『かもめ食堂』のスタッフ、キャストが再結集した『めがね』を観ました。
監督は荻上直子、主演は小林聡美。
共演はもたいまさこ、光石研、市川実日子、加瀬亮、薬師丸ひろ子。
そうですねぇ、面白かったです。
相変わらず、『かもめ食堂』のようなユル~い感じで。
水曜日に観に行ったからか、女性客が多かったんだけど、
劇場には、奥さんの付き添いなのか、男性客もちらほら。
でも、途中でオッサンの大きないびきが聞こえてきたり、
僕のちょうど斜め後ろのオッサンは、途中から飽きたのかずっとそわそわ動くし。
男性客にはちょっと退屈な映画だったかもしれません。
僕は、睡眠もバッチリで臨んだので、(笑)
最後までユル~い世界に浸って楽しむことができましたよ。
前作ともいえる『かもめ食堂』との違いをいうと、
今回は、主演の小林聡美さんの映画というよりは、
もたいまさこさんの映画だったかな、と。
より彼女のキャラクター、存在感、たたずまいに焦点が当たっていたように感じました。
それから、前作では「何も起きない」ことが良かったように思えたのですが、
今回は最初から、主役のタエコ(小林聡美)の旅の目的や、
もたいさんの謎、タエコとヨモギ(加瀬亮)の関係など、
いろいろ謎な部分を観客に与えながらの進行だったなあ。
なので、妙に考えさせる余地があって、
若干それが邪魔に感じました。
あの、『かもめ食堂』の、考える余地もなく、シンプルで、
それでいて何も起きないまま進行して終わっていく感じを期待していたので
それはちょっと肩透かしを食らいました。
あと、もたいさんのメルシー体操、作りこまれててすごく面白かった。
若干狙いすぎな感もするのですが、なんかやってみたくなる。(笑)
それから、今回も、スクリーンにたくさんの食べ物が登場。
与論島を舞台にしているわりには、ヘンに南国風の食べ物を登場させずに
ほんとにありきたりの食事をたくさん映していたのに感心しました。
どれも美味しそうで、前作に続いて楽しめた部分ですね。
単なる消え物に終わらない、存在感のある登場人物って感じです。
あと、とても目を引いたのが、カメラの構図ですね。
僕は、全然専門的なことなんて分からないんだけど、
たまに、すごく抜群に惹かれる構図があるんです。
カメラがどこを写していて、どこに人物が配置されてて、という。
「ハマダ」の食堂や、浜辺のサクラさんの氷屋さん、
それが長回しになっていたりするんだけど、
ドキッとするくらいスクリーンに目が奪われる。
そんなシーンがいくつかあって、素晴らしいなと思いました。
それと、撮影に関しては、奇跡的にも思えたコージ(犬です(笑))の演出。
なんか、それとなく、スクリーンの端に現れて、ちょっと見切れたり、
ちょこちょこと現れては歩いて消えていったり、
本編とは関係ないんだけど、可笑しくて笑ってしまいました。(笑)
きっと、犬なんだし、狙って演出したのではないと思うんだけど、
奇跡的に楽しかったなあ。
南国の海や島の景色も美しく、のどかでゆる~い雰囲気。
穏やかな気持ちになれる作品です。
僕は前作『かもめ食堂』は傑作だと思っているので、
それにはちょっと及ばないけど、楽しい作品でした。
8点。
映画を観終わってから...毎朝梅干を食べてます。(笑)
「梅はその日の難逃れ」ってね♪
監督は荻上直子、主演は小林聡美。
共演はもたいまさこ、光石研、市川実日子、加瀬亮、薬師丸ひろ子。
そうですねぇ、面白かったです。
相変わらず、『かもめ食堂』のようなユル~い感じで。
水曜日に観に行ったからか、女性客が多かったんだけど、
劇場には、奥さんの付き添いなのか、男性客もちらほら。
でも、途中でオッサンの大きないびきが聞こえてきたり、
僕のちょうど斜め後ろのオッサンは、途中から飽きたのかずっとそわそわ動くし。
男性客にはちょっと退屈な映画だったかもしれません。
僕は、睡眠もバッチリで臨んだので、(笑)
最後までユル~い世界に浸って楽しむことができましたよ。
前作ともいえる『かもめ食堂』との違いをいうと、
今回は、主演の小林聡美さんの映画というよりは、
もたいまさこさんの映画だったかな、と。
より彼女のキャラクター、存在感、たたずまいに焦点が当たっていたように感じました。
それから、前作では「何も起きない」ことが良かったように思えたのですが、
今回は最初から、主役のタエコ(小林聡美)の旅の目的や、
もたいさんの謎、タエコとヨモギ(加瀬亮)の関係など、
いろいろ謎な部分を観客に与えながらの進行だったなあ。
なので、妙に考えさせる余地があって、
若干それが邪魔に感じました。
あの、『かもめ食堂』の、考える余地もなく、シンプルで、
それでいて何も起きないまま進行して終わっていく感じを期待していたので
それはちょっと肩透かしを食らいました。
あと、もたいさんのメルシー体操、作りこまれててすごく面白かった。
若干狙いすぎな感もするのですが、なんかやってみたくなる。(笑)
それから、今回も、スクリーンにたくさんの食べ物が登場。
与論島を舞台にしているわりには、ヘンに南国風の食べ物を登場させずに
ほんとにありきたりの食事をたくさん映していたのに感心しました。
どれも美味しそうで、前作に続いて楽しめた部分ですね。
単なる消え物に終わらない、存在感のある登場人物って感じです。
あと、とても目を引いたのが、カメラの構図ですね。
僕は、全然専門的なことなんて分からないんだけど、
たまに、すごく抜群に惹かれる構図があるんです。
カメラがどこを写していて、どこに人物が配置されてて、という。
「ハマダ」の食堂や、浜辺のサクラさんの氷屋さん、
それが長回しになっていたりするんだけど、
ドキッとするくらいスクリーンに目が奪われる。
そんなシーンがいくつかあって、素晴らしいなと思いました。
それと、撮影に関しては、奇跡的にも思えたコージ(犬です(笑))の演出。
なんか、それとなく、スクリーンの端に現れて、ちょっと見切れたり、
ちょこちょこと現れては歩いて消えていったり、
本編とは関係ないんだけど、可笑しくて笑ってしまいました。(笑)
きっと、犬なんだし、狙って演出したのではないと思うんだけど、
奇跡的に楽しかったなあ。
南国の海や島の景色も美しく、のどかでゆる~い雰囲気。
穏やかな気持ちになれる作品です。
僕は前作『かもめ食堂』は傑作だと思っているので、
それにはちょっと及ばないけど、楽しい作品でした。
8点。
映画を観終わってから...毎朝梅干を食べてます。(笑)
「梅はその日の難逃れ」ってね♪
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by ginpei_chan
| 2007-09-28 10:39
| 映画(ま行)