ginpei_chan
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カテゴリ:映画(た行)( 41 )

先週末、リュック・ベッソン製作・脚本、ジェイソン・ステイサム主演の
『トランスポーター2』を観てきました。
前作の『トランスポーター』でいとも簡単にハマってしまったわたくしですが、
そういえば、この続編の公開に合わせて、TVでも放送されたみたいなので、
日本全国津々浦々、ジェイソンの魅力に取り憑かれた人も多いかもですね。
わたくしはといえば、しっかりと前売り券を購入して、
この続編の公開を指折り数えて待っておりました。
まさに、「世界一カッコいいゲーハー(fromパンフ)」のジェイソンが
スクリーン狭しと暴れまわる快作でございます。
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今回は、舞台をマイアミに移して、(やはり、彼には青い海が似合う)
金持ちの家のおぼっちゃまの運転手をしているという設定。
そのおぼっちゃまが、悪い組織にラチされたことから、
ジェイソンがひとり組織に立ち向かうという、アクション映画によくありそうな話でした。

しかし、ジェイソンが演じると、ただのアクション映画ではない。
まさに、神の所業としかいえないようなアクロバット
そして、シビレるようなカーアクション!
フランス人というのは、こういうカーアクションの演出をやらせたら、
やたらと上手いんだよなぁ・・・なんでだろうね。
上に写真載っけておきましたけど、
映画のラスト近く、パドルシフトを操り疾走するジェイソン氏、カッコよすぎ!
あやうく、映画館で、「オレのパドルも操作してくれ!」
心の中で叫びそうになったほど!(爆)
そして、荒唐無稽とも思えるアクションの数々に熱狂し、可笑しくて笑っちゃう、
そんなアクション映画を映画館の大スクリーンで鑑賞する幸せといったら、
あーた、ねえ、もう、ホントに。(笑)
そりゃあ、設定からして元特殊部隊隊長のジェイソン、
その拳と脚だけでも充分お強いんですけど、
身の回りにあるモノはなんでも武器にしてしまい、
しまいにゃ消火栓のホースを駆使して敵部隊を殲滅しちゃうんだコレが。
フランスの特殊部隊は、いったいどこで闘うことを想定して訓練しているんだ。(笑)
気が利きすぎてるぞフランス軍。
そして、冷静に考えれば、ツッコミどころ満載なんですけど、
そんなちっけぇこと気にしてらんないほどキモチよく進行するテンポの良さ。
これ以上長くてもダラダラしちゃったかもしれないし、
これ以上短かったら物足りなかっただろうし、ほんとにちょうどいい長さでした。
俳優は魅力的だし、ギャグもツボを心得てるし、アクションは素晴らしいし、
テンポもいいし、長すぎず1時間半でサッと幕を引く潔さ。
言うことないですねえ!v(≧∇≦)v

モチロン、比べること自体間違ってはいるとは思いますが、
先日観た『ダヴィンチ・コード』のオドレイ・トトゥの運転するメルセデスのカーアクション、
アレと比べたら月とスッポンくらいの差がありますよ。
今思うと、何だったんだあの映画は。
(そもそも、なぜ月とスッポンを比べてるんだこの言葉は)
サスペンスとアクションを織り交ぜて、できるだけたくさんの人間が楽しめるような
最大公約数的優等生映画を作ったつもりだったんだろうけど、
その方法論が、必ずしも傑作を生み出すということではないということがよく分かった。
観終わってから3日経つけど、まだシビレてます僕。
ちょっと甘めかな~とは思うけど、ほぼ不満らしい不満もないし、
チケット代が安く感じた久々の映画かもしれない。
9点です。
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by ginpei_chan | 2006-06-14 12:53 | 映画(た行)
こんばんは。
久し振り(といっても2週間ぶりか)に書きます。
ちょっと、私事でいろいろありまして、なかなか映画を観る時間もありませんでした。

で、2週間ぶりに観た映画が、今いちばんの話題作、『ダ・ヴィンチ・コード』
世界的ベストセラーの映画化です。
ハリウッド随一のスター俳優トム・ハンクスが主演し、
『ビューティフル・マインド』の製作・監督・脚本チームが製作。
(ブライアン・グレイザー、ロン・ハワード、アキヴァ・ゴールズマン)
ヒロインにオドレイ・トトゥ、脇を固めるのにジャン・レノ、イアン・マッケラン、
ポール・ベタニー、アルフレッド・モリーナなどなど。
まあ、大ベストセラー、人気と実力を兼ね備えたキャスト陣、実績あるスタッフ。
これだけ揃えて、面白くないハズがないっ!(≧∇≦)

という感じの超大作映画ですけど、さて内容はどうなのやら。
この映画、ずいぶん前から、映画館でバンバン予告編を流してたんですよね。
それで、同じ映像を見慣れてしまったということもあるかもしれないんですけど、
何度予告編を観ても、わたくし、面白いニオイが全くしないという、
不思議な感覚がずっとあったんですよ。

いやホント、不思議なことですけど。
で、あまり大きな期待を抱かずに観たんですけど・・・
結果は、自分の勘はなかなかのものだなぁと感心した次第です。
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僕、原作を読んでないんで、原作との比較はできないんですが、
まあ、ストーリーは、よくある探偵モノ小説に、
オカルトやら宗教学やらという、俗世間の人間の興味をひきそうなエッセンスを加えたもの。
原作はもうちょっと深い?物語かもしれないけど、まあ大筋はそんなモンだと思います。
それが、主人公とヒロイン以外、誰が敵か味方か分からないように
スリリングな展開にしておいて、最後までハラハラドキドキな展開を維持して、
どうですか?2時間半楽しめましたか?な趣です。
まあ、サスペンス映画としては、よく練られているし、題材も新鮮で興味をひくもので、
そこに穴は無さそうにも思えるし、確かにそれなりに面白かったかもしれません。
でも、いかんせん、キリスト教の造詣に疎い日本人を相手に、
果たしてこの物語がどれだけ観客に訴求できるのだろう?
観客のほとんどは、「へぇ~」で終わるんじゃなかろうか?
少なくとも僕はそうでした。
世界中で、上映禁止の国があったり、教会が信徒の鑑賞に関してコメントを出したりとか
少なからずスキャンダラスな話題を振りまいているなか、
日本では、観客の感想は「へぇ~」程度で止まってしまう気がしてなりません。
なので、僕には、そのへんに数多に転がっている
サスペンス映画より特別なものには、とても感じられませんでした。

キャストは、主人公のハーバード大教授のロバート・ラングドン役にトム・ハンクス。
名実共にハリウッド指折りの大スターです。
んが、別にトム・ハンクスじゃなくても、誰でも良かった気がしますこの役。
ヒロインのオドレイ・トトゥは、相変わらず美しかったですけど。
それから、ポール・ベタニーは肉弾モンクのサイラスを妖しく演じていたり、
イアン・マッケランが飄々としながら知的でエスプリの効いた宗教学者のリーを
嬉々として演じていたり、脇役に実力派を配しただけに見ごたえがありました。
相変わらず、ブライアン・グレイザー&ロン・ハワードの映画ってのは、
脇役の配役は外さないので、
『アポロ13』『身代金』のゲイリー・シニーズ、『ビューティフル~』のポール・ベタニー、
 『シンデレラ・マン』のポール・ジアマッティなど)
そこは安心して観ることができましたね。
キャストに関しては、及第点だと思います。

ストーリーはスペシャルなようで平凡、キャストはまあまあ。
それで、肝心の演出ですが、やはりわたくし、この監督の映画はダメだ。
ダメっつったって、それなりには楽しめるんだけど、
どうしても「特別な映画」になり得ない・・・。
『アポロ13』は実直で好きでした。
でも、オスカーを獲った『ビューティフル・マインド』は、仕掛けは面白かったけど、
傑作とは思わなかったし、『シンデレラ・マン』も、前向きで愛国的すぎて鼻が曲がった。
この『ダ・ヴィンチ・コード』も、大ベストセラー、巨額の製作予算(広告費もね)、
そして安直な演出で、ただただ穴の無い映画を目指して作っただけに見えてしまった。
映像や演出で、ひとつたりとも驚きと感嘆が感じられなかった。
予告編を観たときの、自分の勘は当たってました。
僕にとっては、10点満点で6点くらいの映画でした。

(宗教というテーマを扱って、スキャンダラスな話題を振りまいたものの、
 映画そのものの演出や映像、演技などが凄くて、この映画とは逆に
 楽しめた映画に、メル・ギブソンが監督した『パッション』があります。
 残酷な描写が多くて万人向けではないですが、興味がある方はそちらもどうぞ。)

これだけの話題作、映画館に観に行った人もたくさんいたはず。
みんなが、チケット代分楽しめたらいいんですが・・・。
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by ginpei_chan | 2006-05-28 01:36 | 映画(た行)
まずはじめに言っておきましょう。
久々に、付き合いで映画を観に行ったのであって、
断じて自分が観たくて映画館に足を運んだのではありません。(笑)

市原隼人、井上真央主演、音楽はORANGE RANGE。
ローティーンからハイティーンまで、小遣い握り締めて映画館に落っことせや!
な、そんな『チェケラッチョ!』であります。
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ストーリーは、沖縄の仲良し3人組が、ひょんなことからバンドを組むことになり、
あんなことこんなことがありつつ、最後はライブをやって大成功!というもの。
まあ、ありがちなモンです。

主演は市原隼人。
僕には、『リリィ・シュシュ』(この10年の邦画史で、最も重要な映画のひとつだろう)
のイメージしかなかったんですが、最近はけっこうTVドラマで頑張ってるみたいですね。
ヒロインは井上真央。この子は知らなかった。TVドラマで人気があるらしい。
主人公の親友に、平岡祐太(『スウィングガールズ』とか『NANA』に出てましたね)、
柄本明の息子の柄本佑(『69』に出てたような・・・うろ覚え)、
主人公が恋をする年上の女性に伊藤歩、その恋人にタマテツ。
脇役は豪華で、陣内孝則、平田満、KONISHIKI、柳沢慎吾、松重豊、樹木希林、
山口紗弥加、ガレッジセール、大島さと子などなど。
キャストに関しては、まあメインに若手人気俳優を配して、
ワキを、誰もがTVで見たことのある人を散りばめてハイ完了、という感じ。
市原くん、井上さん、頑張ってましたけどね。
驚いたのは、伊藤歩がめちゃくちゃキレイになってたこと!
いやあ、『スワロウテイル』から何年経ったんだろうか・・・。
こんなに素敵なお姉さんになるとは全く想像していませんでした。
白のビキニ姿が眩しいっ!v(≧∇≦)v

というところではひじょうにわたくしモエモエだったんですが、
まあそれくらいしか見所が無かったなー。
あ、あと、沖縄の海がキレイだったということと、美ら海水族館がキレイだったこと、
あと、ORANGE RANGEの音楽もまあまあ良かった、そのくらいしかありません。
年間何本も作られ、スポンサーから金を搾り取っては消費されていく
数多の安っぽいTVドラマと同等としか思えませんでした。
これでお金取っちゃダメでしょ。
TVで流すだけなら全然アリだと思うんですけど。
映画館で観る意味も無く、お金を払う価値も無かった、そんな映画。
4点という採点は、沖縄の海で+1点、伊藤歩で+2点です。(笑)
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by ginpei_chan | 2006-04-26 09:13 | 映画(た行)
『サウスパーク』のクリエイターたちが挑んだパペットアニメ、
『チーム★アメリカ/ワールドポリス』
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「世界の警察」を自称するアメリカさながらに、
世界中どこへでも駆けつけ、テロを阻止するチーム★アメリカを描いたものですが、
まあ、そんなことどうでもいいですね。(笑)
とにかく、実写じゃできないストーリーとキャストを、
無理矢理人形で実現させたような強引な映画になっとりますコレ。
チーム★アメリカは、パリのエッフェル塔もブチ壊すし、
エジプトのスフィンクスもぶっ壊すし、でも、人形だからできちゃうし。
大ボスは金正日だけど、もちろん人形だから実現するし、
北朝鮮ロケも人形セットだからアリだし。
チーム★アメリカの行く手を阻む俳優組合(アレック・ボールドウィンはじめ
ショーン・ペン、ジョージ・クルーニー、マット・デイモンなどなど)も、
人形だからある意味ノーギャラで実現するし。(人形の制作費だけか)
まあ、そういうノリが苦手な人はノレないだろうし、
だいいちそんな人は、はじめからこの映画観ないですよね。
なので、これは、アメリカ人の自虐的ギャグを
ガハハと笑い飛ばして観る映画
だと思います。
映画そのものを評価するよりも、手法が新鮮だという程度の映画ですね。
興味がある方はドーゾ。7.5点です。
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by ginpei_chan | 2006-04-07 19:10 | 映画(た行)
『チャーリーとチョコレート工場』に続く、バートン×デップの最新作、『コープスブライド』
『ナイトメア・ビフォア・クリスマス』と同じストップモーションアニメの手法で描かれる、
気弱な青年と「死体の花嫁」のラブストーリーです。
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いやあ、コレはヤラレました!
もちろん、ティム・バートンのファンであり、ストップモーションアニメも大好きな僕、
この映画は楽しみにはしていたんですが、期待値をしっかり上回ってくれました。
なめらかで個性的な動きのパペットたち、楽しい音楽、
起承転結がしっかりしていて勧善懲悪なストーリー、
どれをとってもバートン・テイスト溢れるブラックでコミカルな世界。
『ナイトメア~』よりも強烈なクセが鳴りを潜めているからか、
僕は『ナイトメア~』よりもこっちの方が好きです。
(もっとも、あの「クセ」がバートン流だと、コアなファンは思うかもしれませんが)
ガイコツやクモやゴキブリが画面狭しと踊り狂う世界観は
我慢できない人もいるかもしれないけど、どれも愛らしくて可愛らしい出来。
食わず嫌いは勿体無いよ。
素晴らしかった。8.5点。
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by ginpei_chan | 2005-10-25 17:11 | 映画(た行)
ロアルド・ダールの原作が、'70年代の『夢のチョコレート工場』に続いて2度目の映画化。
今回は、『チャーリーとチョコレート工場』です。
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前回、ウィリー・ウォンカを演じたジーン・ワイルダーに代わって、
(前回は、字幕では「ワンカ」だったので、
 今回「ウォンカ」になっていてちょっと戸惑いました)
今回はウォンカ役はジョニー・デップ!
ジーン・ワイルダーよりも、もっとチャーミングにウィリー・ウォンカを演じていました!
もちろん監督は、ジョニー・デップとは数々のコンビで知られるティム・バートン、
脚本は、『ビッグ・フィッシュ』に続いてバートン作品を担当したジョン・アウグスト、
もちろんもちろん、音楽を担当したのはバートン作品といえばこの人、ダニー・エルフマン!
もう、バートンテイストあふれるファンタジー作品でした。

家は貧乏だけど、とても家族思いで優しく、
ウォンカのチョコレート工場に招待された幸運な少年にフレディ・ハイモア。
彼は、『ネバーランド』でもジョニー・デップと共演した男の子。
この作品の彼の方が、笑顔が可愛くて、とても子供らしい子供でよかった。
そして母親役は監督の私生活のパートナー、ヘレナ・ボナム・カーター。
この人は、こんな役もできるんだなあと改めて感心。
父親役はノア・テイラー。この顔、一度見たら忘れません。(笑)
『シャイン』『ヴァニラ・スカイ』『恋愛天国』などなどなど。
クセのある顔立ちが僕好み。(爆)
それから、キャストにクリストファー・リーが出るのは事前に知っていたんだけど、
映画を観始めてもなかなか出てこない。
映画の中盤に出てきたんですが、けっこう意外な役でしたね。
(どうも、原作にも出てこない、この映画オリジナルの役みたいですね)
チャーリーと同じく、工場に招かれる子供たちやその親も個性的だし、
キャスト陣は、さすがはバートン映画!という感じでイイですねぇ。

それから、この映画の重要なキャスト、ウンパ・ルンパ族ですが、
ミゼット俳優さんが演じていて、大量に出てくるウンパ・ルンパをひとりで担当してます!
これは凄い。
僕は、この作品が、ティム・バートンの手によってリメイクされると知った時点で、
いったいバートンはどうやって、ウンパ・ルンパ族を描くんだろうと興味津々でした。
もちろん、CGで全部描いちゃうというわけでもなく、
ミゼット俳優さんを使ったのは嬉しいし、やはり濃いめの顔立ちの俳優さんが
演じていて、すごく良かったなあ!
前作の『夢のチョコレート工場』のウンパ・ルンパは、
ホントに夢に出てきそうなくらいキモかったんだけど、
今度のウンパ・ルンパもとびっきりキモくて(笑)、そしてダンスが上手!
ウンパ・ルンパ族のダンスは何度か観ることができたんだけど、
すごく楽しくて、座席で立ち上がって、一緒に踊りたくなっちゃったくらい!(≧∇≦)
ほ~んと、すごく良かったです。大満足!

もちろん、チャーリーの家や、ウォンカの工場の至るところに、
バートン映画らしい造形がたくさん見られて、
特に、今ならCGを多用してもおかしくないウォンカの工場を、
しっかりセットを作り込んで描いてくれたのは嬉しかった。
リスがクルミの殻を割る部屋なんてもう涙モノですよ!
よくぞバートン、この映画を撮ってくれた!と感謝感激雨雨降れ降れ八代亜紀!
デップはとてもキュートだし、チャーリーも魅力的だし、
ウンパ・ルンパはサイコーだし、ほんとに久しぶりに映画館で心から楽しめた映画です。
ちょっと甘めだけど、9点!
いいでしょう?チョコレートは甘いお菓子なんだから!(笑)
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by ginpei_chan | 2005-09-20 01:39 | 映画(た行)
ソン・ガンホ主演の『大統領の理髪師』
僕にとっての韓流四天王とは、
ソン・ガンホ、チェ・ミンシク、ペ・ドゥナ、チェ・ムベです。(笑)
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韓国の近代史を背景に、大統領官邸のある町の一介の理髪師が、
大統領専属の理髪師になり、歴史の大きな波に飲み込まれていく、
な~んて大仰に書いてみたけど、中身はそんなにシリアスでもなく、
コメディタッチでちょっと笑える、そして最後にホロッとくる、いい映画です。

写真でも分かるように、シリアスガンちゃんというよりは、
ちょっと頼りなさげな風貌で、近作のシリアスガンちゃんとは一線を画す
独特のコメディ演技を楽しむことができます。
しがない理髪師が、大統領専属に(半ば無理矢理)させられ、
大統領の顔剃りに失敗したり、息子が昼食会で大統領の息子をどついたり(笑)、
警護部長と情報部長の確執に巻き込まれたり、下痢が原因で息子が拷問されたり、
それはもう波乱万丈な人生を送っていく。
また、後半、息子の足を治すために東奔西走したり、
コッソリと大統領の肖像画の目玉を削ったり、
クーデター後の新大統領と対峙したときのシーンなど、
ちょっとホロッとさせられるあたりは上手かったなあ。
映像も、脇役の人たちの演技もしっかりしているんですが、
名優ソン・ガンホを2時間まるまる堪能できる傑作です。
きっと、韓国人なら、祖国の近代史に重ね合わせて楽しむことができるんだろうなあ。
僕は、韓国の歴史にあまり詳しくないのが残念なところ。
でも、韓国映画ファンは必見の作品です。8.5点。
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by ginpei_chan | 2005-08-23 09:31 | 映画(た行)
崔洋一が、梁石日の原作を映画化した『血と骨』
主演はビートたけし、共演が鈴木京香、オダギリジョー、田畑智子、新井浩文のほか、
松重豊、柏原収史、寺島進、国村隼、塩見三省、濱田マリなど豪華キャスト。
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ストーリーは、大正の時代に、韓国・済州島から大阪に渡ってきた労働者の金俊平が、
その類稀な肉体の強さと強欲と凶暴さで大阪・生野でのし上がり、
見初めた女を強姦して孕ませ、後に妻や子供など自分の家族や、
周囲の人間と確執を起こしながら力強く生き抜いていくというもの。

とにかく、見ものは、ビートたけしが迫真の演技を見せた金俊平の生き様。
もともと893役を得意とするビートたけしだけど、
今回の金俊平という、893ではないが、混沌の時代を生き抜いた怪物を演じるという方が
ハマり役だったんじゃないかなあと思いました。
競演陣も良かったけど、オダギリジョーをもっと観たかったな、という感じ。
もっと大きな役だと思っていたので残念でした。
オダギリジョーは、『この世の外へ』もそうでしたが、
この時代の若者を演じるのがとてもハマりますね。
それから、鈴木京香は、去年の映画賞などで絶賛されてたみたいだけど、
そこまで凄くもなかったかなと思いました。
でも、大阪の50年くらいの歴史を描いた物語と映像は興味深い。
今でも、市場がとても活気があって、焼肉が美味しい街ですが、
その生野の過去の姿がこんなんだったんだなあと、とても面白かったです。
(そういえば、『夜を賭けて』も舞台が生野だったっけ??)

崔洋一監督作品については、個人的には、
『刑務所の中』『マークスの山』の方が好きかな。
でも、去年の日本映画を代表する作品ということでは異論はないです。
(いや、それでも、『誰も知らない』の方が・・・(笑))
7.5点。
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by ginpei_chan | 2005-08-15 22:35 | 映画(た行)
宮沢りえと原田芳雄の(ほぼ)二人芝居、『父と暮せば』
監督は黒木和雄。戦争モノを多く手がけてきた監督のようです。
『美しい夏キリシマ』も、この監督の作品。
早く観たいんだけど、まだ観れていません。
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観ていて、「舞台っぽいな~」と思って、後で調べたら、やっぱり舞台作品でした。
映画版は、それに、少し視覚効果を足してみた感じでしょうか。

広島に落ちた原爆を生き延びた美津江が、父と家で会話を交わす、
本編のほとんどはそんなシーンで構成されてます。
美津江が出会った大学院生の木下という青年が出てきますが、ほんの少しだけ。
ほとんどが、美津江と父の二人芝居です。
しかし、この二人芝居、ちょっとワケあり。
映画を観始めてしばらくすると、そのワケが分かります。

しかし、この宮沢りえと原田芳雄の父娘の会話というか、そのかけあいが素晴らしい。
とても楽しくて、でもちょっと切なくて、
父の思い、娘の思い、心の動き、それらがとても上手く表現されてます。
原田芳雄は言わずもがなですが、宮沢りえって、本当にいい役者さんになりましたね・・・
原田芳雄も、宮沢りえも、広島弁を(たぶん)完全にマスターしていて凄い。
本当にいい。アイドル時代から見ている僕の世代からすると感慨深いです。

美津江は父に、勤め先の図書館で出会った木下という青年の話をして、
父は美津江に、恋をするように励ますけど、美津江はそれを拒み続ける。
次第に美津江は、恋を避ける訳と、父への思いを吐き出す。
このへんの心の揺れを表現できるのは、本当に宮沢りえだけじゃないかと思ってしまう。
そしてそれを聞いた父が映画のラストで家を出ていくシーンがとても鮮やか!
こんなに素晴らしい映画なのに、あまり話題にならないなんて!
観ないと勿体無いですよ、コレ。
久々に9点です。
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by ginpei_chan | 2005-08-08 00:04 | 映画(た行)
金城一紀原作&脚本、岡田准一と堤真一主演の『フライ、ダディ、フライ』
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目に入れても痛くない一人娘を不良に暴行されたマイホームパパが
不良高校生に復讐するために、ケンカの強い高校生に弟子入りして特訓するという物語。

堤真一が、ダサいオッサンを演じるというのはムリがあるのでは?
とも思ったんだけど、どうしてなかなか堤真一、説得力あるなあ。
まあ、ダサいジャージはコメディですから。(笑)

それに、岡田准一は本当にイイ!(・∀・)
イキナリ話がズレますが、僕が現在、若手の芸能人で、
一番スターだなと思える人→堂本光一、
一番いい役者だなと思える人→岡田准一なのです。
奇しくも両方ジャニですが(笑)、岡田准一というのは本当にスクリーン映えする役者です。
ビジュアルが美しくて、声がカッコよくて、立ち振る舞いが美しい。
『東京タワー』は、ストーリーやディテールはアレですが、
黒木瞳と岡田准一なんて、今一番美しいものをフィルムに焼き付けちゃった
ほんとに大した映画だよ。
この映画でも、彼の「鷹の舞」など、ダイナミックで美しい彼の姿が堪能できます。
(あ、僕にはゲイ的視点はないと思うんですけど・・・(笑))

この映画、他にも、須藤元気の怪演にワクワクしたり、
娘役の星井七瀬にモエたり(笑)、
バスの乗客(+運転手)連中のシーンに笑わせられたり、
映画としても、最後までワクワクして飽きさせないし、
何より、徐々にスンシンと一(堤)との関係に新たな感情が生まれたり、
とても見応えのある映画でした。

そして、この映画のタイトルである、「フライ、ダディ、フライ」。
そのコトバがクライマックスで聞こえたとき、心の中で拍手しちゃいましたよ、僕。(笑)
このラストは爽快です!

この映画、エンディングテーマが、ミスチルの新曲だということも話題だったけど、
正直、劇場のスピーカーでは音が割れてて最悪でした。(笑)
そのへんはマイナス点だったけど、邦画としては久々のヒットだったかな。
8点です。
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by ginpei_chan | 2005-07-26 02:18 | 映画(た行)